目次
はじめに
【現場のリアル】「慣れ」の中に潜む、最大の敵
汚れを落とすのではなく、異常を見つける『点検清掃』
タイヤの泥が、地域の交通安全を脅かすこともあります
掃除が「最強のチームビルディング」になる戦略
おわりに
はじめに
こんにちは!東海環境株式会社です。
「産業廃棄物業界は汚れても仕方ない」というイメージを、
私たちは本気で塗り替えようとしています。
そのために私たちが最もこだわっているのが、日々の「清掃」です。
私たちの清掃は単なる後片付けではありません。
地域の方々の安心を守り、チームの誇りを醸成するための、
いわば「勝つための組織戦略」です。
こうした「当たり前の徹底(凡事徹底)」こそが、仕事の質を左右します。
しかし、現場を熟知し、キャリアを積んだ30代・40代のプロほど、
この基本の大切さをつい見落としてしまいがちです。
なぜ、今さら「清掃」なのか。なぜプロにこそ「凡事徹底」が必要なのか。
現場に潜む「慣れ」という落とし穴についてお話しします。
【現場のリアル】「慣れ」の中に潜む、最大の敵
産業廃棄物収集運搬や処理工場での仕事に慣れることは、本来素晴らしいことです。
30代、40代と経験を積み、
あらゆる状況に対応できるようになった自負がある方も多いと思います。
しかし、効率を追い求め、無駄を削ぎ落としていく過程で、
大切な何かを「ルーチンワーク」の中に置き忘れてはいないでしょうか。
「このくらいでいいだろう」。
そんな小さな妥協が、実は事故や、組織の綻びの入り口になっているかもしれません。
私たち東海環境が清掃にこれほどの情熱を注ぐのは、
その「慣れ」という名の油断を徹底して排除するためなのです。
汚れを落とすのではなく、異常を見つける『点検清掃』
私たちが実践しているのは、単なる掃除ではなく、プロとしての『点検清掃』です。
重機やトラックを拭き上げ、磨き上げる過程で、私たちはボルトのわずかな緩みや、
オイルの小さな滲み、金属の摩耗といった「マシンの悲鳴」を察知します。
ただ眺めるだけでは気づけない異変も、自らの手で磨き、触れることで、
「違和感」を捉えてくれます。
綺麗にするのは目的ではなく、あくまで手段です。
「異常がないか確かめるために触れる」という意識を持つだけで、
掃除は単なる雑務から、大切な資産と仲間の命を守る「メンテナンス」へと進化します。
タイヤの泥が、地域の交通安全を脅かすこともあります
産業廃棄物収集運搬業者として私たちが特に注意を払っていることが、
車両の「足回り」の洗浄です。
トラックのタイヤに付着した泥を「たかが泥」と放置すれば、それは道路にこぼれ落ち、乾燥して塵となり、後続車の視界を遮るだけでなく、砂埃による地域被害に繋がります。
また、雨の日には砂埃が舞わずとも、泥が路面を滑りやすくさせ、
スリップ事故の原因にもなります。
だからこそ、私たちは自社車両や工場を退場されるお客様の運搬車に対しても、
必ずタイヤ周りの洗浄を行い、事故防止や地域住民の方々への対策を徹底しています。
掃除が「最強のチームビルディング」になる戦略
現場の清掃は、一人で行うものではありません。
声を掛け合い、隙間時間を共有することで、最高のコミュニケーションの場となります。
「あそこが汚れている」と指摘するのではなく、
「ここ、一緒にやってしまおうか」と声を掛け合う助け合いの精神。
役職や年齢に関わらず、全員が同じ目線で地面を磨く時間は、
上下関係を超えた信頼関係を築く大切なひとときです。
ベテランが率先して腰を落とし、地面を磨く。
その背中を見て、若手は「プロとしての基準」を学びます。
この「気づき」を共有する文化が、
現場での連携ミスを減らし、強固なチームワークを生んでいるのです。
おわりに
産業廃棄物という、社会になくてはならないものを取り扱うからこそ、
私たちは誰よりも「綺麗」に対して敏感でありたい。
そのこだわりが、結果として仕事の精度を高め、
私たち自身の誇りを守る唯一の道だと信じているからです。
実際に、足回りの洗浄や細かな清掃を徹底し続けたことで、確かな変化が生まれました。工場へ産廃を運んでくださるお客様から「いつも綺麗にしてくれてありがとう」と
感謝の言葉をいただくことが増え、
地域の方々からの被害に関するお声も目に見えて減少したのです。
こうした小さな積み重ねが、地域社会との信頼を築き、
私たちの仕事の価値を証明してくれます。
仕事に慣れ、現場を動かす中心となった30代・40代の皆さんにこそ、
もう一度この「凡事徹底」の重みを見つめてほしいのです。
ベテランが自ら腰を落とし地面を磨く、その静かな、力強い背中こそが、
次世代のプロを育て、この業界の未来を塗り替える一番の教科書になります。
細かな工夫1つで、現場は見違えるほど美しくなり、そこで働く人の意識も変わります。
私たちはこれからも、この一歩を積み重ね、
地域に胸を張れる美しい環境作りに努めてまいります。