昨年11月に開始した

恋活マッチングアプリ「デイジー」は

今月末をもって終了することにしました。

ご利用頂いた方、

これまでに応援して頂いた方、

本当にありがとうございました。

併せて、申し訳ございませんでした。

なぜ、終了するのか。

答えはシンプルで、

ビジネスとして

「儲からなかった。」

からです。

恋活婚活マッチング市場に参入することになった一昨年、

親会社が保有していた

マッチングシステム

を有効活用するために

このサービスを開始することとなりました。

当初から、

非常に厳しい闘いになると

有識者から言われており、

その主な理由は、

コンペティターが多く、すでにレッドオーシャン

潤沢な広告予算がないと新規獲得が難しい

でした。

要するに、そのままの状況でいったら

うまくいかないよ。

ということです。

これは百も承知で、

どうしたら零細企業が

この市場で頭角を現すことができるのか。

よーく考えました。

その様子はこちらの記事でお伝えしています。

そして、

現状の与えられた環境と

僕ができる範囲でチャレンジしましたが、

失敗しました。

投資家には、

足を向けて寝ることができません。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ビジネスにおいて、

会社は利益が出なければ

いつかおしまいデス。

その出血（赤字）を早めに止めて

成長（黒字）させるために、

自ら種を植え（プロダクトを作り）

水をやり（改善し）

陽を当て（プロモーションを行ない）

完成したものを

販売し（売上）

そのお金で

土地を広げ（サービス拡充）

さらに成長していくものです。

デイジーの花のように。

ここでもっと時間をかけるべきだったのが

土壌の選択（市場の選択）

だったかもしれません。

サーベイが足りなかった。

マッチングサービスというと

みなさんがすぐに思いつくのは

恋愛系かと思います。

僕もそうでした。

それだけ世の中に浸透しているサービスであり

ニーズがあるとも言えます。

また、元々保有していたマッチングシステムも

恋愛系マッチングサービスが基盤となっていたので

進めやすいという状況もありました。

しかし、ここで必要条件としてずっと出てきた

潤沢な広告予算がないと新規獲得が難しい

を、やり方を変えてやれば

なんとかクリアできるだろう。

と、考えがあまかったと痛感しています。

広告代理店出身の僕が

そこをあまくみてしまったのです。

そもそも広告ばたけの人間が

広告という武器を使えない状況で闘うなんて

裸で鬼と闘うようなものです。

とはいえ、

責任者を任された僕としては

どこかで舵をきる必要があったと思っていますし、

勇気を持ってその舵をきれば

また違った結果になっていたかもしれない。

とは思うものの

タラレバは、娘だけしか使えません。

（タラレバ娘たちのような子に、出会いをもっと提供したかった）

恋活マッチングサービスは

残念ながら終了となりますが、

マッチングを扱ったサービスは

まだまだ色や形を変えて広げていきます。

今回のような

自社で提供するコンシューマ向けのアプリは

諦めますが、

対法人向けのソリューションサービスは

今後も続けていきます。

失敗してしまった経験やノウハウを無駄にはしない。

当事者なので、よく分かりました。

これは僕だけでなく、エンジニアの方々も含め。

彼らにとっても、初めての経験ばかりで

かなり血肉になったのではないでしょうか。

次のプロダクトにぜひ生かしてほしいものです。

将来が期待できるようなものは

バンバン提案していきますし、

少しでもリスクを感じるものは

再現性のある施策でクリアし

みなさんのビジネスを支援する立場になろうと思っています。

ありがとうございました。

また、合間をみて投稿します。