Hawkings株式会社 代表の高橋です。
AXCIを作ろうと思ったきっかけから書きます。かなりシンプルです。
それは、カードの状態評価が、あまりにもバラバラすぎると思ったからです。
鑑定会社ごとにも違う。
ショップごとにも違う。
フリマでは、写真では綺麗に見えたのに、届いてみたら説明と状態が違うこともある。
これは、誰か一人が悪いという話ではありません。
コレクティブルという領域そのものが、希少性、状態、真贋、思い出、市場価格、個人の感覚が絡み合う、とても難しい領域です。
だからこそ、取引や流通の仕組みとして、まだ整えられる余地が大きいと思いました。
もともと、集めることが好きだった
僕はもともと、何かを集めることが好きでした。
カードの魅力は、やっぱりまず「キラキラしていること」だと思っています。
しかも、そのキラキラにも種類があります。派手なキラもあれば、昔のカードにある一部だけ光るようなキラもある。エラーカードのように少し変わったものもあれば、みんなが持っていないレアなカードもある。
でも、レアなカードだけが楽しいわけではありません。
ノーマルカードがあるからこそ、キラカードが出たときに嬉しい。何がトップレアなのかを正確に知らなくても、パックを開ける前の期待感や、自分のカードが増えていく感覚そのものが楽しかった。
今でもよく覚えているのは、10歳ころの誕生日に祖父にトイザらスへ連れて行ってもらったときのことです。
カードの入った缶ボックスを買ってもらったのですが、祖父から「それだけでいいのか」と聞かれました。
普段は、習い事の帰りやご褒美として、親にコンビニで1、2パックずつ買ってもらうことが多かったのですが、その日は追加で10パック以上をわしづかみにして、かごに入れました。
嬉しすぎて、帰りの京王線で鼻血を出してしまったことを覚えています。
今思うと、何が一番価値のあるカードだったのか、どのカードがトップレアだったのかは、ほとんどわかっていなかったと思います。
当時は、今のように綺麗にスリーブに入れて保管していたわけでもありません。昔コロコロについていたデュエマ用のスリーブを、大事に何度も使っていたくらいです。
それでも、とにかく集めることが好きでした。
カードに限らず、コレクションには、人間のかなり根本的な楽しさがあると思っています。
好きなものを集めたい。そばに置いておきたい。並べて眺めたい。自分だけのまとまりを作りたい。
僕の場合、それはカードだけではありませんでした。化石や鉱物、小惑星探査機に夢中になったこともあります。今も続いているものでは、本があります。
ひとつのものを買うというよりも、少しずつ買い集めたり、並べたり、所有していること自体に満足する。
そういう感覚が、コレクションの面白さだと思っています。
大人になって、もう一度コレクションに触れたときに感じた違和感
一方で、大人になって改めてカードやコレクター商品に触れるようになると、別の違和感もありました。
特に、希少なカードやニッチなカードを探すとき、フリマはとても便利です。実際に、僕自身もよく使っています。
でも、写真では綺麗に見えたのに、届いてみると状態が違う。説明と実物が違う。やけに高い値段で買ったのに、あとから考えると相場と合っていなかった。わくわくして買ったカードが、実は偽物だった。
そういうことが、一度だけではありませんでした。
もちろん、すべての出品者に悪意があるわけではありません。
むしろ、多くの場合は、状態の見方や伝え方、写真の撮り方、相場の捉え方が人によって違うことから起きているのだと思います。
だからこれは、単に一人の悪人を探す話ではなく、インフラや流通の問題だと思いました。
カードの状態や価値が、もっとわかりやすく、もっと透明に見える仕組みがあれば、買う人も売る人も、ショップも、もっと安心して取引できるはずです。
AXCIは、AI鑑定そのものが目的ではない
AXCIは、AI鑑定そのものを目的にしているサービスではありません。
AIはあくまで手段です。
本当にやりたいのは、コレクションを楽しむ人、売る人、買う人、ショップ、そして市場全体にとって、状態や価値がより透明に見える世界を作ることです。
高性能なカメラ付きスマートフォンを、今は多くの人が1人1台持っています。
この時代のテクノロジーを使えば、これまで人の感覚や経験に依存していた状態評価を、もっと多くの人にとってわかりやすく、扱いやすいものにできるはずです。
AXCIはまず、ポケモンカードを中心としたトレーディングカードの状態評価から始めています。
カードを買うとき。
売るとき。
コレクションを見返すとき。
誰かのコレクションを見て、いいなと思うとき。
そのすべての場面にAXCIが自然に入ることで、集めることがもっと安全になり、もっと楽しくなり、もっと広がっていく。
僕たちは、そういう世界を作りたいと思っています。
既存の鑑定会社やショップと敵対したいわけではない
AXCIは、PSAをはじめとする既存の鑑定会社を置き換えたいわけではありません。
本格的な鑑定会社には、本格的な鑑定会社の価値があります。
ただ、日常的な売買やコレクションの中で、毎回本格鑑定を使うのは現実的に重い場面もあります。
AXCIが担いたいのは、もっと手前にある日常的な状態確認の領域です。
また、カードショップやおもちゃ屋さんの存在も、とても大切にしています。
実際にお店に行き、いろいろなグッズや、生のキラキラしたカードと出会う体験は、オンラインだけでは代替できません。
棚を見て、カードを見て、思ってもいなかったものに出会う楽しさがあります。
AXCIは、そうした場所を奪うのではなく、ショップへの送客、省力化の支援、データ提供などを通じて、業界全体を支える存在でありたいと考えています。
無料で誰でも気軽に使える、コレクティブル商品のための流通インフラになること。
それが、AXCIの目指している立ち位置です。
権利元と文化へのリスペクト
コンテンツを生み出してきた権利元へのリスペクトも、会社として徹底しています。
権利を侵害したり、ブランドや作品の価値を損なったり、プレイヤーとコレクターの間を不必要に分断したりするようなことは決してしません。
公式が長く大切にしてきたブランドや文化が、さらに永続していくこと。
その中で、コレクターが増え、コレクションを楽しむ体験がより豊かになること。
AXCIは、そうした方向に沿って、二次流通やコレクション体験の領域を補完していきたいと考えています。
使われるほど良くなるサービスにしたい
AXCIでは、まずスマートフォンで誰でも簡単に状態評価できる世界を目指しています。
センタリングだけでなく、傷、白欠け、反り、印刷ズレなど、カードの価値や満足度に関わる要素も、今後もっと見られるようにしていきます。
一方で、スマートフォンだけでは判断が難しい部分があることも理解しています。
そのため、当面は検品センターでしっかり確認する仕組みも組み合わせていきます。
ユーザーやショップがAXCIを使うほど、カード画像や状態データが整い、評価基準が改善され、サービス自体が良くなっていく。
それが、これからのAXCIの姿です。
また、ポケモンカードという身近で奥深い題材を通じて、AI領域の技術力や可能性を広げていく取り組みにも挑戦していきたいと考えています。
ただし、技術は目的ではありません。
技術によって、夢見ている理想の世界が実現することが面白い。
そして、僕たちにはそれができるチームがいる。だから、AXCIを作っています。
名前に込めた思い
AXCIという名前は、「AXIS=軸」という言葉の響きから着想しています。
カードやコレクティブルの価値には、いろいろな軸があります。
希少性、状態、思い出、人気、流通量、持ち主の文脈。
その中でAXCIは、まず状態評価というひとつの軸を、誰でも見られるものにしていきたい。
また、AXCIには「X」や「AI」という文字も含まれています。
テクノロジーによって、これまで曖昧だったものに新しい見方を与える。そういう意味も込めています。
あえて少し初見では読みにくい名前にしたのも、理由があります。
一度覚えると忘れにくく、コレクターの中で少しずつ愛される名前になってほしいと思ったからです。
Hawkingsという会社名にも、意味があります。
鷹には、孤高で、強く、自由なイメージがあります。
世界各地に散らばっている鷹が集まっていくように、強い個人が集まり、大きなことを実現していく会社にしたい。そんな思いでHawkingsにしました。
ただ、gは読まずに「ホーキンス」と読みます。
少し読みにくい名前にしたのは、重力を無視するという意味も込めています。
世の中の通説や一般常識に、必要以上に縛られない。まだ誰も信じていない世界を、本気で作りにいく。
もちろん、法律やモラルは徹底的に守ります。
そのうえで、常識に引っ張られすぎない会社でありたいと思っています。
まだ未完成。でも、もっと楽しくなる
正直に言うと、今のAXCIの機能はまだ不本意です。
もっとできる。
もっと楽しくできる。
もっと、コレクションそのものの体験を変えられると思っています。
AXCIは、まだ始まったばかりです。
これから、もっとデータを整備し、精度を改善し、コレクションがもっと楽しくなる機能を増やしていきます。
カードやコレクションが好きな人には、まず一度使ってみてほしい。
ショップや業界関係者の方とは、一緒により良い市場を作っていきたい。
そして、コンテンツや文化へのリスペクトを前提に、コレクション体験をもっと楽しく、もっと安心できるものにしていきたい。
カードを集めること。
眺めること。
売ること。
買うこと。
誰かのコレクションに魅力を感じること。
そのすべてが、今より少し安全に、少し透明に、そしてもっと楽しくなる世界を作っていきます。
最後に、①
AXCIは、使われるほど良くなるサービスです。
そして、まだ未完成。でも、もっと楽しくなる
だから、みんなと一緒に作っている。
もっと使ってほしいし、もっと意見やFBも欲しい。
そして友達や共通の趣味をもつ友人に広めてほしいと思っています。
AXCIは、最も先進的で世界で一番コレクターに寄り添うサービスであり続ける。
そのために、今より少し安全に、少し透明に、そしてもっと楽しくなる世界を、みなさんと一緒に作っていきます。
これからのAXCIを、楽しみにしていてください。
最後に、②
正直に言うと、今のAXCIの機能はまだ不本意です。
もっとできる。
もっと楽しくできる。
もっと、コレクションそのものの体験を変えられると思っています。
AXCIはまだ始まったばかりです。そして、使われるほど良くなるサービスです。
ユーザーやショップが使うことで、カード画像や状態データが整い、評価するAIのモデルが改善されていく。センタリングだけでなく、傷、白欠け、反り、印刷ズレなど、カードの価値や満足度に関わる要素も、より精度が研ぎ澄まされていきます。
スマートフォンでできることを広げながら、必要な部分では検品センターや人による確認も組み合わせていきます。
だから、AXCIはみなさんと一緒に作っていきたいサービスです。
もっと使ってほしい。
もっと意見やフィードバックもほしい。
そして、友人や同じ趣味を持つ人にも広めてもらえたら嬉しいです。
カードを集めること。
眺めること。
売ること。
買うこと。
お互いのコレクションに魅力を感じ合うこと。
そのすべてが、今より少し安全に、少し透明に、そしてもっと楽しくなる世界を、みなさんと一緒に作っていきます。
そのために、AXCIは、最も先進的で世界で一番コレクターに寄り添うサービスであり続ける。
これからのAXCIを、楽しみにしていてください