2023年6月、大阪・能勢妙見山で国内初の循環葬®︎「RETURN TO NATURE」がスタートしました。
墓標を持たず、ご遺骨を森の土へと還す。前例のない挑戦から3年が経ち、この夏、寺院パートナーである能勢妙見山の副住職・植田観肇さんに、これまでの歩みを伺いました。
立ち上げ当初、お寺の中には「何が起こるか分からない」という戸惑いも少なからずあったといいます。よく知らない外部の企業と、寺の敷地で前例のない取り組みを始めるのですから、無理もありません。
それでも、顔を合わせるたびに交わした何気ない会話の積み重ねが、少しずつ信頼へと変わっていきました。この3年で最も大きく変わったのは、まさにこの信頼関係だったと観肇さんは振り返ります。
印象的だったのは「ゼロがイチになった」という言葉。
循環葬を選ぶ方の多くは、これまでお寺や仏教との接点がなかった人たち。けれどこの3年の間に、お盆やお彼岸に先祖供養を申し込む方も出てきたといいます。
「お墓に対する負い目」を抱える人が増えている今、循環葬が管理や継承を必要としない新しい選択肢として、フラットに選べる社会になってほしい――そんな願いも語られました。
事業運営の多くをat FORESTが担うことで、お寺側は本来の役割に専念できる。
この役割分担が、人口減少で担い手が減りゆく地方寺院にとっての新しい支えにもなり始めています。
2025年度グッドデザイン賞を受賞したこの取り組みは、森と人の関係を100年、500年先まで見据えたプロジェクトへと育ちつつあります。
インタビュー中、「3年前の自分に声をかけるとしたら?」という問いに、観肇さんは少し間を置いてこう答えました。
ー「その選択は、間違っていなかった」
▼インタビューの全文はこちら
https://returntonature.jp/story/1928/