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【グローバルセールスインタビュー】カナダから来日してキャリアをスタート。4ヶ国語を操る言語スキルを活かし、成長著しいAIスタートアップ企業へ。

日本国内だけにとどまらず、海外のAI開発企業との取引も増えている弊社。今後も日系企業のみならず、さまざまな国への進出を試み、グローバル展開に力を入れています。

今回お話を伺ったのは、英語や日本以外の言語を使用した仕事ができることや将来性に惹かれて入社を決めたカティーナさん。カナダから日本に移り、築いてきたキャリアの変遷について詳しくお聞きしました。

ヌイン カティーナ / グローバルセールス

ブリティッシュコロンビア大学で国際関係・アジア研究を学び、2019年に卒業。その後、神戸市教育委員会教科指導課にて4年半勤務。外国人教師と神戸市内の学校との間に入り、英語学習をサポートしていた。2024年2月、株式会社APTOへ入社。

外交官を目指すために、日本語スキルを伸ばそうと決意

ーーどのような学生時代を過ごしていたのですか?

カナダにあるブリティッシュコロンビア大学で、国際関係・アジア研究を専攻していました。カナダの大学は基本的には入学試験がありません。ただ、ブリティッシュコロンビア大学では、高校の8科目すべての成績が70%以上でなければ応募ができないという基準があり、結果的に合格者の平均成績は約90%に推移。また、入学後の課題がとても大変で、毎週テストがありましたし、10〜20ページに及ぶ長文レポートの提出もありました。政治学、歴史、外国語の習得と教科数も多かったです。このような入試や大学での活動や基準のようなものは日本の大学と少し違う点かもしれませんね。

日本の留学生と一緒にイベントを立ち上げ、熊本地震の被災者に支援物資を送るなど、そういった交流を生む活動にも力を入れていました。そのため私にとって日本は身近な存在でした。

当時考えていた将来の目標は、外交官。カナダ出身なので、英語とフランス語はできますし、両親がベトナム人なのでベトナム語も話せます。しかし「もう一つ、言語を習得してみたい」と思い、卒業後に日本で日本語を学ぶことにしました。

外交官は4年に一度、他の国へ移らなければいけません。さまざまな言語と文化を学びたかった私にとって、ピッタリなキャリアだと思っていました。外交官試験には合格したのですが、自分としてはまだまだスキル不足ではないかと感じて日本へ行くことを決めました。

ーー数ある言語の中で、日本語を選んだのはなぜですか?

私より先に日本語を勉強していた、姉の影響です。カナダでは日本のアニメが何度も放映されていて人気が高く、日本語のクラスもあります。

実は高校や大学時代に日本語を学び始めましたが、やはり教科書だけでは習得が難しいと感じました。そこで少しの間、日本に住み働きながら勉強しようと思ったんです

カナダにいても読み書きはできますが、話す機会が圧倒的に少ないと感じていました。日本に来てしまえばどこにいても日本語を使いますから、自然に日本語が身につくと考え、そうした環境に身を置くことにしました。

学生時代に旅行で8回ほど日本に訪れていましたし、中学時代に出会ったフランス語の先生が「日本で働いた時の体験談」をよく語っていたこともあって、とても楽しみにしていました。

カナダから神戸へ。日本語を学びながらキャリアをスタート

ーー日本に来てからはどのような仕事をしていたのですか?

最初は神戸市教育委員会の教科指導課で働いていました。外国人の英語の先生たちを管理する仕事です。英語、日本語のどちらも話せる人材が少なかったため、内定をいただきました。関西には友人も多く、寂しくなってもサポートしてもらえるかもしれないと、少し安心しました。

具体的には「人事」のような仕事が多かったです。研修や英語の国際イベントなどの企画を担当。新しく来日した先生のオンボーディングも担当していました。さらに授業で訪問した学校先で困ったことがあれば、私も訪問し、問題解決のために通訳・翻訳をしました。先生たちはほとんど日本語が話せないですし、文化の違いで誤解が起きてしまうこともあります。その解決のために、一緒に取り組んでいました。

対象は神戸市内の全小学校・中学校と、6つの高校。外国人の先生たちは213名、13カ国から来ていました。もちろん、私の他にも5名のチームメンバーがいたので連携しながら先生と学校をサポートしていました。

日本語が分からない時もありましたが、全て調べて勉強しながら対応しました。自分でもできるようになってきたと実感したのは、仕事を始めて1年ぐらい経った頃ですね。

APTOの将来性と、社内カルチャーの温かさに惹かれて入社

ーーその後、APTOに転職しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

4年半ほど神戸市教育委員会で働いていましたが、評価制度上、そのポジションの給料の天井がきてしまったため、、このタイミングで転職をしてみようかと思い始めました。新しい環境で成長しながら収入も伸ばしてみたいと考え、日本での転職を決めました。日本には友人も多く、住みやすいですし、外交官にならなくても国際的な仕事を続けることができる会社があると感じていました。

APTOに転職しようと思った決め手は、AI業界の将来性を感じたからです。これから先、テクノロジーがどんどん進化し、社会的にも大きな影響が与えられるのではないかと感じたと同時に、英語のスキルも活かせそうだったことも魅力的に映りました。

ーー面接をしてみた時の印象は、いかがでしたか?

APTOはスタートアップ企業でなおかつ、AIを生業にしているので、労働環境の厳しさやカルチャーの硬さが心配でした。ところが面接を受けてみて「すごく面白い!」と感じたんです。海外企業の面接のように、友人とフランクに話をしているような心地よさを感じ、それを意図的に作っていただけているんだなと。

また、働き方もフルリモート可能、過度な残業はないという話を聞いていて、主婦も多いという話がそれを強く裏打ちしていたことを覚えています。

多言語を駆使してAPTOを世界へ

ーー実際に入社をしてみて、いかがですか?

入社当初、私はAIについて何も知らなかったこと、そして私以外、社員は全員が日本人だったので「コミュニケーションが取れなかったらどうしよう」と不安を感じていました。

しかし入社をしてみれば、少し英語が出てしまったり、日本語を間違えたり敬語が使えなかったりしても、それを許容するカルチャーがあり、すぐに馴染めたのを覚えています。良い意味で、日本特有の上下関係の厳しさもそこまでない点に驚きました。

ーー現在の仕事内容について教えてください。

さまざまな業務に携わらせていただいていますが、メインは海外企業のセールスを担当しています。例えば海外のAI開発企業へのアプローチや海外での展示会出展の準備などです。

また、LinkedinなどのSNSを活用したPR、運用といったマーケティング要素のある業務にも携わらせていただいていますし、また英語による面談があれば、通訳・翻訳業務にも対応します。

このような業務の幅広さに関してはスタートアップならではだなと感じています。

ーー働く環境についてはいかがですか?

フルリモートでの勤務ですが、コミュニケーションは Slackを使ったチャットで行い、問題なく進められています。勤怠管理もすべてWebで済みますし、快適です。社員は女性が多く、何でも相談しやすいですね。

AIについての知識は、専門用語を調べながら身につけています。英語で調べられるので、英語で理解したものを先輩社員に質問し、簡単な日本語で説明してもらって学んでいます。

未経験スタートでも成長できる環境が整っているので、安心してチャレンジできる環境があることは自信を持って言えますので、少しでも興味がある方はぜひ話を聞きにきてください!

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