ABABA広報の尾上です。
今回は、現在募集中の「SNSマーケター」「デジタルマーケター」「toBマーケター」の3ポジションについて、マーケティング管掌の執行役員、多加谷さんにお話を伺いました。
チームの体制や役割分担、意思決定の進め方、各領域で今まさに取り組んでいる施策まで、求人票だけでは見えにくい「実際の仕事」を深掘りしています。
※2026年10月時点の情報です。
多加谷 成 / マーケティング管掌 執行役員
早稲田大学社会科学部を卒業後、新卒で大手広告代理店に入社し、多岐にわたる企業のネット広告支援に従事。その後、外資系動画プラットフォーム企業にてショート動画を活用したマーケティング支援を経験し、コンサルティングファームではマーケティング特化のコンサルティングやMBOに携わる。2025年7月よりABABAに参画。
組織体制と各チームの役割
──まずはマーケティング担当者が所属しているチームの位置付けや規模感について教えてください
多加谷:まず、マーケティング本部の中に学生を獲得するtoCマーケティングDivisionと、事業や会社の広報を行う広報Divisionの2つのチームがあります。
企業のリード情報を獲得するtoBマーケティングのチームは、主にセールスのチームが所属している事業本部の中のインサイドセールスDivisionの一員として位置付けられています。予算規模は年間で数億円程度です。
──それぞれどのような体制で業務を進めているのでしょうか
多加谷:まずtoCマーケで扱うチャネルとしては自然流入を除くと広告とアフィリエイトとSNSアカウント、主にはその3つのチャネルがあり、他にも友人紹介キャンペーンの設計や大学との連携、アライアンス施策の設計なども行っています。
主にその3つのチャネルがあります。主な3つのチャネルにはそれぞれに主担当を置いており、必要に応じて代理店や業務委託の方、インターン生にも手伝ってもらうという体制で、そうした方を含めると約30名の規模のチームになっています。
toBマーケではIS(インサイドセールス)やFS(フィールドセールス)につなぐためのコンタクトや、いわゆるリード情報の獲得を目指して動いています。
それにあたり、ホワイトペーパーやオウンドメディアの活用といったコンテンツマーケティング施策、SEO施策、展示会への出展などを行っています。また最近では、コミュニティ運営を通じた顧客のエンゲージメントを高める形の施策にも着手し、入り口を作るだけではなく、お客様との継続的なハイタッチの部分を作り出すこともセールスチームと連動して進めています。
ミドルレイヤー人材採用の背景とこれまでの事業インパクト
──現在「SNSマーケター」「デジタルマーケター」「toBマーケター」の3つの求人を公開していますが、今回の募集の背景について教えていただけますか?
多加谷:会社全体で見るとマーケターの人数は比較的少ないです。一方で『ABABA』のビジネスモデル上、需要供給側であるマーケティングチームの成果は事業の成果に直結するので責任も大きくなっています。
会社としてもマーケティングには予算を積んでしっかりと活動ができる体制を整えているので、それぞれのポジションに専門性が高いミドルレイヤー以上の人材を配置し、さらなる成果創出に努める必要性が高まっていることからこの度新たな仲間を迎えることとしました。
また、この職種は人数がいればいいというものでもないので、スタートアップで事業のグロースにダイレクトに影響を与える仕事をしたいという気概と能力がある方がいらっしゃれば、我々のチームはレバレッジの効く組織だと思いますし、ぜひご一緒したいです。
──これまでマーケティングチームは事業に対してどのようなインパクトを与えてきたのでしょうか?
多加谷:学生獲得の観点で言うと、3年でユーザー規模が6倍、売上はそれ以上に成長しています。これ自体もすごく大きな成果だと思っていますが、それ以上にそこから実際にスカウトを受け取ってくださるユーザーが、登録者の伸び以上に増えていることに意味があると思っています。
これは我々がプロダクトの中のデータから、流入経路ごとの歩留りやサービスの利用度合いを見てチャネル運用の精度を上げてきた成果が出てきた部分でもあります。それに応じて投資の優先度や配分の仕方を変えたり、そもそもの施策の見直しをしたりしていたので、質も量も伴う形の採用へのシフトにはこの2年ほどをかけてかなり貢献できたんじゃないかなというふうに思っています。
toCマーケティング領域の意思決定とより伸ばしていきたい点
──求人では意思決定の速さについて触れられていますが、経営との距離の近さが現れている実際のエピソードがあれば教えてください
多加谷:基本的にはほぼ全てのアクションが現場主導であると言えます。執行役員兼マネージャーである私が経営陣と合意した年度予算をもとに目標を立てます。
そこからの走り出しや、予算のアロケーションといったところは、予算の規模にはよりますが、基本的には現場でほぼ決めていいという形です。一定金額が大きいものに関しては私の判断を経るところはありますが、ほぼ全てのジャッジが即日下りる体制になっています。
特に我々のサービスは需要の波が特定の時期に偏っているサービスではあるので、スピード感のある判断や施策実行というところが成果に直結します。例えば、昨年の事例で言うと、需要期に向けたYouTubeの広告施策を実施したところ、検索リフトが業界ベンチマークの最高水準を超える結果となり、かなり高い評価をいただいたということもありました。
一般的な決裁フローだと間に合わなくて諦めていたかもしれないというスケジュール感の施策だったのですが、現場主導で起案し、スピーディーに会話をして実行に移せるという体制があり、最後まで粘ったからこそ得られた成果なのではないかなと思っています。
──この領域で、専任のリーダーが腰を据えて向き合えば、今よりもっと伸ばせると感じている業務や施策があれば教えてください
多加谷:広告の運用やアフィリエイト、インフルエンサーマーケティングといった部分や、SNSの運用についてはそれぞれ専任の担当者がいますが、より専門性が高い人材が仲間に加わることで初速の精度というのは磨かれていくのではないかと思っています。
特に、マーケティング本部は社内でもかなり高い水準でAI活用が進んでいます。AIを使いこなすには、情報の正しいインプットや使いこなす側のリテラシーが求められるので、そういった点にも精通した人材が仲間に加わることで、全ての領域において施策の精度やスピード感をさらに高められると感じています。
toBマーケティングでの施策改善と立体的なコンテンツ展開
──toBマーケについて直近で大きく動きがあった点について教えてください
多加谷:例えばウェビナーを積極的に実施できるようになったことが挙げられます。共催でも自社開催も行っていて、初めてトライすることも多くありました。
開催にあたってはISとの事前の情報連携が必須ですが、獲得できた企業リストの中身や連携タイミング、訴求するべきポイントといった点を共有しながら作り上げていったので、成果最大化に向けて部署の垣根なくトライしていくという土壌が整っていったと感じています。
また、展示会への出展も大きな施策の1つです。社員が中心となって当日の運営も行うので、会場の動線や当日のアトラクト、後日のフォローまで含めてIS・toBマーケチームとして一気通貫で行う体制が整ってきました。
単純にリードを供給するだけではなく、どうしたら商談や成約に結びつくのか、後の工程への意識を強く持つということがチームの根幹に根付いているのが特徴なんじゃないかと思います。
──既存の施策の見直しによって大きな成果が挙がった事例はありますか?
多加谷:現在も試行錯誤の途中ではありますが、オウンドメディアの運用はしっかりと分析したうえでの運用を進めていけるようになっています。
具体的にはGA4や、サーチコンソールなどのデータを全て集約して、自分たちがどういったキーワードを獲得すべきなのかというキーワードマーケティングやSEOの戦略立てができるようになりました。
また、記事だけではなくホワイトペーパーやウェビナーの開催告知、活用事例など、周辺施策によって生まれるコンテンツも駆使して、立体的なコンテンツマーケの施策を走らせる体制が整いつつあります。背景にはチームの体制が整ってきたこともありますし、直近のAIの進化に伴って、データ分析のスピードや精度が上がってきたこともありますね。
──新しい仲間が増えることで期待されることはありますか?
多加谷:もともと社内でtoBのマーケティングの経験者というのは限られていたため、新たな専門人材を迎えることで全ての施策の精度の底上げをまずは期待します。営業戦略と連動した施策の立案や費用対効果の検証、新施策の企画までできるようになることで、toBマーケティング活動全体がよくなるんじゃないかと考えています。
SNSマーケティングのマルチアカウント展開とチャレンジ環境
──SNSマーケティングはどのチャネルでどのような施策を推進していますか?
多加谷:これまでにほぼ全てのプラットフォームでトライを重ねてきています。現在はXとInstagramとTikTokをメインにアカウントを運用中です。過去にはYouTubeやLINEのオープンチャットでのアカウント運用にもトライしています。
──多くのトライを重ねる中で、特に手応えを感じているものはありますか?
多加谷:自社のアカウント運用の強化は引き続き行いながら、新たな注力点として挙げられるのは就職活動に関する発信をしている外部のインフルエンサーの方と一緒にアカウントを作っていくという施策です。これまでにもインフルエンサーマーケの延長で同様の施策を行ったことがあったのですが、跳ねたときの反響がすごく大きく、その後のサービス利用にもつながりやすかったんです。
当社が運用して正しい情報や魅力的なコンテンツを発信するということも大切なのですが、そうしたインフルエンサー的な方からの発信や共同運用も行うことで、より多くの就活生に情報を届けていきたいと思っています。
我々は就活生の感情が大きく動くタイミングで使うサービスを扱っていますし、就職活動は本当に人の人生を左右するイベントですので、配慮や寄り添いは欠かさず、ブランドの世界観や就職に役立つ情報を伝えて、結果的にサービスの利用につながるよう日々運用しています。
それにあたって必要な投稿の作成や投稿作業は完全に現場主導で進めています。事前に定めたガイドラインに準拠していれば都度承認作業を経ることはなく、現場判断で投稿が可能な体制です。必要なデータ基盤の構築やAI活用についても同様に現場主導で進めています。
──ABABAだからこその面白さはどういった点だと考えられていますか?
多加谷:1プラットフォームにつき1アカウントではなく、それぞれのプラットフォームでいろいろなコンセプトや切り口のアカウントを運用している点です。
ブランドの世界観を壊さない範囲でそれぞれの運用の手法やコンセプトについてトライをするのは大歓迎で、即日承認が下りるような体制になっています。
まずはトライアンドエラーを繰り返していくしかないと思っているので、チャレンジへのスピード感はすごくあると感じています。実際に今では10以上のアカウントが稼働しているので、チャレンジの幅もすごく大きいです。
求められる人物像と今後のメッセージ
──同じチームで働く一員として、こうしたマインドの方であれば楽しく働けるといったものはありますか?
多加谷:専門性や領域に対して担当を配置すると、どうしても閉じた運用になりがちだとは思います。一方で、我々はあくまでマーケティングチーム全体として事業の成果を最大化するために動いているので、チームの成果を最大化するために何を自分たちが果たすべきかを常に考えられる人というのが活躍しやすいと思いますし、ぜひ大事にしてほしいマインドだと思っています。
我々は就活の市場を変革しようと動いているスタートアップですので、そうしたチャレンジャーの立場である会社の中のさらに需要創出側の立場から事業を拡大に導ける、本当の意味でリードしてくれる人材を求めているというのが3ポジションに共通する思いです。
成功することは当然大事ですが、そこまでの過程で失敗があることは織り込み済みで、トライアンドエラーを繰り返してしっかりと成功の種を見つけられるということが大事だという考え方をしています。それにあたって必要な投資ができる環境は会社としても整えていますし、裁量が大きい環境もあります。取り組みの幅を制限するものは一切ないのでぜひ一緒に大きなチャレンジをしましょう。