ITエンジニアに対するスカウトが飛び交う売り手市場。3〜5年ほどの経験を積み、一通りの実装や現場での立ち回りを覚えた頃、多くのエンジニアがふと足を止めます。
「今の会社のままで、エンジニアとして本当に成長できるのだろうか」
「市場価値を上げるためにも、そろそろ転職したほうがいいのでは?」
隣の芝生が青く見え、キャリアの選択に揺れ動く中堅期に、あえて転職を選ばず、同じ会社で10年目を迎えたエンジニアたちがいます。
今回は、株式会社アビックシステムで勤続10年目を迎えた同期エンジニアの2名にインタビューを実施しました。
激動のIT業界で、なぜ彼らは10年という歳月をアビックシステムで過ごしてきたのでしょうか。何度も「転職」が頭をよぎりながらも「ここで働き続ける」と決めたリアルな裏側と、10年いたからこそ見えたキャリアの景色に迫ります。
目次
入社当時の記憶:30名の“小さな会社”から始まったキャリア
——まずは、10年前の入社当時の様子や社内の雰囲気について教えてください。
Aさん: 僕たちが入社した10年前は、社員数がまだ30名ちょっとでした。とにかく「アットホーム」という言葉がしっくりくる、距離の近い会社でしたね。
Bさん: 僕も同じ印象です。当時はSESを中心とするIT企業が多くありましたが、どこも事業内容の差が見えづらかった。その中で、当時の代表をはじめ「この人たちと一緒に働いたら絶対に楽しいだろうな」と感じた直感が一番の決め手でした。
Aさん: 僕も未経験からのスタートだったので、「社風」と「人柄」で選びました。人間関係の良さは入社してから今に至るまでずっと変わっていません。
——入社直後はどのような業務からスタートしたのでしょうか?
Aさん: 僕は小売業界向けのシステム開発・保守現場に配属されたのですが、最初は本当に右も左もわからなくて。先輩に教えてもらいながら、テスト工程や局所的な修正など、小さめの作業からスタートしました。
Bさん: 僕は金融系のシステム開発でした。ゼロから作るのではなく、すでにある見本に沿って似た機能を実装していく業務でしたね。当時はマネージャーの下に複数のリーダーが立って案件を回すスタイルが多く、現場でのやり取りを通じて基礎を叩き込まれました。
衝突と挫折:「何度も辞めようと思った」——壁にぶつかった3〜5年目
——エンジニアとして自立する一方で悩みも増える3〜5年目。これまでに「辞めたい」と思ったことはありましたか?
Bさん: ……めちゃくちゃありましたよ(笑)。何度も辞めようと思いましたし、実際に転職活動をしていた時期すらありました。
——そうだったのですね。当時、どんなことに悩んでいたのでしょうか?
Bさん: 理由は大きく2つあります。1つは「スキル不足」に対する焦りです。次々と新しい技術が出てくる中で「このままやっていけるのだろうか」という不安がありました。もう1つは、当時携わっていたプロジェクトが難航し、業務が非常に立て込んでいたことです。ハードワークとスキルの壁に挟まれ、メンタル的にも落ち込んでいました。
Aさん:僕自身も、客先との人間関係や業務の進めにくさで行き詰まる瞬間が何度もあって、「仕事に行きたくないな」と思ってしまう壁にはしっかりぶつかりました。
——そのような厳しい状況に直面しながらも、なぜ退職を踏みとどまり、会社に残り続ける決意をしたのでしょうか?
Bさん: 不思議なことに、僕が「もう限界だ」とピークを迎えたタイミングで、現場異動の話が上がるんです。
その時に、上長や会社に「実はこういうことがやりたい」と本音をぶつけていました。すると会社側が真剣に耳を傾けてくれて、「じゃあ、うちのこの案件でそれができるよ」と希望に沿う環境を提示してくれたんです。「ここまで親身になってくれるなら、もうちょっと粘ってみよう」と環境を変えて一歩を踏み出す。それを繰り返すうちに、気がつけば自分が一番やりたかった「エンドユーザーと直接対話し、要件定義から関わるポジション」に就くことができていました。
Aさん: 僕もまったく同じです。苦しいと感じた時に、現場異動の打診がありました。会社側が僕たちの状況や適性をしっかり見てくれていて、放置せずに次の一手を一緒に考えてくれたからこそ、挫折を乗り越えられたのだと思います。
10年目の変化:「作業者」から「決断し、伝える人」へ
——困難を乗り越えて10年。10年前の自分と比べて「最も成長した」と感じる部分は何ですか?
Bさん: 一番変わったのは「決定する判断力」ですね。若手の頃は「どうすればいいですか?」と指示を仰ぐだけでした。しかし10年目となり、管理や後輩指導の立場になると、自分自身で選択しなければならない場面が増えます。お客様への打診やプロジェクトの舵切りを自分の責任で判断する力は、10年間で最も鍛えられた部分です。
Aさん: 僕が一番変わったのは「相手に合わせたコミュニケーション能力」です。客先のシステム開発部の方々とやり取りする際、技術用語をそのまま話しても伝わりません。複雑な仕様を自分の中で噛み砕き、「要するにこういうことです」と分かりやすく翻訳して伝える力が求められます。相手に合わせた合意形成を意識して動けるようになりました。
なぜ「アビックシステム」で働き続けるのか?
——スカウトや誘いもあったかと思いますが、なぜアビックシステムなのか。その「強み」や「魅力」をどう捉えていますか?
Aさん: 正直、友人から「うちに来ない? 給料良いよ」と誘われたこともありました。でも、断りました。転職すれば一時的に給与は上がるかもしれませんが、新しい環境で人間関係をゼロから築くリスクもあります。アビックシステムには10年間かけて築いてきた圧倒的な「働きやすさ」と「人間関係の良好さ」があり、僕のキャリアや性格を分かってくれている仲間がいる。この環境は、目先の給与差以上の価値があります。
Bさん: 大企業だと「大勢の中の1人」として埋もれてしまいがちですが、当社くらいの規模感だからこそ、「自分が必要とされている」という手応えが得られます。自分がプロジェクトを支えているという実感を持って働けるのは大きいですね。
——社員の「挑戦」に対するサポート体制はどうでしょうか?
Bさん: 上が動く「速度」が圧倒的です。若手が「新しい技術に挑戦したい」と発信したとき、マネージャー陣は自分のプロジェクトに抱え込まず、その人のキャリアを最優先にして後押ししてくれます。さらに社長自らが超スピードで動き出し、鮮度が高い状態で挑戦の場を用意してくれる。この手厚さは当社ならではだと感じています。
Aさん: 自社にやりたいプロジェクトがなければ、新規で案件を開拓しようと動いてくれることもあります。自分の思いを発信さえすれば、絶対に無下にせず、一緒に道を探してくれる安心感があります。
これからの10年:キャリアに迷う中堅エンジニアへのメッセージ
——今まさにキャリアに悩み、転職サイトを眺めている3〜5年目のエンジニアへアドバイスをお願いします。
Bさん: 「一人で抱え込まずに、まず誰かに相談してほしい」ということです。直属の上司でも、同期でも、社長でもいい。アビックシステムには、誰かの悩みに真剣に向き合ってくれる人しかいません。「こういうキャリアを歩みたい」と口に出すことで、自分が本当にやりたかったことが整理され、必ず見えてくることがあります。
Aさん: 今すごく仕事ができる先輩やマネージャーだって、3〜5年目の頃は絶対に同じように悩み、苦しんでいます。みんな通ってきた道なんです。だからこそ自分の思いを発信してほしい。その発信が、現状を打破して成長するための第一歩になります。
——最後にお二人の「これからの目標」について教えてください。
Aさん: 僕はプレイヤーとして技術と業務知識を極めていきたいと思っています。今の現場で「この人がいないと困る」と言われる存在になることが目標です。先日勤続10周年を会社にお祝いしてもらったので、20周年もみんなとお祝いしたいですね。
Bさん: 僕は将来的に「自分の城を築きたい」という思いがあります。マネージャーとして組織を率いるのか、新しい事業部に挑戦するか。アビックシステムは個人の熱量に対して本気で事業化やキャリア化を応援してくれる会社なので、自分の手で新しい価値を作り出す挑戦をしていきたいです。
取材を終えて:「キャリアは”一緒に”築く」という選択肢
転職が当たり前になった時代。スキルアップや年収アップを求めて環境を変えることだけが、エンジニアの正解ではありません。
10年目を迎えたふたりの言葉から浮かび上がってきたのは、「社員一人ひとりの声に本気で耳を傾け、挑戦を全力で後押しする会社」の姿でした。
壁にぶつかった時、一緒にキャリアを考えてくれる上司がいる。 やりたい声をあげれば、組織全体がスピード感を持って動いてくれる。 自分の強みや人柄を理解し、お互いを尊重しあえる仲間がいる。
「今の環境で、自分は10年後を描けるだろうか?」
もしあなたがそんな不安を抱えているのなら、一度アビックシステムの扉を叩いてみませんか。ここには、あなたが安心してエンジニアとしての未来を託し、自分らしく挑戦し続けられる舞台が整っています。
株式会社アビックシステムでは、共に学び、挑戦し続けるエンジニアを募集しています。 少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ「話を聞きにいきたい」ボタンよりお気軽にご連絡ください!