みなさん、こんにちは!
ClaN Entertainment広報の吉田です☺︎
ClaNは3月をもって下半期を終え、4月からいよいよ第四期がスタートします。
今回は、大井社長へのインタビューを通じて、2024年度を振り返りながら、第四期へ向けた方針を掘り下げていきます。
ぜひご覧ください✨
Q. 今年1年を振り返り、どのような評価をしていますか??組織文化の面、事業としての側面について教えてください
一言にすると「組織力」が強化された1年でした。マネージャーの数が増えただけでなく、プロジェクトを牽引できるリーダーが増えたことは、会社全体の求心力が高まったことを示しています。また、ClaNのカルチャーを体現できるメンバーが増えてきたことは私自身としても嬉しいことだと思っています。
事業に関しては、今年度は例年に比べ「新しい発表」こそ少なかったものの、一年目・二年目に立ち上げた事業を着実に形にしていくことに重点を置いたことで、組織全体として大きく成長できた一年でした。
Q. 2024年下半期を振り返り、最も印象に残った出来事や最も成長を感じたことは何ですか?
先日、新中期経営計画を全社員に伝える「全社総会」をClaN設立以来初めて行いました。
月に一度、全社員が集まり会社の業績や各事業部の実績やプロジェクトの進捗状況を共有する「全社会」は行っておりましたが、今回の全社総会では、会社の未来やビジョンについて考えたことを形にして全社へ共有するということを目的としました。90分にわたって話続けたのですが、メンバーにとっても様々な角度から会社の現状や将来の事業像について深く考える良い機会になったと思いますし、代表である私だけの視点だけでなく、各事業責任者が見据えるビジョンや今後の目標、そして想いを全社員へ伝える良い機会になったと思います。
Q. 2024年下半期で反響のあったコンテンツは何ですか?
一番大きかったのは日本テレビの地上波番組で明石家さんまさんがVTuberになるという企画を行った時でした。私も出演させていただき、会社としても個人としても反響が大きいのを肌で感じました。
https://www.ntv.co.jp/sanma2024/(出展:誰も知らない明石家さんま 第10弾|日本テレビ)
VTuberはファンベースのコンテンツですが、テレビは幅広い層にリーチできるメディアです。特に今回は、日本を代表するタレントである明石家さんまさんとコラボするということで、VTuberのカルチャーと世の中の方の目線、ある種「相反する」とすら言える要素がどのように掛け合わされるのか、楽しみな反面、不安もありました。
結果として、番組スタッフの皆様や関係者一同による多大なご協力もあり、VTuberファンとテレビ視聴者の双方から「面白かった」「いいコンテンツだった」という声をいただけてとても安心しましたね。エンタメ業界がやはりどんどん成熟してきたことで、以前ならネガティブな反応もあるような異なるジャンルのコラボが、ポジティブに受け入れられるようになったことを実感しました。
そういう意味では、みなさんが想像している半歩先をいったコラボだったからこそ、こういった好意的な反応を得られたように考えています。VTuber業界のエンタメ・メディアにおける現在地を確認する貴重な機会にもなったように思いました。
Q.今後のグローバル展開(海外進出)に関して、進捗や今期新たに取り組んだことについて教えてください!
グローバル展開については絶賛仕込み中、と思っていただければ良いのですが・・・まずは自分自身がVTuber事業や関連事業をグローバルに展開されている方や市場視点の専門知識を有されている方など、100人以上にお会いしてお話を伺うことで、VTuberのグローバルマーケットへの解像度が上がってきたと思っています。
VTuberのグローバルマーケットは2030年ぐらいには2兆円から3兆円の市場になるというレポートが出ており、今後はそういったニーズが姿を表していくといえます。2018年頃にVTuberを初めて見た時に「新しいエンタメとしてめちゃくちゃ跳ねそう」と直感的に感じたことが今現在、海外で起きているという感じです。そういった意味でも、グローバルのマーケットには期待していますし、自分達ができることをしっかりとやって行きたいと思っています。
Q. 改めて、今年海外に足を運んだ際に、過去留学していた時と感じた違いはありましたか?
留学は今から10年ほど前になりますが、アメリカの西海岸に少しだけ住んでいました。その時からの悪い変化としては「日本の存在感が薄くなっている」という点が挙げられます。アジア圏内でも日本よりも勢いのある国々が台頭しており、日本の存在感が薄れているように感じます。
一方で良い変化としては、「日本のコンテンツ力は着実に上がっている」ことですね。例えばアニメを中心に、音楽面でもAdoのワールドツアーや、YOASOBI 「idol」が米ビルボード Global Excl. U.S. にて1位を獲得、Creepy Nutsの “Bling-Bang-Bang-Bornが世界で大ブームを巻き起こしました。これらは全て、キャラクターと紐づいているとも言えるので、それに応じて日本のコンテンツの価値、日本のエンタメ業界の価値っていうのがすごく上がってきているなあと、感じています。
そういった中で次のムーブメントの1つとしてVTuberがあって、そこに挑戦していきたいと考えています。これを通じて、日本のエンタメがより一層存在感を増したらいいな、とも思っています。
Q. 上半期インタビューでは、事務所移転・役員体制の変化などが挙げられました。組織や社員への影響について、今期取り組んだこと、また具体的に感じた変化はありましたか?
今年の自分の中でのテーマは「リーダーを育てる」ということでした。繰り返しにはなりますが、社歴や年齢に関係なく入社後半年〜1年程度のメンバーをリーダーにできたという点では一定の成果があったかなと思っています。
年次関係なく活躍する、と掲げるのは簡単ですが、実際やると古株の人が目立ってきてしまうといったことも起こりえます。3期目に新しくジョインした社員がプロデューサー・プロジェクトリーダー・マネージャーとして活躍し、今後も同様に活躍が期待できるメンバーが複数名いることは、良い循環が生まれている証だと感じています。
Q.次の上半期ひいては来年1年どのような目標を掲げ、どのような挑戦をしていきますか?
ClaNは今年の4月から四期目に入りました。創業からの3年間を踏まえて、新たな経営方針並びに中期経営計画も立てました。
全社総会なども通して、ClaNとしての今後の3年のイメージを描くことができました。そちらを元に、今年度はまず組織として「本部制」を導入しました。組織拡大と共に最適な組織作りをすることで、各事業の課題を解決しつつ、更なる成長を目指します。
新たな中期経営計画のテーマは、「ClaNをIPの総合商社にする」です。VTuberは、今ではその定義が曖昧になるくらい多様な展開を見せていると思います。例えば、アーティスト活動だけを行うVTuberや、2.5次元といわれるバーチャルとリアルを融合した活動を行う存在など、既存のスタイルに留まらない多様な活動が展開されています。そういった状況の中で、ClaNはこれまで培ってきたVTuber業界への知見を最大限活かしつつ、ジャンルに固執せずに、より幅広いIPを取り扱うビジネスを行っていきたいと考えています。
もちろんVTuberもこれまで以上に盛り上げていきたい、という気持ちは変わりませんが、VTuberという枠にとらわれない事業展開や、自分たちが3年間に渡ってためてきた知見やノウハウを生かして、周辺領域にも活用していきたいと考えています。近々、皆様に喜んでいただける大きな発表もできそうなので、楽しみにしていただけたらと思います。
Q. 第四期を迎えるにあたり、これまでの実績を踏まえて、当初から目指してきたビジョンに変化はありましたか?また、同業他社との差別化ができる点は何だと考えていますか?
ビジョンそのものに変化はありません。「人生を変える、エンターテイメントを」というスローガンや、エンタメを通して人生をより豊かにしていきたい、といったものには変わりがありません。
一方で、この3年間多くの企業様やメディア、コンテンツ関係者の皆様とご一緒させていただく中で、業界における「総合商社」的な立場は唯一無二のポジションだなと強く実感しました。さらに、それを国内のみならずグローバルにも展開するということにおいては、他社との明確な差別化になると考えています。だからこそ、そのポジションを突き詰める4年目にしていきたいです。
Q. これからのClaNでは、人材的な視点でどのような人を求めていますか?
これは「チャレンジしたい人」ですね。
今、すべての産業の中でも、IPビジネスは大きな注目を集めて、高い評価を受けている市場です。SONYさんが電子機器からエンタメにシフトして、IPを中心とした事業で大きく伸ばしていたり、ポケモンさんもIPビジネスとしてグローバルな成功を収めています。そして、次に注目すべきはVTuberです。VTuberを中心としたIP総合商社を担っていくのは、業界の中でも唯一無二のポジションだからこそ、大きな挑戦でもあります。
そういった次のステージに向けた環境で、一緒にチャレンジをする仲間を求めています。業界に興味ある、自分のキャリアを切り開きたい、動機は皆さんそれぞれのきっかけで構いませんが、自分自身の行動に対する熱量の高い方と是非一緒にお仕事をしたいと思っております。
Q. では、最後に今後、社員全体に期待することは何ですか?また、それを踏まえて第四期を迎えるにあたり、社員の皆さんへメッセージをお願いします。
私が常に思っているのは10年後、20年後に振り返った時に「ClaNに入社して良かった」と思えるような仕事をしてほしい、ということです。ClaNでの経験が、人生を良い方向に導いたと感じてもらえることが、私にとって何よりの幸せです。
だからこそ、組織のフェーズやタイミングを見計らいながら、直接伝えることもありますし、間接的に伝えることもしていますが、私はClaNの事業に関わる全ての従業員一人ひとりに期待をしています。
そして、ClaNのバリューにもありますが、仕事を行う際には常に「熱狂」して、取り組んで欲しいですね。
熱量と成果は相関関係があると思っていて、組織が拡大していく中でも、「熱量」高く仕事へ取り組んでいる仲間が増えると、組織全体も追い風が吹くと信じています。
第四期を迎える今こそ、どれだけ熱意を持って仕事に取り組めるかが重要だと考えているので、会社全体で情熱を燃やせる環境づくりに尽力したいです。
従業員一同、明るく楽しく、常に熱量高く行動していきたいと思っています!
いかがでしたでしょうか?
第四期に入るからこそ、『業界の総合商社』という唯一無二のポジションを築いているClaNならではの様々な目標があり、次の中期経営計画に入る今だからこそできることを一つひとつ進めて参ります🌱
私たちと共に、日本のエンターテイメントを “セカイへ” 届ける志を持った方々の応募をお待ちしております!
ご一読いただき、ありがとうございました☺︎
インタビュアー:ClaN Entertainment 広報
執筆・編集:吉田るな / ClaN Entertainment 広報