こんにちは!ABABA広報の高橋です。
「本当はこっちの方が成果が出るのに、自社の商品を売らなきゃいけない」 「もっと深く入り込めば解決できるのに、『自分の役割はここまでだから』と線を引いてしまう」
顧客と向き合う中で、そんな「売上」と「誠実さ」の板挟みにモヤモヤした経験はありませんか? もしそうなら、ABABAのタレントコンサルティング(TC)での働き方は、とても新鮮に映るはずです。
もちろん、ビジネスとして数字を追うことは大前提ですが、彼らの判断の軸にあるのは「それは本当に、学生と企業の『成功』に繋がるのか?」です。時には顧客の要望に「NO」と言ってでも、本質的な成果を追求する。そこには、単なる理想論ではない、ビジネスとしての「合理性」がありました。
今回は、TC部門を率いるマネージャー、森井さんにインタビュー。 顧客の採用成功に向き合う「タレントコンサルティングの全貌」に迫ります。
※2026年1月時点の情報です。
森井 広起 / タレントコンサルティング マネージャー
京都大学大学院中退後、個人事業主として活動。人材育成・組織開発コンサルティング企業、戦略コンサルティングファームを経て、制度設計から組織変革まで幅広く従事。「仕組み(ハード)だけでは組織は変わらない」という問題意識のもと、戦略コンサルの知見を武器に、2025年よりABABAへ参画。現在はタレントコンサルティング部門のマネージャーとして、TC組織のマネジメントと大手企業向けの企画提案を牽引している。二児の父。
「CS」ではなく「TC」。あえて「コンサルティング」を名乗る理由
高橋: ABABAではご契約後の顧客に伴走する部門を「CS(カスタマーサクセス)」ではなく、あえて「TC(タレントコンサルティング)」と呼んでいます。これにはどんな意図があるのでしょうか?
森井: ここが僕らが一番こだわっているポイントです。一般的なSaaSのCSは、「自社ツールを長く使ってもらうこと」がゴールになりがちなのに対し、僕らのゴールは「企業の採用成功」だからです。
そのためには、ツールの使い方を教えるだけでは不十分です。採用要件の定義、選考フローの見直し、時には説明会資料の改善まで…。「そこまでやるの?」という領域まで踏み込んでこそ、初めて成果が出せる。
だからこそ、「ツールのサクセス(CS)」ではなく、「採用課題を解決するプロ(TC)」であると定義しているんです。
高橋: 「運用代行」ではなく、あくまで「本質的な課題解決」がミッションなんですね。
森井: その通りです。極端な話、スカウト送信などの運用作業は我々が巻き取ります。その分、企業様には「候補者とのコミュニケーション」という、本来使うべき本質的な時間に注力してほしいからです。
ただ、それだけでは足りません。いくら運用を巻き取っても、「仕組み(ハード)」だけでなく「意識(ソフト)」まで変えなければ、組織は変わらないからです。
高橋: 意識まで変える…。なぜそこまで深く入り込むのでしょうか?
森井: そうしないと、「本質的な課題解決(採用成功)ができないから」です。 これは僕自身の人事コンサル時代の原体験でもあるのですが、立派な制度(ハード)を作っても、使う人の意識(ソフト)が変わらなければ、結局何も変わりませんでした。
ABABAも同じです。ツールがあっても、使う側の意識が「とりあえず数打ちゃ当たる」のままでは、ミスマッチはなくなりません。だからこそ、ツールを渡して終わりではなく、使い手の意識を変えるところまで伴走する必要があるんです。
高橋: 具体的には、どのように伴走するんですか?
森井: 例えば、従来の採用における「母集団を1,000人集めて、そこから厳選して3人を採る」という手法がありますよね。多くの企業がこの「母集団形成」に莫大なコストをかけています。
でも、僕らは「そもそも3人採用するために、とりあえず1,000人を集めて997人を落とすプロセスは、本当に正しいのか?」という問いを投げかけたいんです。
高橋: 「数を打てば当たる」という常識への疑問、ですね。
森井: はい。極端な話、3人採用したいなら、自社にマッチする3人だけにアプローチして、3人とも採用できるのが理想的で、最もROI(投資対効果)が高いはずです。 やみくもに数を追うのではなく、「無作為な1,000人」からスタートする採用を、「質の高い100人」からスタートさせる。それがABABAの提供する価値です。
高橋: なぜ、最初から「質の高い100人」に絞り込めるのでしょうか?
森井: ABABAには「他社の最終面接まで進んだ」という実績データがありますし、REALMEでは「価値観・能力・性格」といった詳細なデータまで取得しています。
確度の高い情報があるからこそ、人事の方は膨大なエントリーシートをさばく「見極め」の時間から解放され、目の前の候補者に自社の魅力を伝える「アトラクト(口説く)」の時間にリソースを集中できるんです。
感覚論ではなく「ファクト」で語る。経営層に刺さるコンサルティングの裏側
高橋: とはいえ、企業の採用文化を変えるのは簡単ではないですよね。なぜ、外部の立場からそこまで深く入り込めるのでしょうか?
森井: 我々には、「ABABA独自のデータ」という強力な武器があるからです。 ABABAには「他社の最終面接まで進んだ」という事実だけでなく、「具体的にどこを受けて、どこで落ちたか」というデータが最初から可視化されています。
これを使えば、面接官はいきなり「なぜその企業を受けたのか?」という深い部分から対話を始められる。感覚としては、「いきなり10歩目からスタートできる」イメージですね。
高橋: なるほど。現場の面接官にとっては非常にありがたい情報ですね。
森井: はい。そしてもう一つ、このデータを「マクロな視点」で活用できるのが、ABABAの最大の強みです。
のべ10万人以上の行動ログがあるため、「御社とご縁がなかった学生は、実は競合ではなく異業種を選んでいます」といった事実が数字で見えてくる。 特に大手企業ほど、自分たちでは取れないこの「市場のリアルなデータ」を喉から手が出るほど欲しがっているんです。
高橋: 武器があるからこそ、プロとして提言できると。実際に、顧客から信頼を得られた象徴的なエピソードはありますか?
森井: ある急成長ベンチャーの人事責任者の方から、あるメンバーに対していただいた言葉が印象に残っています。 その方は、「僕は細かいから、よく外部パートナーに煙たがられる」と仰るような基準の高い方なのですが、僕にはこう仰ってくださいました。
「彼には注文をつけることがない。なぜなら、私が『こうしたい』と思う前に、先に提案してくるから」
高橋: それはすごい信頼ですね…!
森井:言われたことをやるだけの相手には、誰も心を開かないですよね。「この会社の採用成功にとって、本質的な価値は何か?」を徹底的に考え抜き、先んじて提案する。 メンバー一人ひとりがこの姿勢を貫いていることこそが、TCという組織の最大の誇りだと思っています。
「三方よし」でなければ、やる意味がない。目先の売上より「本質」を選ぶ理由
高橋:とはいえ、ビジネスである以上「売上」と「誠実さ」の板挟みになることはありませんか?
森井: その気持ちは分かりますが、ABABAのTCは「採用成功に繋がらない提案」は絶対にしません。
例えば、不動産企業が「営業適性がありそうだから、金融志望の学生にも手当たり次第スカウトを打ちたい」と考えたとします。 売上だけ見れば「やりましょう」が正解かもしれません。 でも、僕たちは「それは意味がないのでやめましょう」とはっきり伝えます。
学生にとってはノイズでしかなく、万が一入社しても、ミスマッチですぐ辞めてしまうリスクが高い。
高橋: 学生も、企業も、そしてABABAも、誰も幸せにならないから、ということですね。
森井: はい。「学生視点」を大切にすることが、結果として顧客の中長期的な採用ブランドを守ることに繋がります。 目先の数字のために魂を売るのではなく、この「本質的な誠実さ」を貫けることこそが、TCという仕事の最大の誇りだと思います。
「SMBの伴走」と「エンプラの変革」。それぞれの面白さ
高橋: 現在、TCではSMB(中小・中堅企業)とエンタープライズ(大手企業)、それぞれの領域で採用を行っていますよね。それぞれの面白さを教えてください。
森井: まずSMBは、「採用成功モデルの構築」と「泥臭い伴走」がテーマです。 プロダクトの枠を超えて、時には説明会資料の改善や、選考フローの再設計まで入り込みます。「採用の土台」から一緒に作り上げ、成果に直結する面白さがあります。
高橋: 若手や未経験からでも、本質的な課題解決力がつきそうですね。エンタープライズはどうでしょうか?
森井: エンタープライズは、「組織変革」と「高度なロジック」が求められます。 相手は人事部長クラスや役員層です。ABABAのデータを活用して「市場における自社の立ち位置」を可視化し、経営課題としての採用戦略を提言する。 複雑な組織を動かす政治力も含め、総力戦で挑む「本質的なコンサルティング」の面白さがあります。
高橋:「本質的な価値提供」という軸は同じですが、対峙する企業の規模によって、求められる「筋肉」が異なってくるんですね。
プロダクトの「進化」もTCの役割。現場の声を、開発の最前線へ
高橋: TCは顧客へのコンサルティングだけでなく、「事業づくり」にも関わっていると聞きました。実際、現場のメンバーが開発に関与できるのでしょうか?
森井: 大いにあります。むしろ、TCはプロダクト開発の最前線にいます。開発チームとの距離が非常に近く、誰でも機能改善のアイデアを提案できる仕組みが整っています。「お客様がここでつまずいている」「こんな機能があればもっとマッチングする」といった現場の声が、良いものであれば即座に実装されます。
高橋: 自分の意見がサービスを進化させる手触り感があるんですね。
森井: そうです。ただ、ABABAでは日々アジャイルに開発が進んでいます。
次々と増える機能の中から、目の前の顧客にとって「今、何が最適解か?」を選び取り、分かりやすく翻訳して伝える。 キャッチアップは大変ですが、この「変化を楽しめる適応力」がある人は、大きく成長できると思います。
「本質」を突く仕事を、最高の仲間と共に
高橋: 最後に、この記事を読んでいる候補者の方へメッセージをお願いします。
森井: ABABAのTCチームには、「日本の採用を変える」という大きな大義に向かって、本気で走れる環境があります。
そして何より、僕らには「味方」が多いんです。 通常のビジネスは「対価交換」で終わりますが、ABABAの場合、顧客や関係者が「ABABAは大きくなるべき会社だ」「日本のためになるから応援するよ」と言ってくれます。入社して半年の僕でさえ、その熱量に何度も触れ、鳥肌が立つ瞬間がありました。
だからこそ、「本質的な価値提供をしたい」と願う人ほど、TCでの仕事は深く刺さると思います。
「誰かのために本気になれる人」そして「自分の頭で考え、社会の『当たり前』をアップデートしたい人」
そんな方と一緒に働けることを楽しみにしています。社会から応援されながら、日本の採用の常識を一緒にひっくり返しましょう。