NEXTESメンバーインタビュー #05|電力ビジネス|答えのない最先端領域で、チームと共に創り出す。アグリゲーション事業の未来を担うマネージャーの視点
私たちは「The ADVENTURERS ~人と地球の両立のため、エネルギー問題を解決する冒険者たち~」をミッションに掲げ、「持続可能なモノづくりで未来永劫続くエネルギー問題を解決する」というビジョンの実現を目指し、独自の高度なバッテリー制御技術(BMS)を核としたリチウムイオン電池製品の開発・製造・販売、サービスの提供を行っています。
メンバーインタビューでは、これから一緒に冒険に挑戦してくれる未来の仲間に向けて、NEXTESではどんな人が働いているのかを紹介しています。
第5回は、NEXTESのWebシステム内製化をゼロから担当し、現在はアグリゲーション事業(電力取引ビジネス)の構築を任されている電力ビジネス課・課長のR.Dさんにインタビュー。
大手通信会社の営業から、未経験でエンジニアへ。Dさんのこれまでのキャリアから現在のチーム、そして、進化し変化するNEXTESの中でも最先端の新規事業部門である電力ビジネス課の未来についても伺いました。
【プロフィール】
社長室 電力ビジネス課
課長/R.D
大学卒業後、大手通信会社に新卒入社し営業を経験。その後、Web開発ベンチャーへ転職し、未経験からエンジニアに。2019年にNEXTESへ入社。社内Webエンジニアとしてシステムの内製化を推進。現在は電力ビジネス課の課長として電力取引事業の構築やマネジメントを担当。
自分が納得できないものは売りたくない。パソコンなしから始まったエンジニアへの転身
—— Dさん、今日はよろしくお願いいたします。Dさんは新卒の頃、大手通信会社で営業をされていたんですよね。今のエンジニアやマネジメントのイメージが強いので、ちょっと意外です。
そうですね。文系の大学を卒業しているので、当時は「まあ営業をやるしかないかな」という感じで入社しました。そこで1年くらい営業をやっていましたね。
—— そこから、未経験でエンジニアになろうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?職種としては全然違いますよね。
もともと興味があったのもあるんですけど、一番のきっかけは、営業の時に「できているものを売る」というのに少し、微妙だなと思う部分があったことです。数字を作るために、自分がそこまで納得していない製品でも「売ってこい」と言われるわけですよ。
そこで案の定それを売った時にお客様のところで不具合が出てしまって、クレームになったことがあって。「なんで自分が怒られるのかな」って思ったんですよね、営業として。そもそも、もっと役に立つサービスをはじめから作ればいいんじゃないかと。「自分が嫌だなと思う製品を売りたくない、もっといいものを作りたい」そう思ったのがきっかけです。
新卒1年目で辞めるのは少し怖かったですし、当時は自分用のパソコンも持っていなくて、実家に家族用のPCがあるくらいだったんですけど。「まあ、いけるんじゃないか」と思って飛び込みました。
—— パソコンも持っていない状態から・・・!すごい行動力ですね。2社目のベンチャーでのWeb開発は、やってみてどうでしたか?
楽しかったですね。やっぱり自分で何かを作っていくというのが面白かったですし、自分が作ったものを実際にお客様が利用してくれるというのは、営業の時とは違う手応えがありました。そこで4年半くらい経験を積みました。
—— そこから2019年にNEXTESに転職されるわけですが、当時はまだ今よりもずっと小さい会社でしたよね。何に惹かれて受けたんですか?
これも正直に言うと、当時、会社が東大の中にあったんですよ。それで、東大生と仕事がしたいなと思って(笑)大きいことをやりたいという気持ちと、優秀な人と働きたいという気持ちが相まって、受けてみました。
当時はリチウムイオン電池の詳しいことなんて全く知らなくて、BMS(バッテリーマネジメントシステム)とか言われてもWebの人間だから何のことだかピンとこない状態でした。
HPは読んで受けましたけど、当時の自分にはこれがどうすごいのかまではちょっとわからなかったです。とりあえず東大で働けたら面白いな、というところですね。
でも、そこはあまり関係なくなっていて。面接官が役員の方でしたが、リチウムイオン電池のビジネスに対する熱意がすごかったのもあり、「なんか面白そうだな」と思って入社を決めました。
1人きりの内製化から、個性豊かな5人のチームへ
—— 最初は役員の方とDさんの2人だけの部署だったそうですね。
IoTサービス部というところで、部長以外のメンバーは自分1人でした。当時、システムは外注で作ってもらっていたんですけど、それを内製化したいということで、外注から引き取って、コーディングして、社内から要望を聞いては作り直して・・・というのをやっていましたね。
—— そこから今の「電力ビジネス」に関わるようになったのはどういう流れだったんでしょうか?
4年くらい前に、電力取引の話が社内で出てきたんです。これは、電気を安く買って高く売るという株取引みたいなものなんですけど。電気を作る量と使う量のバランスが崩れると、せっかくの使える電気がムダになって捨てられることになっちゃうんですよね。
世の中に太陽光発電を増やしていくためには、どうしてもこの需給バランスを調整する「アグリゲーター」という存在が必要になるんですね。
それをやるためのシステムを作ろう、となったんですけど、1人じゃ足りないということになって徐々にWebエンジニアを増やしていきました。最初は自社の蓄電所だけを運用するシステムを作る予定だったので、僕らWebエンジニアだけでもやれるかなと想像してたんです。
—— 自社蓄電所のためのシステム開発から始まったんですね。
それが、社長の井上さんがお客様の話を聞いていくうちに、「お客様の蓄電所を運用してくれる人がいなくて困っているから、うちでやれるならやろうよ」という話になって。そうなると、お客様の運用をするならちゃんとしたオペレーター部隊が必要だよねとなって、今の電力ビジネス課という、エンジニアだけじゃないチームになっていきました。
—— 当時は、今ほど社内に電力取引の知識がある人も少なかったと思いますが、システム作りは大変でしたよね。
大変でしたね。当時は「需給調整市場って何?」という状態で、社内にも詳しい人が誰もいませんでした。だから、システムを作るための要件定義が自分ではできなかったんですよ。
自分で一から調べて、この市場に参加するためにはどういうシステムが必要なのかを要件化していたんですけど、その過程で知識がついていきました。だから、これから入ってくる人たちには、そのあたりの専門知識は最初からは求めていません。今は社内に知っている人も増えているので、概要だけ知っておいてもらえれば大丈夫です。
—— 1人で開発していた頃から、5人のチームになったわけですね。現在のチームのメンバーはどんな方々なんですか?
開発側と運用側があるんですけど、まず開発側のWebエンジニアの方は、明るくて個性が強いですね。Sさんは「プログラミングが大好き」で、時間を忘れて熱中してしまうほどの熱意があります。Mさんはコミュニケーション能力が高くて、ワークライフバランスを大事にしながら、効率よく進めてくれる人です。
運用側を支えてくれるHさんとOさんは、本当に真面目な方たちです。Hさんは、外部システムの選定や、電力取引に必要な難しいライセンスの申請手続きなどをサポートしてくれています。電力取引事務を担当してくれるOさんも、自ら進んで「もっと仕事をやりたい」と言ってくれるくらい、とても仕事熱心な人です。
—— Oさん以外、皆さん年上という環境ですが、チーム作りで心がけていることはありますか?
皆さん年上ですし、社会人経験も長いので、やっぱりリスペクトはしていますね。能力も、必ずしも僕が全部高いから課長をやっているわけではないので。皆さんの方が高い部分がたくさんありますから、そこをリスペクトして会話するというのは心がけています。
常に皆が同じ空間で仕事をしているわけではないですが、それが良い距離感でやれているのかなと思います。チャットの返信とか、納期が迫っている時や不具合が出た時は速攻で連絡してコミュニケーションを取りますけど、長期のプロジェクトなら週に1回の定例で進捗を聞くくらいという時もあります。最近はもう少しコミュニケーションの機会を増やそうとしていて、日報に毎回返信を返すようにしたり、少しずつ変えています。
—— 自分で手を動かすエンジニアから、今は事業を構築するマネジメントがメインになっていると思いますが、そのあたりの楽しさの変化はありますか?
どっちも楽しさに違いがあって、コーディングしている時はパソコンと向き合って集中できるので、それはそれで楽しいです。
今はほぼマネジメントなんですけど、みんなで作り上げたシステムが動いて、他部門から感謝されたりすると、自分が直接作ったわけじゃないんですけど「やってよかったな」と思いますね。
—— Dさんのチームって、他の部署ともすごく上手に関わっているなと感じます。
それはうちの会社に優しい人が多いからだと思います。
前の会社は大手だったので、やっぱり他部門とのつながりってドライだったんですよ。先輩がパソコンに向かっている時は「今話しかけていいんだろうか・・・」ってすごく聞きにくかった。
でも今は、気軽に話しかけても嫌な顔をする人は全然いないじゃないですか。そこはうちのいいところだなと思います。
—— 確かに、私もいつもいろんな人に話しかけてます(笑)
前に、蓄電所に置くシステムとクラウドを通信させる仕様調整の件で、外部の会社が全然対応してくれなくて困っていたことがあったんです。その時に一番助けてくれたのは、事業部門の役員の方でした。その方が代わりに交渉してくれて、会話できるようになって、今も無事に連携できています。
他にも、小売りのライセンスを取るために会社の財務状況の質問をされて僕じゃ答えられない部分があったときは、管理部門の役員の方や財務担当の方がパッと出てきて助けてくれたり。部署の違いや上司とか部下とか関係なく、みんなが助けてくれるので、すごく仕事はしやすいですよ。
まだ見ぬ最先端をカタチに。電力ビジネス課が描く次のフェーズ
—— では最後に、電力ビジネス課としてこれから目指しているところを教えてください。
まずは大きな目標として、アグリゲーション事業だけでちゃんと利益を出すところですね。
今は社内のマンパワーが足りなくて、ご相談にすべて対応できるわけではない状況なんです。営業さんはお客様からもお話をいただくみたいなんですが。
直近の目標としては、たくさんの案件を社内で回せる体制とシステムを構築して、営業さんに「ガンガン売ってきてください」と言えるように、そこを全面開放したいなと思っています。(※2026年5月時点)
—— そのために、この先にどんな人が仲間に加わってほしいですか?
やっぱり、やったことのないことをやっているので、自分で調べて答えを出せる人ですよね。簡単に答えが出てくる仕事ではないので、答えが出るまで最後までやり遂げられるかどうか。新しくやろうとなったことに興味を持てる人がいいなと思います。
あとは、一緒に壁打ちできる人が入ってくれたら嬉しいですね。
—— 「壁打ちができる人」ってどんなイメージですか?
毎日会議室で8時間、あーでもないこーでもないって言い合えたら面白いなと思うんですよね。「こっちの方がいいんじゃないですか」「でもこれはこうだよね」っていう話をしていたら8時間経っちゃいました、みたいな人。そういうフラットな仲間がいてくれたら、楽しそうだなと思います。
今は、自分で決めた答えを上層部に持って行ってアドバイスをもらっていますけど、基本的にまだ僕が1人で考えている状態なので。そこに違う角度から別の答えが入ってきたら、もっといいことができるんじゃないかな、と。
知識は入ってからで全然大丈夫なので、やったことのない最先端のビジネスを、自分で調べてカタチにしていくことに面白さを感じられる人がいたら、ぜひうちのチームに来てほしいなと思います。
—— 本日は貴重なお話、ありがとうございました!
🎤インタビュアー:CC課 山口 綾夏
今回のインタビューを通して印象的だったのは、「もっと良いものを自分の手で作りたい」という想いを原動力に、未経験から新しい挑戦へ踏み出してきた姿勢でした。 開発側と運用側という異なる役割のメンバーが、それぞれの強みを活かしながらも、同じゴールに向かって進んでいる——その連携のあり方がとても印象的でした。 前例のない電力ビジネスを、自ら調べ、考え、形にしていく。そんな挑戦を楽しめる環境の面白さを、読んでくださった方にも感じていただけたら嬉しいです。
まだ誰も正解を知らない最先端のエネルギービジネスで、頼れるチームの仲間とともに、自分の手で事業のインフラを切り拓いていきたいという想いのある方、ぜひNEXTESで一緒に挑戦しませんか?