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経営者に感謝される「財務顧問」サービスとは(前編)。

なぜ、税理士事務所が、経営者の課題解決をするのか?

税理士法人ナナイロは、麹町駅徒歩1分にある「オシャレなオフィス」と「在宅リモートオフィス」のハイブリッド型会計事務所です。

会社の財務数値を全て把握し、定期的に経営者とコミュニケーションをとれる、税理士事務所という外部の立ち位置にいるからこそ、経営者の課題解決を手助けできる、最適な存在であると考えます。

そんな信念の元で、税務顧問サービス財務顧問サービスを主に提供しています。

ナナイロは成長途上ではありますが、常に経営者の課題解決に資する「かかりつけ医」でありたいと願っており、日々サービス研究や自己研鑽をするメンバー達が運営しています。

30名近くカジュアル面談をしてきた中で、

「試算表の納品だけではなく、社長の役に立つサービスを提供したい。キャリアアップできる環境で仕事をしたい。」

といったお悩みをよく聞きます。

そんな悩みを抱える方に、ナナイロが目指す「かかりつけ医」の一例をご紹介したいと思います。

業務部の先輩コンサルタントは、何をやっているのか?

【ナナイロパープルの1日(前編)】

税理士法人ナナイロの代表電話に外部着信が入る。

『虹色物流サービスの社長の佐藤です。折り入ってご相談があるのですが・・・』

ナナイロでは、それぞれの勤務時間の約8割を、在宅勤務でのリモートワークによっている。そのため、外部から電話が入ると、fondeskという電話代行サービスが、Chatworkスレッド「fondesk@税理士法人ナナイロ」へタイムリーに伝言メッセージを流してくれる。

ナナイロパープルは、在宅勤務日の昼休み、コーヒーをドリップしている途中で、貸与されているiPhoneで電話代行が投稿したチャットメッセージを横目で眺めた。「懐かしいなぁ、随分昔に代表が405事業で関与していたお客様じゃない・・・」

「405事業」とは、経営改善計画策定支援の通称であり、金融支援を伴う本格的な経営改善の取組みが必要な中小企業・小規模事業を対象として、認定経営革新等支援機関が経営改善計画の策定を支援し、経営改善の取組みを促すプロジェクトのことを指す。ナナイロの代表2人は、リーマン・ブラザーズ日本法人の民事再生手続を長年手がけるなど、事業再生案件が割と得意だ。


パープルはコーヒーカップを探しながら、自分の記憶を探ってみる。「たしか、405事業のお陰で金融支援を受けて、今では金融取引も正常化していたはずよね。仙台の地元の税理士がずっと顧問についていたはずだけど、どうしたのかしら?」

夕方になって、Chatwork上で代表からのメッセージが届く。ナナイロの業務はChatworkを中心に、テキストベースのコミュニケーションが非常に多い。タイピング速度も重要なスキルになる。

「未読が溜まってしまう前に、目の前のタスクを片付けなければ・・・、明後日の15時に、虹色物流サービスの件を事務所で打合せできないか、ですって?」 パープルは、自分の知らないところで、何かが動きだしている予感がするな、と思いながら、代表にOKの返事を送った。

と同時に、Mykomon上に登録された代表の業務報告書を開く。「14:06~14:30の間、佐藤社長と電話をしているようね。『組織メンバーの財務力をアップするために、自社の経営会議をサポートして欲しい。『打合せをしたうえで業務の提案をご希望』ということは、何かしらのプロジェクトが発生しそうなのかしら?」


パープルが久しぶりに出社した事務所は、相変わらずガランとしている。本日のオフィス出社は自分と代表を入れて4名。14名の役職員がいるとは到底思えない。ハイブリッド型の勤務体制がなせる業だろう。

代表が少し遅れて事務所に戻ってきたため、打合せが予定よりも遅れてスタートし、代表から詳しい情報共有を受ける。やはり、こういったコミュニケーションは、対面の方がスムーズだ。

『佐藤社長によると、業績自体は最高益を出して順調なんだけど、経営幹部にもっと主体的に動いてもらいたいと感じているようなんだ。ナナイロとして、どのような支援ができるか、考えたいと思っている。』『おそらく、財務顧問サービスを提供して、組織の財務力を強くする手伝いをしていくのが良いと考えているんだが・・』


パープルも、概ね代表の考えに同意見だった。

PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)/Adjust(調整)の4つのプロセスを繰り返し行うことで、業務効率を改善するための使い古されたフレームワークだが、パープルとしては、本質を突いていると感じている。目標を立てたうえで、ギャップを見ながら、行動を変えていかないと組織が成長しないのは、前職の会社や、今のナナイロを見ても、実体験から良くわかる。

「おそらく財務数値の理解が不足していて、P/Lしか見られずに、B/SやC/Sまで活用できていないか、P/Lも部門別損益が管理できていない、中小企業『あるある』じゃないかしら。この前、freee Advisor Day2023に出店していた経営支援クラウドbixidをうまく活用できるかも・・・」


パープルは、代表との1時間の打ち合わせで、今後の方向性を固めた。

・​経営計画を達成するために、どのような行動計画を設定すれば良いか、経営幹部が実行できるようにすること

・経営幹部の会議を使って、財務顧問サービスを提供していくこと(部門数字を作って、最終的には日々のアクションプランに結びつけられるように)

・経営幹部の会議を「デザインするための会議」を、社長や役員と設定し、社長とのイメージのズレを防ぐこと

財務顧問サービスを提供することで、虹色物流サービスの組織メンバーの財務力をアップさせるミッション。カスタムメイドの部分も多いが、自分が納得できるサービスを提供するイメージも持てている。腕がなるってやつだ。

家路につきながら、パープルは週明けに予定されている、佐藤社長とのオンライン面談でプレゼンする内容をあれこれ考えながら、思った。

『仙台といえば、牛タンよね。せっかくだから、ご当地の美味しい牛タンを食べさせてもらわないと!』

【後編へ続く】



(実際の案件とは事実関係を変えてフィクションとして紹介しております。税理士法人ナナイロの現場の雰囲気を感じていただけますと幸甚です。)

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