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なぜ今aroom(アルム)なのか?日韓美容医療ツーリズムのこれから

2024年5月よりリリースされた韓国美容医療サポートアプリ「aroom(アルム)」。

他の美容医療予約アプリとは何が違うのか。また、なぜ今韓国美容医療に注目したのか。

CareCraft代表の廣田と、日韓美容医療ツーリズムのこれからについて紐解きます。



今年5月にリリースされたaroom(アルム)ですが、どんな特徴があるのでしょうか?

aroom(アルム)は、韓国で美容医療を受けたい日本の方々をサポートするアプリです。クリニックの比較から予約、アフターケアまでトータルサポートしています。

特徴としては、韓国クリニックの掲載数が多いところ、エリアや悩み、受けたいメニューに基づいて日本語検索が可能なところ、施術前後の滞在サポートが充実しているところなどがあげられます。


他にも韓国美容医療に関するアプリはあると思うのですが、競合アプリとどんな点で差別化を図りましたか?

とにかく日本人利便性安心感を追求しました。

おっしゃる通り日本人が使用する韓国美容医療に関するアプリは一定数ありますが、韓国人に向けたUIが採用されていたり、韓国クリニックの掲載数が少なかったりと、韓国美容医療に特化した日本人向けのアプリはありませんでした。aroomはそのセグメントに着目して競合アプリとの差別化を図っています。

また、日本人の利便性という点では、韓国に関する情報取集の難しさを解決することが課題でした。

クリニックの検索や比較、見積もりや滞在準備など、韓国語で収集しなければならない情報はあげればきりがないんです。実際に韓国で美容整形をしたユーザーからは、「経験者の優良ブログを購入したり、気になるクリニックのLINEカウンセリングを受けたりして、クリニックを決めるのに3か月以上はかかった」という声がありました。

そこでaroomでは、全サービス「日本語表示」で、「直感的に操作できるデザイン」「比較しやすい検索画面」「サービスの予約のしやすさ」にこだわり、シームレスな情報収集を可能にするアプリの開発を進めています。


〈アプリイメージ〉

また、安心感という点では、慣れない土地での施術に不安感が大きいという課題がありました。

通常の旅行でも、海外に渡航する際は様々な不安がつきまといますよね。美容医療ではこの不安に加え、「DT(ダウンタイム)鬱」という術後の気分の沈みがあることが知られています。

aroomはこれらの不安感を少しでも払拭したいと考え、日本語サービスを充実させたり、DT中の日本人同士で交流できるラウンジを開設しました(2024年5月時点ではプレオープン)。ラウンジでは美容に嬉しい食事を口にしながら、情報交換や歓談ができる環境を整えていく予定です。


〈ラウンジのイメージ〉


日本人ユーザーの視点に立って課題を見つけていったのですね。なぜ、廣田さんは日韓美容医療ツーリズムに注目したのですか?



大学時代に韓国の延世大学に1年間留学していたことがあり、日本と韓国の架け橋となるビジネスをやることに元々興味がありました。最近はK-POPや韓流ドラマなどの影響で、韓国の音楽や映画コンテンツについての日本語の情報源は非常に増えており、誰でも手軽に楽しむことが出来るようになっています。

一方で、美容医療自体がもともと情報の非対称性が強い分野だということもあり、韓国美容医療に対する関心の高まりに対して信頼のできる情報の提供は追いついていないと考えています。

実は、2023年に美容整形のために韓国に渡った人は約18万人で、5年前に比べ約12倍増加しています。(下のグラフ参照)


韓国美容医療の魅力は、なんといってもその技術力の高さと価格の安さです。日本で美容整形というと高額なイメージがありますが、韓国では日本より安価に高品質なサービスを受けることができます。日本から飛行機で2時間程で到着し、90日以内での滞在であればビザが不要というアクセスのしやすさも魅力です。

これらの魅力が、美容目的の渡韓者増加の要因だと考えられます。

また、美容整形に肯定的なイメージを持つ人が増加してきたり、「自己肯定感」というワードが注目されたりしていることからも、美容医療市場の今後の拡大が期待できると思います。

10~30代の方を対象にしたアンケートでは、美容整形肯定派が約90%、美容整形をしたことがある人は30%を超える結果となりました。また、書店では「自己肯定感」に関する美容雑誌や自己啓発本が多く並んでいます。

このようなトレンドの影響もあり、自分を愛するための一手段として、美容医療は今後ますます注目され、「自分自身の人生のために美容整形をする」ことが今後ますます一般化していくと予想しています。

日本人と韓国人は容姿や美意識が近しいこともあり、美容整形のために日本から韓国に行く人は年々増加していますが、どのクリニックを選べばいいのか、どの施術を受けたら自分の理想に近づけるのか、自分の希望する施術に長けているドクターは誰なのかなど、外国語で情報収集をすることは難しく、また現地でのカウンセリングや施術を受けた後のアフターサポートなど言語が障壁になりことは多く、不安はつきません。

だからこそ、海外渡航や海外での施術をサポートし、利便性や安心感を向上させていく医療ツーリズムは、今後ますます需要が高まっていくと考えています。


美容医療への注目度が上がると同時に、韓国美容医療の人気が高まっているのですね。今後の展望はありますか?

まずは「aroom」をユーザーから愛されるアプリに育てていきたいと思っています。掲載クリニック数の拡充、メニューの充実、「aroom」限定のお得なキャンペーン情報の配信など、改善していきたいことはたくさんあります。

長期的には、アプリに掲載されている韓国クリニックの日本誘致や、韓国だけでなくアジア各国の医療ツーリズム展開へと事業を拡大していけたらと思っています。

容姿や健康に対するお悩みは本当にそれぞれで、一度しかない人生で最適な選択ができるようにしたいと考えている人は多いはずです。CareCraftは、そういった方々に国境を越えて最善の選択肢を提供していきたいと考えています。

CareCraftをより強固なチームにして、メンバーそれぞれの強みを発揮できるチームにし、組織としても事業としても、一緒に成長していきたいです。

少しでも興味を持たれた方は、お気軽にご連絡ください。

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