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世界の学びを変えていくということは、『世界の未来を変える』こと。ユームテクノロジージャパンの成長ステージが、いよいよ始まる。

こんにちは!ユームテクノロジージャパンの採用担当です。本日は、当社代表の松田しゅう平にインタビューを実施いたしました。

「学びで世の中を変えたい」と思った原点や、ミッション・理念にこめた想いをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

「学びで世の中を変えたい」と考えるようになった原点を教えてください

一言でお伝えするとビジネスの失敗でどん底を経験し、『生きるために、学ばなければ』と考えたのが原点です。

私は要領のいい人間ではありません。学生時代の成績や高校・大学のランクは“中の中”といったところでした。就職氷河期の中、迎えた就職活動。“中の中”の自分が企業に入っても、明らかに労働環境の悪いなかで働かざるを得ないだろうと考えました。

そこで、就職ではなく起業を選んだんです。やりたいことを自由にさせてくれる両親のもとで育ち、何でも自分で決めて行動してきたことも、起業の背景にあったかもしれません。

しかし、起業した会社はうまく気流に乗ることができず、自分の自由すぎるところや不器用さによって、多くの人に迷惑をかける結果となってしまい、本当に苦しみました。そのとき初めて、『生きるために、学ばなければ』と思ったんです。

著名なビジネス書を片っ端から読み漁ったり、同じ業界で成功している人に会いに行ったり、なりふり構わずにやりました。そして気づいたんです。「あれ…?ここに答えがあるじゃん」。今まで自分でゼロから考えていたことは、すでに「答え」として世の中にあった。ただ、自分がそれを知らなかっただけだと。

いきなりビジネスを始めて失敗しましたが、本当は、安全な環境でシミュレーションしたり、万全に準備したりできたはず。その術さえ知っていれば、『成功する未来』もあったかもしれません。

同時に、「これって、自分だけじゃないな」と思ったんです。育った環境や持っている情報が、その人の未来を決めてしまう。でも、周りの大人や社会が学びを通して刺激を与えることで、未来はいくらだって変えられる。その気づきが、『学びで世の中を変えたい』と思った私の原点です。


ユームテクノロジージャパン設立に至るまで、「学びで世の中を変えたい」想いはどのように形になっていったのですか?

「まずは、学びファーストだな」と、いろいろな成功者の方々と会い、ビジネスの師匠との出会いにも恵まれました。彼らに自分のビジョンを話すと、「すごくいいね!」と資金面やコネクション面で支援してくださり、実にいろいろなことを教えてくださったんです!

それが、自分ではまったく想像していなかったことばかりで。それまで、ビジョンはあるものの、そこに至るまでの道筋が見えていませんでした。周りの支援者が道筋をどんどんクリアにしてくれて、あるとき「見えた!」という瞬間があったんです。その瞬間は今でもはっきりと覚えています。

多くの人がビジョンを持っていて、そこに向かって努力はしている。でも、ビジョンへの道筋が見えないまま、がむしゃらに努力しているだけの人も少なくありません。“限られた時間の中で成功するためには、努力の精度を上げなくちゃならない”

つまり、「学び方」を知る必要があるんです。

逆にいえば、世の中に「学び方」をきちっと用意してあげれば、すべての人にチャンスがある。おぼろげながら、自分がやるべきことが見え始めました。そんなとき、UMU開発創設者のDongshou Liとの運命的な出会いがあり、ユームテクノロジージャパンの設立に至ります。


“学習の科学とテクノロジーの力で日本の生産性を上げる” というミッションにこめた想いを教えてください

まず、驚くべきデータをご紹介します。

2008年にiPhoneがローンチされ、リモート環境のベースや個人で学べる環境ができたことで、人々の生産性は一気に上がりました。アメリカ国内の調査でも、2008年から3年間の生産性の伸びは劇的です。しかし、2011年以降の生産性は、あまり上がっていない。さらに言うと、日本の生産性はiPhoneが出てからも、ほとんど上がっていないんです。。

近年の技術革新によって、人々のコミュニケーションは圧倒的に楽になりました。コロナ禍以降に生まれた、“SlackやChatwork”などのインフォメーションツールがわかりやすい例です。

コミュニケーション頻度が増え、大量発信できるようになった一方で、人々の生産性は逆の道に進んでいます。要は、情報が多すぎて、みんながオーバーフローを起こしているんです。

朝礼で伝えたいことを滔々と話す社長。「こんな記事あったから読んどいて」と指示する上司。「会議でこんな話出てたよ」と投げる同僚。情報を出す側は、伝えたいと思った瞬間にバンバン発信します。では、バンバン発信した情報は、果たして売上に繋がっているのか…?

生産性の低迷には、膨大なインフォメーションに押し潰され、パフォーマンスが上げられていない社会の実態が現れています。これからは、『あなたがパフォーマンスできるまで責任を持ちます』という真のコミュニケーションが必要だと感じております。そこに、私たちユームテクノロジージャパンが介入する余地があると考えています。


UMUプロダクトは、どのようにして生産性の向上を実現しているのですか?

UMUプロダクトの最大の特徴は、まさに、既存のインフォメーションツールとの決定的な違いでもあります。それは、インフォメーションをパフォーマンスに転化するツールであること。そのために、非常に構造的かつ双方向の情報発信を取り入れています。

たとえば、動画を観た後に質問でき、理解度を確認できる試験があり、動画と同じように話す課題がある。ユーザーが自ずと「知っている」から「できる」になる。生産性を上げる学習の仕方ができるよう設計しています。

もう1つの特徴が、教育の欠けている要素を補うプロダクトであることです。

「TPACK」という学習理論があります。Technology Knowledge(テクノロジー)、Content Knowledge(コンテンツ)、Pedagogical Knowledge(教育学)の頭文字をとった造語で、効果的な学習に必要な3要素を表しています。


実際の学習環境はどうでしょうか。学校には、教育学を身につけた先生がいて、授業の内容も確立しています。でも、テクノロジーが弱いためスケーラビリティがない。先生は目の前の子どもたちにしか教えられないし、全員の成績を上げようとすると30人でも難しいでしょう。

企業に置き換えると芳しくない状況です。法人向けeラーニングなど、学び放題のすばらしいコンテンツはあります。それを管理する素晴らしい学習テクノロジーも持っています。でも、教育学の考え方を強化すればもっと良くなると思うのです。

一般的な知識を学んでも、それを自分の仕事にどう応用するかを理解できる人は、半数以下。動画を100分観たところで、覚えられることは1つか2つです。にも関わらず、企業の学習管理者は従業員にどんどん動画を観せて、「〇〇さんの学習時間が20時間を突破しました!」と嬉々として社長に報告する。そして、社長に言われるんです。「で、〇〇さんの売り上げは上がったの?」。

そこに、『教育学』の考え方があれば、たとえば、スペーシング学習(分散学習)で定着させよう、忘却曲線に合わせて復習させよう、といった効率的なアプローチが可能です。

学校や企業などのさまざまな学習環境で、欠けている部分を埋め合わせてパーフェクトな状態にできるのは、現時点で私たちだけではないかと思います。


“「テクノロジー」と「学習の科学」で世の中の学びを変え、その結果、世界をよい良いものにする” という企業理念にこめた想いを教えてください

もちろん、今の世の中もすばらしいところはたくさんあります。しかし、“より良い世界”を目指した時に、忘れてはいけないのが、今もどこかで起こっている戦争や貧富の差、ジェンダーや宗教の問題による対立。「もし、学ぶことで正しい選択ができる人を増やしたら、どれだけの対立がなくなるだろう」ということを、私たちは真剣に考えているんです。

職業の選択もそうです。キャリアを高めて収入を上げていきたい人がルーティンワークに就いても、給料は上がらないし、目指すゴールには辿り着けない。目指しているものと選んでいるものがかけ離れてしまうのは、特に新卒学生やジョブホッパーの方に見られます。学びを通して本質を見極める能力が身につけば、自分のビジョンに必要な選択ができるはずです。

学びの力で格差やギャップをなくすことで、世界を、みんなの未来を良くしていきたい。それがユームテクノロジージャパンの想いです。


「社員のみんなが主役。僕は裏方でいい」という松田さん。代表として大切にしていることを教えてください

世の中には企業の象徴的なカリスマ経営者がいますが、仮に彼らが亡くなったとしたら、その企業の株価は一気に下がるでしょう。私が恐れているのは、象徴的な人間の存在が、組織のキャップ(上限)になってしまうことです。なぜなら、私自身が“中の中の人間”だから。私がどんどん前に出て引っ張っていっても、“中の中”がキャップになってしまって、人が育たないんです。

私のスペシャリティは「みんなを輝かせる」ことにあります。自分ができないから簡単に頼めるし、「助けてください」と言えるんですできる人にどんどん活躍してもらって、自分のキャリアを作っていってもらいたい。誰もが主役になれる、そんな組織を目指しています。

当社のビジネス構造にも、その特徴が現れています。マーケティングチーム・インサイドセールス・セールスなど、どの役割を誰がやるかはみんなで決めています。誰が適任かをみんなで考えますし、「私がやりたいです!」と手を挙げる人がいたら、もちろん尊重します。

これができるのは、私を含む皆がメンバー全員のことをよく知っているからです。苦手なことはさせないで、得意なことで活躍してもらいます。みんなでディスカッションしながら組織をつくるのは、ユームテクノロジージャパンのひとつのカルチャーだと思いますね!

ユームテクノロジージャパンのこれからの目標を教えてください

世の中を成長させる前に、「まず自分たちが成長しないといけない」ということは強く感じています。これまで当社は、日本では常に最先端のことをやってきました。しかし、それらはUMUのグローバル本社から学んだことで、彼らの情報に頼り切っていた部分が大きかったんです。

ここ最近、私たちの日本のお客さまがすばらしい成功を収め、飛躍的に売上を伸ばす事例が増えています。次のビジョンとして、そのノウハウをグローバル本社に還元していきたい。これからは、私たちユームテクノロジージャパンが第一人者となり、『学びの世界最先端』を生み出していきたいと考えています。

SaaS企業の成長指標とされるT2D3*ですが、成し遂げている会社はほぼありません。一部の成し遂げている会社は、投資を受けて大量のマーケティングを行っているため、売上は上がるものの、利益がかなり低い。いびつな構造になってしまっています。

その点、当社の利益率はとても高いです。さらに、投資を受けずに自分たちの頭をフルに使ってオーガニックなビジネスを展開しながら、2倍成長を何度も成し遂げてきました。そして次の3年、ユームテクノロジージャパンは、売上も組織も劇的に成長するフェーズに入ります。

メンバーには、大企業で20年かけて得られるキャリアとファイナンスを、この3年で得られるぐらい成長してもらいたい。その成長の中で、次のCxOや、場合によっては社長も生み出していきたい。全員にチャンスがあると思っています。

T2D3…ARR(サブクスリプションの年間売上)が1億円を突破してから、3倍(Triple)、3倍、2倍(Double)、2倍、2倍というペースで伸びる状態を示した、企業の成長スピードを測る指標。


ユームテクノロジージャパンには、どんなメンバーに集まってもらいたいですか?

自分の小さなコミュニティでもいいし、日本や世界でもいい。何かを変えたいと切実に思っている人。その武器として、UMUを利用したいと思っている人に来ていただきたいですね。

また、当社のメンバーは一人残らず、私が「土日も会いたいと思える」人たちです。実際、土日に会うことは多くはないのですが、それくらい気軽に話せるということです。そこが欠けていると、頼みごとをしづらかったり、助け合いができなかったりして、チームのメリットを活かせなくなります。実は、「土日も会いたい人かどうか」は、重要な採用基準でもあるので、そんなメンバーに集まってほしいですね!

これから私たちは、人生に大きく刻み込まれる3年間を迎えます。私たちのビジョン・理念に共感いただける方、ぜひ一緒にこの3年間で大きく成長し、人生を、世界の未来を変えていきましょう。


松田さん、ありがとうございました!
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