自動車×ITの領域の最先端がここに。業務システム開発部が取り組む、「KINTO」業務システム開発の舞台裏
「クルマのサブスクKINTO」をはじめとする株式会社KINTOの事業運営に必要なシステムを開発し、その裏側にある複雑な業務プロセスのシステム化と統合的な運用管理を行うことで、事業の安定稼働と効率的な体制を構築しているのが、KINTOテクノロジーズの業務システム開発部です。
今回のインタビューでは、株式会社KINTOと連携し、業務システムの開発を行っている業務システム開発部からマネージャーの柳原さん、自動車リース会社から株式会社KINTOへと出向している法師人さんにお話を伺いました。お二人が考える「KINTO」の事業に携わる仕事の魅力とやりがいとは。開発と運用の裏側へと迫ります。
▍柳原 業務システム開発部 部長
大学卒業後、大手商社の子会社であるIT企業へと入社。情報システムやERPの開発に従事する。その後、自動車業界へと転職。クルマ×ITの領域で数社を渡り歩いたのち、株式会社KINTOへとジョインした。入社を決めた理由は、サービスを形にするまでのスピード感に魅力を感じたから。KINTOテクノロジーズの設立とともに、同社へと転籍。業務システム開発部の部長として、「KINTO」の裏側を支えている。
▍法師人 株式会社KINTO 業務部 部長(自動車リース会社より出向)
1999年、自動車リース会社へと新卒で入社し、営業に従事する。日本国内で数度の転勤を経たのち、2024年4月から株式会社KINTOへと出向。リース事業を主戦場とする企業での長年の勤務から培ったノウハウを、株式会社KINTO、KINTOテクノロジーズ株式会社両社に共有している。
「KINTO」の成長と発展を技術面から支えるKINTOテクノロジーズの業務システム開発部
――業務システム開発部は社内でどのような役割を担っていますか?
柳原:私たち業務システム開発部は、KINTOの事業運営に必要なシステムを開発し、その運用を統合的に管理することで効率的な体制を構築する役割を担っています。
具体的には、KINTOのサービスを裏側で支えるさまざまなプロダクトを管掌しており、その商品の変化に合わせた機能開発や業務を円滑に進めるための運用保守を実施しています。
私たちのミッションは、安定性と信頼性の高いシステム基盤を提供し、日々の業務の安定稼働を実現すること。さらに変化する市場ニーズやお客様からの要求にシステム面から迅速に対応できる環境を作ることです。技術の力でKINTOの成長と発展を支える、それが私たち業務システム開発部の役割ですね。
事業側との連携を考え、名古屋拠点を設立。実感するメリットはコミュニケーションの円滑化
――業務システム開発部には現在、何人のメンバーが所属しているのでしょうか。
柳原:29名の体制です。うち、27名が東京の室町オフィスに、それぞれ1名ずつがOsaka Tech Labと名古屋オフィスに在籍しています。
特に名古屋オフィスには、2025年3月に入社した三輪さんというメンバーが、KINTO本社の中に物理的に席を置き、「事業側のPM」と「開発側のPM」という「二足のわらじ」をはいて活躍してくれています。
――三輪さん1名の体制で業務システム開発部の名古屋拠点が動き始めた経緯について教えてください。
柳原:株式会社KINTOが提供する「クルマのサブスクKINTO」は、お客様に月額制でクルマをリースするサービスです。先にもお話したとおり、私たちは株式会社KINTOをサポートする役割を担っているため、大半の業務でこのリースの事業に携わっています。
「クルマのサブスクKINTO」の運営を滞りなく進めていくためには、業務を統合的に管理するための仕組みが欠かせません。リース事業には、クルマをトヨタの販売店から購入したり、それらをリースするためにメンテナンスしたり、ユーザー様に代わって納めている税金の支払いを行ったりなど、クルマの販売とは異なる、特有のさまざまなオペレーションが存在しています。
しかし、KINTOテクノロジーズはエンジニアリングを専門にした技術者の集団であるため、こうした分野に特別に精通しているわけではありません。過不足のないシステムを作り上げていくには、事業側との連携が不可欠となります。どれだけ技術力があっても、業務の文脈を理解していなければ、本当に使えるシステムを提供できません。
そこで、株式会社KINTOの本社があり業務機能が集約されている名古屋にメンバーを配置することにしました。法師人さんをはじめとしたプロフェッショナルの方々からノウハウを吸収し、それをKINTO独自のシステムとして内製化していく。そのための第一歩として、現在の体制がスタートしました。
――名古屋拠点を立ち上げた、もしくは名古屋拠点に三輪さんがいることのメリットを感じることはありますか?
柳原:まだ担当するプロダクトや機能がリリースに至っているわけではないので、具体的なメリットについては言及しづらい部分があるのですが、現在進行中の業務移管プロジェクトにおいて以前よりも、プロジェクトが順調に進んでいる実感があります。
本プロジェクトは、中古車部で行っていた定型業務をKINTOの業務部(契約事務・契約管理を担う部門)へ移管する取り組みです。販売店様・中古車部・業務部など関係者が多く、業務プロセスも複雑であるため、それらを支えるシステムを構築します。
通常、このように業務とシステムが入り組んだ案件で、それぞれに別の担当者をアサインしてしまうと、どうしても事業側と開発側でコミュニケーションに齟齬が生まれやすくなります。確認の往復だけに必要以上に時間を要してしまうことがプロジェクト推進のボトルネックとなるケースも少なくありません。しかし、現在では三輪さん1人で判断できるようになったことで、格段に開発のスピード感が増しました。ビジネス視点と開発視点の双方から即座に判断を下せる体制は私たちの大きな強みになっていますね。
――法師人さんは事業側の担当者としてプロジェクトに参画していらっしゃいますよね。ビジネス面でもメリットを感じていますか?
法師人:非常に大きいですね。柳原さんのおっしゃるように、事業側にいるメンバーはITの知見を持ち合わせていないため、業務上の悩みどころは理解していても、どのような開発を行えば解決できるのかがわかりません。
一般的にはシステム改修が必要な場合、定例会議などを設定して相談する必要がありますが、今は「ちょっといいですか?」と振り返ればすぐに三輪さんがいてくれます。その場ですぐに技術的な実現可能性を確認して、解決策を提示してくれるため、別途ミーティングを設定する必要がありません。このようにスムーズにKINTOテクノロジーズ社内のメンバーと連携が図れる点も、三輪さんが事業側と開発側の橋渡し役となってくれているメリットだと感じています。
toB領域でありながら、エンドユーザーの体験にも寄り添える点が魅力。日々の小さな変化が大きなやりがいに
――柳原さんは業務システム開発部で働くことの魅力について、どのように考えていますか?
柳原:KINTOの事業と深く関わり、システムを作るだけではなく、その投資対効果(ROI)やエンドユーザーのことまで考えてシステム作りが行える点が最大の魅力だと感じています。一見すると、業務システム開発部の仕事はtoBの領域のようにも見えますが、その先にはサービスを利用するエンドユーザーの存在があります。SIerのような組織/働き方であれば「発注どおりにプロダクトを開発し、納品すればそれで終わり」となるかもしれませんが、私たちはエンドユーザーの体験も自分事として捉えていかなければなりません。
「ここにシステムを入れればコストが下がる」「ここを自動化すればお客様への回答が早くなる」といった提案を主体的に行えるのは、このポジションならではの面白さですね。だからこそ、一人ひとりが事業全体を俯瞰しながら、「クルマのサブスクKINTO」にどのようなシステムが必要なのかを考える主体性も求められます。
また、法師人さんをはじめとした自動車リース会社から出向されているみなさんは、原価管理、車両保険などのリース業務の専門的なノウハウをKINTOに提供しています。こうしたノウハウをシステムに組み込み、形にしていくことが重要だと思っています。
もちろん一筋縄ではいかないこともたくさんあります。しかし、これだけ大小様々なプロジェクトに携わりながら、自分たちの仕事がサービスに反映される手応えを感じられる環境はほかにないのではないでしょうか。このことは業務システム開発部の業務のやりがいにもなっていると感じています。
――今後の展望について、考えていることがあれば教えてください。
柳原:KINTOの事業運営に必要な基本的なオペレーションをより早く、正確にこなすための環境を整備することが当面の目標です。おかげさまで「クルマのサブスクKINTO」のユーザー数は着実に増え続けており、2025年3月期にはリリース以来初の黒字となりました。サービスが成長すると、当然イレギュラーなケースも増えてくると思いますが、まずは通常の業務に転がっている問題をひとつずつ解決していきたいですね。
たとえば、定型の作業をシステム化することは喫緊の課題のひとつです。株式会社KINTOの業務部とうまく連携をとりながら、一歩ずつ前に進んでいきたいと考えています。
将来的には、リース事業に存在する専門的なオペレーションを正確に把握し、最小限かつ網羅的なシステムの開発と運用、KINTOテクノロジーズ社内でのノウハウの共通化を目指していきたいです。
――ここ数年で急速に普及するAIの活用についてはどう考えていますか?
柳原:現状では、コールセンターにおける問い合わせ内容の要約や、お客様から戻ってきたクルマを中古車としてオークションに出品する際の値付けにAIを活用できないかと考えています。
また、業務システム領域は定型業務が多いため、AIが導入できれば効果を実感しやすい領域であるのも事実です。研究が進めば、AI活用の面においても魅力的な環境となるかもしれませんね。
しかし、どの業務に当てはめるかは慎重に検討する必要があると考えています。なぜなら、私たちはKINTOの業務システムの開発/運用を主業務としているためです。導入を急いだことで不具合が発生すれば、サービス全体がストップすることにもなりかねません。活用を推進したい気持ちはありますが、この点に注意しつつ、メンバー全員でアイデアを出し合っていきたいと思います。
――最後に、この記事を読んでくれた求職者の方にメッセージがあればお願いします。
法師人:モチベーションの高い方が参画してくれたら、私たちとしても心強いと思いますね。私は出向という立場でここにきましたが、KINTOテクノロジーズの自由で風通しの良さには日々驚かされています。立場にかかわらず意見は通りやすいですし、管理職や経営陣との距離も近い。外部の組織との共創では、最初こそ事業側の業務プロセスなど、覚えなければならないことも多いですが、それを乗り越えられれば、きっとやりがいを持って働けるはずです。そのような環境をポジティブに楽しめる方が適任なのではないでしょうか。
柳原:まずは、自動車×ITの領域でKINTOテクノロジーズ以上に恵まれた環境はまずないということですね。業務システム開発部では、事業側の方たちからはクルマの売り方の話を、法師人さんをはじめとした自動車リース会社 からの出向者の方たちからはリース業界の構造や専門的なノウハウを、日常的に吸収することができます。
各領域の第一線で活躍してきたプロフェッショナルの声を聞ける職場という意味では、他にない環境だと思っています。
受託開発系の企業でエンジニアとして働いてきた方のなかには、意思決定者との距離の遠さに歯がゆさを感じた経験がある方も多くいると思います。
私たちは直接、事業側とコミュニケーションするため、その部分でのストレスやフラストレーションがなく、サービスの成長と効率化をひたすら前に進めることだけを考えられる。そのような環境に少しでも魅力を感じていただけたら、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう。皆さんのご応募お待ちしています。