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【CS(カスタマーサクセス)インタビュー】フリーランスから正社員へ。自由かつ柔軟な働き方はそのままに、航空貨物業界のDXに携わる

航空貨物業界のDX推進を目指し、デジタルプラットフォームを立ち上げた株式会社CargoLabo。今回お話を伺った岩月さんは、CargoLaboで採用した2人目の正社員です。

外資系企業のエンジニアや、フリーランスとして幅広く活躍されてきた岩月さんのキャリアを振り返り、CargoLaboで働く魅力についてご紹介します。


岩月 恒一/ カスタマーサクセス

学生時代は航空宇宙工学を専攻。品質保証、流体計測・流体解析のセールスエンジニアを経て、ドローンを扱うベンチャー企業で業務委託として活躍。その後は中国のロボティクス企業の日本法人でセールス、アメリカのソフトウェア企業でテクニカルサポートエンジニアに従事した。その後、退職しフリーランスで仕事を続けていたが、2023年に株式会社CargoLaboに入社。

チャレンジングに働くフリーランスとして長年活躍

ーーこれまでの経歴について教えてください。

宇宙が好きで、大学時代は航空宇宙工学を学んでいました。ファーストキャリアは航空機工場で、品質保証を担当。その後は商社が独立して立ち上げた子会社で、流体計測・流体解析などの産業系映像部門を担当するセールスエンジニアになりました。

家庭の事情で実家のある大阪に戻ってからは、複数のドローンベンチャーでドローン操縦や動画編集、セールスを担当。さらにセールスセミナーの講師、運送業、部品設計などさまざまなキャリアを経験しました。

その後、中国・深圳にあるロボティクス企業の日本法人に入社。物流関係のロボットを扱っているスタートアップ企業で、セールスやコンサルタントとして活躍しました。

しかしコロナ禍がきっかけで「リモートワークにしたい」と思い、再びフリーランスに。プログラミングスクールに通いながら、3DデザイナーやVRゲーム開発にチャレンジしました。

少しずつスキルアップしながら、アメリカのソフトウェア企業でテクニカルサポートエンジニアを経験。さらにクラウドホスティングやセキュリティを手がける大手企業に移り、メタバース系サービスの開発、テクニカルサポート、セールス、イベント企画、メタバースの制作コンサルティングなどを担当しました。

2023年1月からはフリーランスとして再び活動をスタート。大型案件にも対応できるエンジニアを続けていました。

ーー働く業界や働き方に関するこだわりはありましたか?

元々は航空整備士かロボット・飛行機の設計がしたいと思っていたんです。最先端技術に携わりつつ、飛行機に関する領域の仕事からは離れたくないと考えていました。

しかし30代を過ぎ、もう少し興味の幅を広げてみようと決意。経験が活かせる業界で、活躍したかったんです。

私自身がフリーランスに向いていると気づいたのは、チャレンジングなスタートアップ企業で自分の力を試したいと思うようになったから。自分の意見を自由に反映させ、企画・実行する楽しさを知り、「安定志向よりも、面白そうと思える会社やポジションで仕事がしたい」と思いました。

例えばドローンの仕事を始めたのは、まだドローンが世間に認知される直前。安定性の高さはまだまだでした。簡単に操作できれば、災害救助や撮影に活用できると分かっていましたから、ワクワクしましたね。

カスタマーサクセスに加え、幅広い業務を担当

ーーCargoLaboに入社しようと思われた決め手は?

以前「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と産業を組み合わせた仕事を、フリーランスで担当していた時に、偶然CargoLaboのことを知りました。Wantedlyで、メタバースに関する仕事がないかをチェックしていたのがきっかけでした。

「航空業界のDXに携われるかも。グローバルにも活躍できそう」と感じて、まずは応募。子育て中という事情もあり、柔軟に働ければ、企業に就職するのもありだと思いました。

「柔らかい雰囲気の組織だな」というのが面接での第一印象。CargoLaboはまだサービスがスタートしたばかりですし、0から1を作っていくワクワク感が大きかったですね。ゆくゆくはグローバル展開も目指して、自分の語学力アップも期待できそうだと感じました。

ーー今の業務について教えてください。

CS(カスタマーサクセス)として、ユーザーが求める成功に導くサポート体制を構築しています。

サービス開発のためのアイデア出しや、チームへのアドバイスが多いですが、業務の幅は広いです。最近は分析ツール「ミックスパネル」の導入を担当しました。CSチームのタスク管理、開発管理向けのツールをピックアップして導入・構築して業務効率を高めました。

さらにUI改善、SNS広告運用にも対応。リード顧客の獲得からHPに誘導するマーケティングセールスも進めています。

社内ではSlackを活用し、チャットでのコミュニケーションを基本にしています。出社はまだ一度だけ。必要であればオンラインでしっかり話し合っているので、心配はしていません。

代表の稲葉さんは航空貨物業界ひと筋でキャリアを築いてきた方で、英語にも堪能。非常に強みがありながら、とても優しい雰囲気をまとっています。現在は正社員2名の小さな規模の会社ですが「今後は週休3日制にしたいですね」と、先日話したばかり。プライベートも大切にできる組織を目指したいです。

ーー前職の経験で、今の仕事に役立っていると感じていることはありますか?

入社したわけではないのですが、ある中国企業で見学した「ドローン開発のプロジェクト」は、合理的にプロジェクトを進める上で参考になりました。それぞれの得意な領域をメンバーに任せ、多国籍チームを作っていたんです。すべて自社では行わず、外部パートナーも活用していました。結果として、その企業は世界シェアNo.1を達成しています。

もう1つの役立った経験は、アメリカでのサポートエンジニアの仕事です。スピード感を持って働けましたし、自社製品の使用は全て無料。3D関連の最先端技術にも常に関われて、やりがいも大きかったです。

「サポートエンジニア=何かあればお答えする受け身な仕事」ではなく、「ユーザーを成功に導き、先回りして問題解決をする仕事」だと認識されていました。そのため、全員が本気で細部にまでこだわっているんです。ここまでユーザー対応にこだわるのかと、改めて感心しました。

ーー仕事を進める上で、大切にしているマイルールはありますか?

「他責と自責」ですね。以前、サポートエンジニアとしてお客様と直接やり取りをする際に、他責にしないことの大切さを感じたんです。

お客様から「うまくシステムが使いこなせない」と問い合わせをいただき、「お客様側に原因があるのでは」と思いながら話を伺いました。ところが過去のメール履歴をさかのぼると、私の説明不足が原因で誤解されていた箇所があったと分かったんです。

その時から、人のせいにする「他責」の考え方にならないように、「まずは自分のせいかもしれない」と自責する姿勢をより強く意識するようになりました。

自走できる方とともに自由なチームをつくる

ーーこれから入社される方とはチームで一緒に働くことになります。理想のチーム像について、教えてください。

理想は、ギスギスしていないチーム。きちんと意見を言い合い、自分たちが手がけたサービスが自己満足になっていないかを問えるチームですね。独自の強みやサポート体制があるかどうかも、重要です。

必要であれば自分たちの作った業務フロー、テンプレートなどもメンバーそれぞれのオリジナリティを出してもらいたいです。「このツールを使いましょう」という提案は大歓迎。何でも相談できる雰囲気を大切にして、より良いチームへと改善していけると楽しいと思います。

CargoLaboは、航空貨物業界におけるDX推進企業のパイオニアを目指しています。業務効率化、コスト削減、新規事業の創出や労働環境においても多くの企業に好影響を与えられる可能性があります。

航空貨物業界はまだまだアナログな部分が多いです。ITによって実現できることはたくさんありますので、自由なアイデアをお待ちしています。

ーーCargoLaboで働く魅力とは、何でしょうか?

さまざまな経験が積める点が、当社のようなスタートアップ企業で働く魅力。私自身もCSでありながら、広告運用やデザインを兼務しています。エンジニアがマーケティングやセールスを担当してもOKですし、採用などの管理部門の業務にもチャレンジできます。

将来的に起業する力も身につくでしょうし、手を挙げれば何でもできる環境です。今が一番、成長できるチャンスかもしれません。

だからこそ、スキルを存分に活かし、自分で走る「自走力」のある方が向いているでしょう。自ら動ける方であればすぐに活躍できそうです。

ーー今後、岩月さんが目指したい目標は何ですか?

新入社員が働きやすいよう、分析ツールの選定や業務フローはしっかりと作りたいですね。今後、従業員数が増えたとしても「やることをやれば自由」という今の雰囲気は変えたくないんです。そうした自由さが、この組織には一番、あっていますから。

今後は開発が増え、課題も出てくるでしょう。エンジニアの採用も増えていくはず。航空貨物業界の知識に詳しいメンバーは少ないので、専門分野の勉強も必要になります。自分なりに学ぶプロセスも楽しんでいきたいですね。海外展開を見据えて、英語を使う機会も増えると思います。

また航空貨物を扱う職種の方をサポートする「VRトレーニング事業」の開発も、やってみたいです。

さらに福利厚生や労働環境の整備にも興味があります。「週休3日」「航空券の取得費用負担」など、プライベートを充実させる体制作りにも関わっていきたいです。


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