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なぜ会社を経営しながら大学院に通うのか/代表 兼松拓也

多くの経営者は無免許運転状態

私が会社を設立したのは28歳の春でした。当時、起業に憧れを抱いており、何でもいいから早く独立をしたかったのを覚えています。
経営のノウハウなんて一切知らず、本当に右も左もよくわからないとはこのことを言うんだと思います。起業前ですが、「会社設立」について色々調べると、印紙代と行政書士に支払う手数料とで約30万円持っていれば誰でも会社を作れるんだとわかりました。
(こんなにかんたんに会社って作れるのか、、、)とびっくりしました。

例えば、この日本ではたくさんの資格制度があり、高度なものだと弁護士免許や医師免許などがあります。これらは国家資格で国から認められたという証です。
もっと一般的で身近なものだと、電気工事をするために必要な電気工事士やタクシーの運転をするために必要な第二種運転免許というものがあります。
では経営者はどうでしょうか?
30万円あれば誰でもなれてしまうのが“経営者”です。

私は経営者のコミュニティーに属しておりたくさんの経営者を知っています。お客様にもたくさんの経営者がいます。
経営者って驚くほど多様な生物だと気付かされます。例を挙げればきりがない程です。

その経営者がやることで最も罪なことは「会社を潰すこと」です。少なくとも私はこう思って15年間会社経営をしてきました。

ひとたび会社を潰すとお客様、取引先、社員、この全てに迷惑を掛ける事になります。
経営者は無免許だから会社を潰すようなことをしても時間が経過すればまた会社経営を始めることができます。
そしてまた会社を潰します。

やっぱりこれって完全な「悪」ですよね。
犯罪者が何度も犯罪を繰り返すように悪い経営者はあの手この手で起業してなんども会社を潰します。なぜでしょうか?
それは会社経営の知識を知らないまま経営するからです。

経営者として最低限の知識を


人相が悪いのであまり学生証を見せたくないのですが(笑)、2020年に名古屋市立大学の大学院に入学しました。今現在はM1で、春からM2です。研究のテーマはアントレプレナーについてです。
この年になって大学に行くとは思っても見ませんでした。最近は、若い頃に比べて学びたいという欲求がとても強くなっています。
授業の大半はコロナ禍の中、オンラインです。ただ、演習系の授業はオフラインなので平均すると週2日ほど通学してます。

学びは、学業以外にもありました。
先日、授業で一緒になった大学2年生と3年生の生徒と三人でビリヤードに行ってきました。仕事以外で学生と絡むことがなかったのでとても新鮮だったし、とても楽しかったです。20年前のあの頃を少しだけ思い出しました。

そうやって遊んでるときにうちの会社の新卒採用の資料を見てもらったんですが、ここをこういうふうにするともっといいよ、とか色々アドバイスを貰いました。色メガネ無しで聞けるこんな機会はまずないですからね。(そっかー!学生はこう考えるんだ!)って素直に納得しちゃいました。

まだ、卒業まで1年残ってますが、まだまだ楽しめそうです^^

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