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真野古道再生プロジェクト始動ー森がつなぐ「人」と「自然」の新たな巡り

循環葬の森の千葉拠点・真野寺には1300年の歴史があり、かつては寺へと続く古道を人々が行き交っていました。しかし昭和初期に幹線道路が整備されると往来は絶え、古道は荒廃が進んでいきました。この道を再生したい――そんな思いから、循環葬を運営するat FORESTと真野寺による「真野古道再生プロジェクト」が始動し、2026年5月にその第一弾となるイベントが開かれました。参加者は地下足袋やニーパッドを持参するほどの熱量で、枝をはらい蔓を切りながら古道を進みます。道中では森のガイドが「循環」と「継承」をテーマに、山の土が20年かけて飲み水になる仕組みや、人間が捨てたゴミがクマを人里に呼び寄せてしま...

「森に還る」を体験として設計するーアメリカの自然葬と瞑想文化から見えたこと

2026年、循環葬®︎「RETURN TO NATURE」は、イギリスに続き、米・サンフランシスコを視察しました。目的地の一つは、2018年から森林での自然葬に取り組む「Better Place Forests」。森の入口ではウェルカムドリンクでもてなされ、埋葬の際にはご家族自身の手で遺灰に土やドライフラワーを混ぜ、木の根元へ還していきます。手を動かし、香りを感じ、時間をかけること。こうした身体的な関与を通して、人はようやく死を受け取ることができるのだと、視察を通じて感じたといいます。もう一つ印象的だったのは、この体験を裏側で支えるIT化でした。埋葬位置や記録はすべてデジタルで管理され、...

森と葬送―森林資源学・石井弘明教授に聞く、世代を超える営み

「日本から森林がなくなってしまうかもしれない」神戸大学で森林資源学を専門とする石井弘明教授は、そう警鐘を鳴らします。森が一世代育つには100年から200年かかる一方、国連食糧農業機関(FAO)によれば、わずか5年で日本の面積に相当する森が世界で失われているといいます。日本の森のほとんどは人の手が入った人工林・二次林であり、一度崩れると自然には元に戻らないこと、また鹿の食害によって若木が育たず「樹木の少子高齢化」が進んでいることも、その要因として語られました。そんな石井教授が循環葬に関心を持ったきっかけは、代表・小池との出会いでした。「倫理観に訴えるだけではなかなか状況は変わらない」という...

循環葬の森は、どう変わりはじめているのか。日本森林学会での報告

能勢妙見山の森を整備してから、植生はどのように変わってきたのでしょうか。2026年3月、茨城・つくば市で開催された「第137回 日本森林学会大会」で、その経過を発表しました。学会での発表は、前年の日本景観生態学会に続いて2度目です。今回は、循環葬の森林アドバイザーである神戸大学・石井弘明教授の研究室との共同研究として、埋葬エリア・目標植生エリア・参考植生エリアの3つを比較。現在の埋葬エリアはスギ・ヒノキが6割を占め、樹種はわずか12種という単純な人工林の構造ですが、段階的に伐採しながら在来樹種を植えていくことで、樹種の多様性が高まり、その土地本来の森へ近づいていく傾向が確認できました。会...

循環葬が始まって3年、能勢妙見山副住職と振り返る

2023年6月、大阪・能勢妙見山で国内初の循環葬®︎「RETURN TO NATURE」がスタートしました。墓標を持たず、ご遺骨を森の土へと還す。前例のない挑戦から3年が経ち、この夏、寺院パートナーである能勢妙見山の副住職・植田観肇さんに、これまでの歩みを伺いました。立ち上げ当初、お寺の中には「何が起こるか分からない」という戸惑いも少なからずあったといいます。よく知らない外部の企業と、寺の敷地で前例のない取り組みを始めるのですから、無理もありません。それでも、顔を合わせるたびに交わした何気ない会話の積み重ねが、少しずつ信頼へと変わっていきました。この3年で最も大きく変わったのは、まさにこ...

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