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価値を共創する。ブランディングパートナーとしてジェイスリーが大切にしている考えとは?

1986年、4名のクリエイターがクリエイティブに特化した広告制作会社として創業したジェイスリー。創業以来、37年にわたって企画やデザイン、編集力を活かし、上場企業や中小企業、スタートアップ、自治体などお客さまの課題解決にクリエイティブの力で応えてきました。

現在はクリエイティブ主体の事業からブランディング事業を展開する会社へと成長を遂げ、ブランディングエージェントとして企業価値の向上を上流から支援しています。

今回は代表取締役社長の足立功治、取締役の中川桜に、お客さまにとってどのような存在でありたいのか、またどんな人材が求められるのかをお聞きしました。


足立 功治/代表取締役社長
インフォメーションデザインを主軸にキャリアをスタートし、インターネット創成期において大手企業サイトやECポータルサイト、WEBプロモーションの企画・プロデュースを数多く手掛ける。現在はBtoB企業やスタートアップ、自治体の課題に対してブランディングとDXの知見を活かしコンサルタントとして活動している。2020年より代表取締役社長に就任。


中川 桜/取締役
1998年よりカタログやSPツール制作中心の制作会社にてデザイナーとしてのキャリアをスタート、2000年にジェイスリー入社後本格的にエディトリアルデザインの業務にどっぷり浸かり、多数の月刊誌、旅行系雑誌やムックのアートディレクターを歴任。現在の活動は、WEBメディアの企画や制作ディレクション、インナーブランディングのコンサルなど、クライアントの課題解決のための改善提案立案およびコンサルテーション業務まで多岐にわたる。座右の銘は「自分の感受性くらい、自分で守ればかものよ」

培ってきた価値の源泉をたどり可視化するチカラ

足立さんが創業者で前代表から引き継いで代表に就任したのは、2020年。創業時に掲げられた「人が、ヒトと、ひとへできることを大切にしていこう。」という企業理念を体現するべく、足立さんは新生ジェイスリーとしてコンセプトやミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を新たに掲げました。創業者や携わってきた人たちへのリスペクトと共に、「お客さま、エンドユーザー、ジェイスリーの3者が幸福を得られることを普遍的な価値として大切にしたいから」と事業活動をMVVとして言語化した背景を説明します。 

◆ブランドコンセプト:ものごとの本質を見極め、可視化して価値を伝える
◆ミッション:正しく整えて、正しく伝える
◆ビジョン:価値を共創するブランディングパートナー
◆バリュー:ブランディングを通じて道しるべとなり、成功へ導く

ジェイスリーとして初めてMVVをつくり、クリエイティブ主体の事業からブランディング事業へと移行させていきました。

「事業移行の一番の理由は、広告制作の表層的(狭義)なデザインや日々消費されていくインターネット上のクリエイティブに、危機感を抱いたからです。インターネットが世に出てから約30年、制作するアウトプットはすでにコモディティ化し、スマートフォンのUI/UXが主流となっている中でデザインの立ち位置に疑問を感じていました。これからは企業や地域社会の経営やビジネス自体に、広義のデザインで貢献していきたい。もっと本質的な価値をクライアントと一緒に創って、発信できる役割を担っていきたいと思ったんです」(足立)

クリエイティブには柔軟な発想力が必要です。ジェイスリーが大切にしているのは、奇抜なアイデアではなくユーザーとしてクライアントの商品やサービスを体験し、まずはファンになってみること。クライアントのことをクライアントよりも知り尽くし、強みや弱みからそこに「らしさ」を見出す。ジェイスリーは価値の源泉をたどり可視化することを実践してきました。その力は探究心や好奇心をもって、失敗を恐れず挑もうとすることから養われていくはずです。

 今後も自社のコアバリューはクリエイティブであることに変わりはないと考えた足立さんは、ブランディングに着目しました。

 「ブランディングは時間をかけて企業に根付き、人の心に残っていくものを作り上げていくプロセスそのものに価値があります。ジェイスリーが得意としてきた企画力やお客さまと共創する力が活かせると思い、新たなチャレンジとしてブランディング事業をスタートさせたんです」(足立)

2021年には、経営コンサルティングの知見やノウハウを持つ株式会社タナベタナベコンサルティンググループ(東証プライム)と資本業務提携契約を締結。現在、リサーチ・コンサルティング事業、クリエイティブ事業、マーケティング・グロース事業、グローバルビジネス事業の4つの事業を展開しています。

ジェイスリーがこれまでサポートをしてきたブランディング事例の一部をご紹介します。

UPWARD株式会社 様

WORKS|ブランディング実績、制作事例の紹介|(株)ジェイスリー
ジェイスリーには、企業や自治体の実績が多数。パンフレットなどの紙媒体やWebサイトなど、商品やサービスの販売促進ツールの制作も豊富です。
https://www.jaythree.com/case_upward

JALグループ各社 様

WORKS|ブランディング実績、制作事例の紹介|(株)ジェイスリー
ジェイスリーには、企業や自治体の実績が多数。パンフレットなどの紙媒体やWebサイトなど、商品やサービスの販売促進ツールの制作も豊富です。
https://www.jaythree.com/case_jal-group

日本航空株式会社 様

WORKS|ブランディング実績、制作事例の紹介|(株)ジェイスリー
ジェイスリーには、企業や自治体の実績が多数。パンフレットなどの紙媒体やWebサイトなど、商品やサービスの販売促進ツールの制作も豊富です。
https://www.jaythree.com/case_jal-service

ジェイスリーでは大多数が直接取引で、主要な取引先は20年以上取引を継続しています。業界問わずさまざまなところから相談が舞い込んできます。クリエイティブの枠を超え、お客さまの事業や活動を支援するブランディングパートナーとして領域を広げています。

気づきを与えられる存在であること

「ものごとの本質を見極め、可視化して『価値』を伝えること」をコンセプトに、お客さまの価値を見つける・伝える・広める・育てるという視点で事業を展開するジェイスリー。足立さんは「お客さまに信頼を寄せてもらえる人材とは『気づきを与えられる人』です」と強調します。

 「お客さま以上にその業界やサービスを熟知すること、そこから課題を発見することが大切です。まずは自分が客としてサービスを利用したり商品を体験したりして、その上で、頼まれた以上の提案や進言をしていくんです。これは創業時からジェイスリーがこだわっていることであり、強みだと思っています」(足立)

行動力や探究心、分析力、共感力をはじめ、これまでの習慣ややり方に疑問を持って問いを立てること。さまざまな角度から本質に迫る仕事だと、足立さんは言います。

現在、ジェイスリーではアカウントプロデューサー、ブランドコンサルタント、コピーライター、ディレクター、デザイナー、フロントエンドエンジニアなど各職種で新たな仲間を募集しています。

デザイナーとしてのキャリアを持つ取締役の中川さんにも、自社の特徴やどんな人を仲間に迎えたいのかを尋ねました。

「DNAのように受け継がれてきたのは、客観的視点で解決策を提案すること。お客さまが期待をするのは、なんでも要望をカタチにする御用聞きのような存在ではなく、気づかなかったところをふまえて先回りした考えや提案をしてくれる『おせっかいな存在』だと思っています」(中川)

ジェイスリーでは、プロジェクト毎に一人ひとりの力が発揮できるチームづくりをするため、メンバーのアサインをマネージャー間で話し合います。そのため、面接では経営層だけでなく現場を代表してマネージャーも同席します。

中川さんは採用の際に大切にしている視点があると言います。

「話していて『手触り感のある言葉』を発する人には魅力を感じます。自分がやったこと、体験したことを自分の言葉で話していると感じられる人は、お客さまの信頼獲得や共創につながると思っているからです」(中川)

足立さんや中川さんはクリエイターの経験を持っているからこそ、仲間にもクリエイターとしての価値やブランディングを通してお客さまの未来を一緒につくる楽しさを感じながら携わってほしいと願っています。

ジェイスリーには、新入社員やベテラン社員、会社の想いに共感する外部パートナーまで多彩なプロフェッショナルが集まっています。自分のキャリアのどのフェーズでも、活躍できるチャンスや受け入れる土壌がある会社です。世代や立場を問わず泥臭く愚直に取り組む、そんな姿勢がこれまでの成長につながってきたのでしょう。

ブランディングエージェントとして確立へ

ジェイスリーの考える「クリエイティブ」や「デザイン」とは何か、足立さんにお聞きしました。

「私たちがミッションとして掲げ、コアバリューとしている『正しく整えて、正しく伝える』ための手段だと考えています。狭義的にはアウトプットをする力やディティールにこだわること、広義的にはビジネスやサービス、会社のあり方を提案することと捉えています」(足立)

ジェイスリーでは行政から中小、大手企業まで幅広くブランディングのサポートをしています。

港区産業振興課/港区観光協会 様

WORKS|ブランディング実績、制作事例の紹介|(株)ジェイスリー
ジェイスリーには、企業や自治体の実績が多数。パンフレットなどの紙媒体やWebサイトなど、商品やサービスの販売促進ツールの制作も豊富です。
https://www.jaythree.com/case_minato

株式会社商船三井 様

WORKS|ブランディング実績、制作事例の紹介|(株)ジェイスリー
ジェイスリーには、企業や自治体の実績が多数。パンフレットなどの紙媒体やWebサイトなど、商品やサービスの販売促進ツールの制作も豊富です。
https://www.jaythree.com/case_sun-flower

ミヨシ油脂株式会社 様

WORKS|ブランディング実績、制作事例の紹介|(株)ジェイスリー
ジェイスリーには、企業や自治体の実績が多数。パンフレットなどの紙媒体やWebサイトなど、商品やサービスの販売促進ツールの制作も豊富です。
https://www.jaythree.com/case_miyoshi

エディトリアルやグラフィックのデザイン領域に固執せず、マルチメディアやWEB、ブランディングなど新しい領域へのチャレンジと変化を続けてこられたことは私たちにとっての誇り、と話す足立さん。DXやAIの波が押し寄せ、さまざまな業界に変化が起こる中、会社にとって「人」のあり方や課題に対するソリューションとしてのブランディングは、重要度を増すと考えています。

足立さんは、ジェイスリーがこれから取り組むこととして3つ挙げます。

「一つ目に『ブランディング事業の確立』です。請負ではなくビジネスパートナーとしてのポジションを築きたいと考えています。二つ目に、現在のような関東圏のお客さまだけでなく『地方都市への事業展開』をして貢献できるエリアを拡大していきたいですね。さらに、今後10年間で全国に拠点を設ける動きも進めていきたいと思っています。どこにいてもジェイスリーのメンバー、パートナーとして活躍できる環境をつくり『働く環境や働き方の多様化』を実現していきたいと考えています。

三つ目は、そうした中で当社での仕事を通して『CBO(Chief Branding Officer:最高ブランディング責任者)として活躍できる人材を育成・輩出すること』で、より多くの企業に貢献していける会社として成長していきたいと思っています」(足立)

最後にジェイスリーの仲間とどのようにして未来へと歩みを進めていきたいのかをお聞きしました。

「柔軟性と創造力を持ったクリエイティブで、これまでの知見を活かしてブランディングやマーケティングにも展開できるようになりました。これまでの考え方や習慣にとらわれず、共創する姿勢で一人ひとりのメンバーがしっかりとアウトプットをしてきたからこそ今があります。ジェイスリーのメンバーやパートナーになる人たちには、経営的視点でこの会社を一緒にブランディングし、クリエイターとしての価値を高めながら一緒に成長して、活躍の場をどんどん広げてほしいです」(足立) 

企業の価値を可視化して伝えていく。ブランディングのプロセスそのものにやりがいを見出せる人にとって、ジェイスリーは挑戦しがいのある環境です。

株式会社ジェイスリーでは一緒に働く仲間を募集しています
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