大学時代に株式会社FAKEで約3年間の長期インターンを経験し、新卒でリクルートへ入社。現在はフリーランスのデザイナーとして独立し、第一線で活躍を続ける彼だが、最初からビジネスに通用するデザインスキルを持っていたわけではない。
大学2年の頃、実務経験ゼロでFAKEに飛び込んだ彼は、いかにして「戦略がわかるデザイナー」へと成長を遂げたのか。
画面を作るだけの学生デザイナーから抜け出し、他者と圧倒的な差別化を図るに至った、FAKEでの3年間の軌跡に迫っていきたい。
少年時代、遊び道具だったスマホからUIUXの道へ。
ーーデザイナーを目指したきっかけを教えてください。
最初のきっかけは少年時代、遊びの延長としてスマホと触れ合っていたことです。ゲームやSNS、高校時代にはアフィリエイトなど、常にデジタルサービスが身近にある環境で育ちました。
一人のヘビーユーザーとして様々なアプリに触れるうち、「このアプリ、こういう機能があったら面白いのに」「こんな仕様の方が使いやすそう」と、自然と考えるようになっていました。関心を広げるための選択肢として、芝浦工業大学のデザイン工学部、UIUXデザイン選考に進みました。
ーーそこからどのようにしてFAKEと出会ったのでしょうか?
学校の授業で学術的なアプローチやAdobe XDなどのツールに触れる中で、「学んだことを実際の業務に落とし込んでみたい」という気持ちが強くなりました。
コロナでの外出が制限され、時間ができたことをきっかけに、自分の時間をデザインに注ぎ込むことを決意しました。
しかし、当時は実務未経験の大学2年生。受け入れてくれるデザイン系のインターン先は限られており、そんな中で出会ったのがFAKEだったんです。
不安もありましたが、「とにかく仕事をしてみたい」という熱意が勝り、リモートでのフルタイムインターンとして飛び込みました。
プロとの圧倒的な差に驚愕。ひたすら手を動かし続けた。
ーージョインしてみてどうでしたか?
ジョインした初日から、クライアントにプレゼンするためのデザインデータを作成しました。
自分のアウトプットに対して、パートナーからフィードバックをいただくのですが、パートナーの作業スピードや考え方を目の当たりにし、自分との圧倒的なギャップに驚愕しました。自分の全力のアウトプットが、10分の1以下の時間で見る見るうちに改善されていくんです。
デザインスキルだけでなく、論理的思考力もないことに気がつきました。
ーーどのようにして乗り越えましたか?
デザインに関しては、とにかく画面を複製(duplicate)して無数のパターンを出し、その中から良いものをピックアップしていけるようにしました。
考え方に関しては、思考を可視化するためにFigma上にすべてを書き出し、整理していきました。パートナーの背中を見ながら、その差をいかに縮めるかを考え、手を動かし続ける日々だったと思います。
独学でデザインを学んでいた頃と比べて、圧倒的に成長角度が大きかったです。
デザインだけではない。ビジネス力やディレクションまで幅広く経験できた。
ーーFKでの経験を通じて、どのような成長を実感していますか?
様々な業界のプロフェッショナルと一緒に仕事することで、デザイン以外のスキルも幅広く吸収することが出来ました。
ミーティング内でいかに議論を着地させるかという「即興力」。そして、本番で100%出し切るための「事前準備の徹底」。これらは現場で痛いほど学びました。
中でも、パートナーと毎週1on1を組ませて頂いた時間は濃厚でした。PDCAをいかに効率的に回していくか、円滑で気持ちのいいコミュニケーションの行い方、リードデザイナーとしての心構えや振る舞い方など、ビジネスマンとして、そして人間としての能力の成長にも繋がったと思います。
また、インターン後半になると、後輩の学生インターンが入ってきました。後輩たちをどう手離れさせていくか。品質を落とさずにどこまで任せるべきか。いざという時に自分が巻き取る場合のスケジュール管理はどうするか。学生でありながら、マネジメントやディレクションの領域まで踏み込んだ経験ができたと思っています。
学生から「戦略がわかるデザイナー」へ。「とりあえずやってみる」が成長の鍵
ーーリクルートに入社されたとのことですが、就活はどのように行いましたか?
就活という就活は、実はしていなかったんです。
デザイナー向けプラットフォームで自身のアウトプットや経験談を発信していたところ、企業から声をかけていただきました。
ーーFAKEでの経験が影響したのでしょうか?
はい、FAKEでの経験を経たことで、他の学生と明確な差別化ができたと思います。
ただ「こんなデザインを作りました」ではなく、その背景にある課題やプロセスを論理的に説明することができました。経営状況を踏まえ、自分だったらどう切り込むかという上段からの提案ができたのは、間違いなくFAKEでビジネス視点でのデザインを叩き込まれたからです。
ーー最後に、どんな人にFAKEのインターンをおすすめしたいですか?
「とりあえずやってみる(Just Move)」の精神を持っている人ですね。
今、業界で求められているのは、ただ言われたものを作る人ではなく、戦略がわかるデザイナーや、自主的に動けるデザイナーです。
FAKEは、自分の力で達成できる最大限のタスクを任せてくれる、かつ、本当に実力不足の部分はフォローしてくれるメンバーがいます。
何度もチャレンジできる土壌が整っているので、成長痛を感じながら実力をつけたい人には、これ以上ない環境だと思います。