~ウィルク株式会社 小田島朋花さんインタビュー~
約8,000km離れたフィンランドから、なぜ彼女は名古屋のスタートアップを選んだのでしょうか。
看護の現場・社会学を学んできた彼女が辿り着いたのは、「雇用を通じて社会価値を持続的に創造する」というウィルクのミッションでした。
👤 小田島朋花(こだしま ともか)
フィンランド在住歴10年以上。看護学・社会科学の学びを経て、ウィルク株式会社にインターンとしてジョイン!現在は、マーケティングの実務を中心に注力しています。
- 底辺から始まったフィンランドの日々
▶ フィンランドとの出会いは?
高校の交換留学で渡ったのが最初です。多言語話者になることが小さいころからの夢だったので、英語と非英語言語を同時に伸ばせる国と考えたときに、北欧が思いつきました。フィンランドに決めたのは直観です(笑)
日本にいるときは、学校での勉強で特に苦労したことはなかったので、フィンランドに行っても同じようにやれる、と思っていたんです。でも全然違いました。渡芬早々、自分の甘さに気づきましたね(笑)
「フィンランドで、はじめて『底辺』を味わいました。」
慣れない言語での、小論文、ディスカッション、プレゼンテーションの日々・・・・日本の学校では経験したことがないことばかりで、自分が何も知らないことを突きつけられました。悔しかったし、だからこそ「できるようになりたい」という気持ちが強くなりました。
帰国の予定をキャンセルして、現地の高校への編入試験を受けました。合格できて、そこからフィンランドでの高校生活が再スタートしました。
▶ なぜ看護師に?社会学に興味を持った背景は?
高校在学中は、卒業試験のことばかり考えていたので、卒業後のことをあまり考えていませんでした。母に相談したら「手に職をつければ」とアドバイスをもらったので、母と同じ看護師の道を選びました。
大学3年目にちょうどパンデミックがはじまり、卒業後すぐ病棟で働くことになりました。コロナ禍の病棟は本当に働いている人がみんなピリピリしていました。感染者を病棟から出さないように、防護服を着て、マスクをつけていました。
コロナ禍は、医療従事者が社会にいかに不可欠な存在であるかを世の中が再認識する大きな転換点となったと感じます。
しかし、「自分たちの命をかけて、命を守るために働いているのに、なぜ看護師の給料はこんなに低いのだろう。」「なにか構造的な仕組みがあるのでは?」という疑問を常に抱いていました。社会構造などを体系的に学ぶために、大学に再入学して社会学を3年間学びました。
- Wantedlyとの出会い
▶ Wantedlyを使い始めたきっかけは?
友人からの勧めです。「スタートアップを探すならWantedlyがいい」と言われて。
海外大卒専門のエージェントにも相談してみたのですが、私のやりたいことがかなりニッチだったことに加え、新卒とも中途とも言い切れない立ち位置だったこともあり、既存の枠組みではなかなかマッチングが難しかったようです(笑)
そうした経緯から、 型にはまらない価値観や多様なバックグラウンドに寛容なスタートアップを中心に探せるWantedlyを使って就活をしていました。
▶ Wantedlyの何が良かったですか?
一番は「話を聞きに行きたい」ボタンですかね。
他の媒体には給与や福利厚生が書いてありますが、Wantedlyにはそれがありません。Wantedlyでは、理念やストーリーに共感した上で気軽に「話を聞きに行く」ことができます。カジュアル面談では、直接社員さんと話すことができるので、会社の雰囲気を少し感じることもできますし、マンツーマンで話をできるのも魅力です。
私の場合、Wantedlyを使い始めてから1週間も経たないうちに、ウィルクの求人を見つけました。
- 「この会社、いいな」と思った瞬間
▶ ウィルクを見たときの第一印象は?
採用支援と福祉という二つの違う領域を横断的に手がけているところがすごく気になりました。看護師として医療の現場を見てきた自分のバックグラウンドが活かせるかもしれない、と感じました。
▶ 他の求人と何が違いましたか?
ウィルクの求人は、他の求人よりミッション・ビジョン・バリューが全面に出ていました。ミッション・ビジョン・バリューが全体に浸透している会社は、社員が意思決定しやすいと思いますし、魅力に感じます。
- 入社後のリアル
▶ 実際に働いてみてどうでしたか?
人事・採用未経験でのスタートだったため、「自分に何ができるのだろう」と不安を感じる毎日でした。 周囲のサポートを糧に、現在は、未経験の業務であっても「まずはやってみる!」という意気込みを大切に、実務を通じて一つひとつ着実に経験を積み上げています。
最初は、コンサル部門からスタートし、現在はマーケティング分野を中心に、メルマガの運用やWantedlyの記事執筆にも携わっています。
「何でもやってみよう」という気持ちが大事だと、入ってから実感しています。
▶ 「この会社を選んで正解だった」と感じた場面は?
当初は、異文化圏での生活が長い自分が発言をすることによって、周囲を困惑させてしまうのではないか、とどこか遠慮している部分がありました。しかし、対話を重ねる中で、社長や取締役から「もっと尖っていいんだよ」と言っていただけたことが大きな転換点になりました。それを機に、違う文化圏で培った自分ならではの視点を「ノイズ」ではなく「価値」だと捉えられるようになり、自分のアイデアを出すことにようやく自信が持てるようになりました。
▶ 日本とフィンランドの採用の違いで驚いたことは?
日本の求人媒体の数の多さに驚きました。私の知る限りでは、スタートアップなどを中心に掲載しているWantedlyのような媒体はフィンランドには存在しません。採用の形式も全然違います。フィンランドはジョブ型採用がメインです。また、最近は「匿名採用(アノニマス採用)」も増えています。
日本の採用はジョブ型ではないため、未経験でも会社が一から育ててくれる文化がありますよね。特にスタートアップは、学歴や経験よりもやる気・熱量・素直さを大切にしてくれます。すごくいい文化だなと思います。
▶ ウィルクでこれからやりたいことは?
組織内の社員のウェルビーイングに、もっと深く関わっていきたいです。組織のウェルビーング設計者として、企業や組織の中で「人が健康に、幸せに働ける仕組み」を作りたいと思っています。実際に、大企業では「EAP(従業員支援プログラム)」のような役割が増えています。制度設計・メンタルヘルス施策・組織文化の変革を通して、労働者の健康と幸せを守るプロフェッショナルになりたいですね。
── 小田島朋花