株式会社BUZZ Consultingで働くメンバーの素顔に迫る連載『MEMBER'S VOICE』。今回は、クリエイティブディレクターの【天野友二朗:Tomojiro Amano】のストーリーをお届けします。前職は、ショートドラマ制作会社のクリエイティブディレクター。「3本の合計が50万再生を下回ったらクビ」という緊張感のなかで平均100万再生を出し続けてきた天野さんは、なぜショートドラマの世界を離れ、「美容医療×ショート動画」の道を選んだのか。転身の裏にあった業界の未来への視点と、いま感じている仕事の醍醐味を聞きました。
プロフィール
【天野友二朗:Tomojiro Amano】 株式会社BUZZ Consulting クリエイティブディレクター
株式会社GOKKO(ごっこ倶楽部)にてショートドラマのクリエイティブディレクターを務め、企画リサーチから台本・現場ディレクション・編集までを一貫して担当。平均再生数100万再生を記録。
2026年2月、株式会社BUZZ Consulting入社。クリエイティブディレクターとして複数クリニックのアカウントを担当。
ショート動画を見る・作るのが趣味で、趣味がそのまま仕事になっています。
1.「3本の合計が50万再生を下回ったらクビ」――緊張感の中で磨いた、バズへの執念
――まず、前職ではどんな仕事をしていたのか教えてください。
前職ではショートドラマの制作会社でクリエイティブディレクターをやっていました。バズっている動画を参照して企画リサーチするところから、台本・現場ディレクション・編集まで一貫して担当していました。
俳優演出も担当し、メイクやスタイリストとのキャラクター設定のすり合わせ、撮影照明部との世界観のすり合わせも、全部ディレクターが行います。
前職では、3本の動画の合計再生数が50万再生を下回ったらクビというルールがあったので常に緊張感があり、絶対に結果から逃げられないシステムになっていました(笑)。ちなみに自分は、平均再生数100万再生でした。
動画がバズるということは、冒頭で視聴者が指を止める魅力があり、その後も視聴を維持する理由がある。その正体は何か? これを執念を持って突き詰めるのが、ショート動画の魅力ですね。
――前職時代、キャリアについてはどんなことを考えていましたか?
ショートドラマは俳優を起用する以上、一定の「情緒・感情」を現場で演出します。でも、ショート動画の再生数・視聴維持にその「感情体験」はあまり関係なく、「情報密度」と「情報配置の順序」で決まる側面が大きいんです。
そうなると、撮影照明部とのすり合わせや衣装選定は、バズには直結しないから優先度が低く、ムダになります。一方で会社としては、俳優・メイク・スタイリスト・カメラマンの全てを正社員化して大幅な赤字になっていて、それを資金調達でギリギリ回しているという、かなりチグハグな実態でした。
中途半端に表現者っぽいことをやり、中途半端にビジネスもやっている。結果、毎月巨額の赤字になっている状態で、組織としての将来性を感じなかったのが本音です。
2.「演出家のスキルは一旦しまい、転職に賭けた」――ショートドラマ業界に見えた未来
――転職を考え始めたきっかけは何だったんですか?
前職に限らず、国内でtoCのショートドラマを作っている会社は、赤字を資金調達でギリギリ持たせているのが内情です。
中国とは違い、日本では「お金を払ってまでショートドラマを見る」人口がまだ少なく、toC市場はかなり未成熟です。
NETFLIXなどがtoCを食い荒らした場合、おそらく現存する国内のtoCショートドラマ事業は横ばいか弱まり、企業のPR案件屋さんとしてtoBで生き残るしかない。映画産業が斜陽化したのと同様、ショートドラマも同じことの繰り返しで、閉鎖的な未来が待っていると思いました。
その未来が見えたので、「演出家」としてのスキルは一旦しまい、転職に賭けました。
――BUZZ Consultingはどうやって知ったんですか? 第一印象も教えてください。
「医療業界」からクリエイティブに入った特異性と、「ショート動画」の知見を活かせる職種はないかと探していたところ、「美容医療×ショート動画」の現職の求人と出会いました。現在の美容医療市場は6,300億円で、将来性を感じたのもあります。
帰りの電車の中で適当に求人を見ていたら、よく見ていた北尾よしと先生の写真が出てきて、「え? よしと先生のクリエイティブを作ってる会社?」と思い、テンションが上がりました。
以前から美容医療は好きでよく見ていたけど、数ある美容医療アカウントの中でも、よしと先生は一番分かりやすくて、前職にいた頃からずっと見ていたんです。
――入社の決め手は何でしたか?
創業1年のベンチャーだったので、もちろん不安はありましたが、次の2点が決め手でした。
①すでに広告塔となる実績があること。よしと先生など、業界内でも著名な先生のアカウントを、創業1年ですでに確立できていることです。
②成長市場×成長市場であること。かつて高須クリニックがTVCMを出して、美容医療を「隠すもの」から「日々の話題」へとカルチャーを変えていったように、現代版で「ショート動画×美容医療」という2つの成長市場同士を掛け算していると思い、代表の着眼点が面白いと感じたことです。
3.「自分が体験して良いと思ったものを、世に広められる」――同世代のドクターと走る日々
――現在の仕事内容を教えてください。
企画・台本設計・現場ディレクション・編集指示まで、一貫して行っています。1日に10〜15本をまとめ撮りし、それが月1回あります。撮影までの間はリサーチ・企画・台本を練っていて、複数アカウントを担当する中でそのサイクルを回しています。
特に企画は、常にアンテナを張って探しています。国内外の医療系や雑学系の面白いアカウントを見つけてはメモし、それをどう各クリニックの先生の色に落とし込んでいくかを考えて、ネタを仕込んでいます。
また、休日は自分でも美容施術を受けることが多いです。自分が体験して良いと思ったものを、先生と相談して世に広められるのが、この仕事の醍醐味です。
――入社してから、一番印象に残っている出来事は?
「動画がバズったことで、職場内での自分の立場ができてきた」と先生から言われたときは、自分のことのように嬉しかったです。
クライアントの美容ドクターたちは、SNS感度の高い20代後半〜30代前半くらいの方が多く、自分と同世代が多いんです。
「若いことで舐められるのが悔しい」といった等身大の悩みを持つドクターもいれば、「院長を説得して新しい施術を導入してもらった」と挑戦するドクターもいる。同世代の人たちがキャリアを賭けて頑張っているのを見ると、同じ熱量で向き合わなきゃと思います。SNSを通して、クリニックや先生の挑戦を後押しできるディレクターでありたいです。
――入社前のイメージと、入社後のギャップはありましたか?
仕事内容については完全にイメージ通りで、創業1年の会社でここまでシステマティックに交通整備されているのはスゴイと思っています。
クリエイティブの部分だけは、先生の人柄やキャラクター、病院ごとの特性など細かい差があるので、型にはめて一律に自動化はできない。でも、それ以外の部分はかなり効率的になってきています。
――前職の経験が活きていると感じる瞬間は?
前職で培った根性というか、結果に対する分析と執念は活きていると思います。
世の中でスゴい再生数を出すインフルエンサーはほんの一握りで、ほとんどのSNSコンサル企業は「それっぽいことは言う」けど、「じゃあ、あなたのアカウントを見せてごらん」となったときに、数字を見せられない人が多いです。
個人インフルエンサーの多くは、結果から逃げられない環境で自分の生活を賭ける覚悟があるけど、企業の多くは「業務」として割り切っているから、その覚悟の差だと思います。覚悟の差が結果の差を生み、結果の差が知見の差につながります。
結果を出すには、業務を超えた情熱と、分析に対する執念が大事だと思います。
4.「感情ノイズが一切ない」――ストイックで純粋な人が集まる組織
――この会社・チームの好きなところ、他社と違うと感じるところは?
仕事にストイックで純粋な人が多いのが、とても素敵だと感じています。
仕事をする上で「この人は嫌いだから」みたいな「感情ノイズ」が一切なく、皆ただ日々の結果に真摯に向き合って、クリエイティブや美容医療のことを探求しています。「合理」と「結果」を真面目に追求する姿勢のある、ストイックで純朴な人が多い、良い環境だと感じています。
例えば、元々他社のSNS運用会社にいた齋藤さんが業務委託で応募してきてくれたんですが、話を聞くに、自分の力をもっと発揮できる環境を探していました。それで、応募してきてくれたその日の帰り道に「社員にならないか?」と話を持ちかけました。
そんな「自分はもっとできるはずだ」という誰かのパッションが掛け合わさって、仕事が発展していくのが魅力です。
――入社してすぐの頃は、どんな仕事から始めたんですか?
最初に入ったときは、Googleカレンダーやオンボーディングマニュアルが未整備だったので、そこを作るところからでした。
大変ではありましたが、誤った方向で組織ルールが決まって自滅していく企業を過去に見てきたので、そういう事例を代表と沢山話しながら、真っ白いキャンバスに一緒に地図を描いていく作業は、とてもやりがいがあります。
最初の3ヶ月こそ大変でしたが、今は社員も3人に増え、業務委託も30人程度いるため、かなり無駄なく効率的に回っていると感じています。これからは、よりサービスの質を高め、実績を増やしていけたらと思います。
5.「何歳になっても、初心でいられるか」――これからの挑戦と、一緒に働きたい人
――今後の目標や、挑戦したいことは?
今は「美容医療×ショート動画」がメイン事業ですが、ゆくゆくはメンタルクリニックや不妊治療などに横展開したり、クリニックと組んでtoC向け配信コンテンツなどのIP開発をしたり。収益性も確保しつつ、将来につながる面白い事業もやってみたいです。
過去の点と点を線でつなげて、面白い事業をやってみたいと思います。
――どんな人と一緒に働きたいですか?
何歳になっても初心でいられる人と、周囲へのユーモア・リスペクトを忘れない人ですね。
SNSの世界は毎月新しいトレンドが出て、半年前にイケてたはずのバズのテクニックは、すぐ古くなります。全てが数字として真正面から跳ね返ってきて、どんなに過去の経験が華やかでも、「今の結果」に自分のプライドが全否定されることも起こります。
大人になると、真正面から結果を突き付けられる経験ってなかなかないんですが、SNSはその連続です。なので心の贅肉を落とし、常に初心に立ち返って「本当にこれで良いのか?」と自分を問う姿勢が大事ですね。
――最後に、この記事を読んでいる人へメッセージをお願いします。
「このルール、意味ある?」
「私はもっとできるはず」
「建前だらけの人生に疲れた……本音で生きていきたい」
「せっかくなら、好きなことを仕事にして極めたい」
そういう人は、ぜひ弊社へ! 一切ノイズなく、純粋に仕事に没頭できる環境です。
純粋にストイックに、クリエイティブに向き合うことさえできたら、とても柔軟な環境で能力を発揮できます!
株式会社BUZZ Consultingでは、一緒に働く仲間を募集しています。少しでも興味を持った方は、ぜひ「話を聞きに行きたい」ボタンからご連絡ください。