【覚悟】選択肢がなかった自分からのスタート
私は、いわゆる不登校に近い状態で高校を中退し、中卒という立場からキャリアをスタートしました。その後、大検を取得して大学には進学しましたが、卒業後も25歳頃までは定職に就くことなく、自分とも社会とも向き合わずに過ごしていました。
周囲の友人たちが社会人として歩み始める中で、焦りはあるものの、何をどうすれば良いのか分からない。将来に対する答えも見えず、ただ悩み続ける日々でした。
当時は第二新卒という言葉も今ほど一般的ではなく、未経験での就職は非常にハードルが高い時代でした。そんな中で、自身の趣味でもあった株式投資やFXをきっかけに、「金融の世界で働く」と決意します。
金融規制緩和の流れの中で生まれたFX業界に挑戦し、面接には落ちながらも、なんとか食らいついて入社したのがキャリアのスタートです。
創業期の環境は過酷で、不安も大きい一方で、圧倒的に面白い環境でもありました。
ただ、当時の自分には「他の選択肢がない」という現実がありました。
ここでやり切れなければ、自分の人生は終わる。
そういう覚悟で、仕事に向き合い続けました。
その後、会社はスタートアップから上場、そしてMBOへと進み、企業の主要な成長フェーズを一社で経験することができました。過程の中で、取締役や子会社の代表取締役も務める機会をいただきました。
この経験の中で強く感じたのは、
「ビジョンがあるだけでは会社は成長しない」ということです。
重要なのは、そのビジョンを“どう実現するか”。
つまり、仕組みと再現性です。
私はこれまで、ミドルオフィスの強化やビジネスモデルの再構築を通じて、収益構造の改善と組織の成長に取り組んできました。
例えば、短期取引が中心だった金融ビジネスにおいて、LTVを約3ヶ月から約9年へと引き上げ、継続的に価値を生む構造へ転換させることができました。
現在は、医療・介護・福祉という社会課題のど真ん中の領域に身を置き、ワンダーストレージグループのCOOとして、事業と組織の成長に取り組んでいます。
この領域は、制度・人材・収益構造など、複雑な課題が多く存在します。
だからこそ、単一事業ではなく「複数事業を束ねた統合モデル」で解決する必要があると考えています。
これまで金融業界で培ってきた「構造をつくる力」を活かし、
今は「社会課題を事業で解決し、社会インフラをつくる」ことに本気で向き合っています。
選択肢がなかった自分だからこそ、
今は“選択肢を生み出す側”であり続けたいと思っています。