循環葬の森の千葉拠点・真野寺には1300年の歴史があり、かつては寺へと続く古道を人々が行き交っていました。しかし昭和初期に幹線道路が整備されると往来は絶え、古道は荒廃が進んでいきました。
この道を再生したい――そんな思いから、循環葬を運営するat FORESTと真野寺による「真野古道再生プロジェクト」が始動し、2026年5月にその第一弾となるイベントが開かれました。
参加者は地下足袋やニーパッドを持参するほどの熱量で、枝をはらい蔓を切りながら古道を進みます。道中では森のガイドが「循環」と「継承」をテーマに、山の土が20年かけて飲み水になる仕組みや、人間が捨てたゴミがクマを人里に呼び寄せてしまう構造について語り、森を守ることが自分たちを守ることにつながっていると伝えました。
イノシシの泥浴び場「ヌタ場」の整備では、参加者同士が声をかけ合いながら丸太を組んでいき、完成すると自然と拍手と歓声が湧き起こったといいます。「両親が眠る循環葬の森を、自分の手で整えることができてうれしい」「『循環葬』の考え方に共感し、自分が眠るかもしれない場所の整備に関われることに幸せを感じる」など、参加者からは多くの声が寄せられました。
真野寺の伊藤住職は、お寺を「宗教にとらわれずに人々が集い、命のつながりを感じられる場所」として復興させたいと語ります。at FORESTの代表:小池も、古道整備を通じて生まれる新しい関係性が、これから少しずつ広がっていくことに期待を寄せています。
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