スキルゼロ・子育てとの両立から。1年で“問いを立てる側”に変わった、Kさんの話
「就活は、失敗している側なんです」
そう言い切る人が、いま社内でいちばん信頼されている。困ったときのメンションは、まず北さんに飛ぶ。この矛盾にこそ、ウツセバという場所の面白さが詰まっています。
なぜ、こんなことが起きるのか。
理由の一つは、この会社の“幅”と“速さ”にあります。
ウツセバには、人事、マーケティング、AI講師、AI開発、セールスと多様な部門があります。そして全体が、かなりのスピード感で動いている。
だから、入り口がどこであっても、手を挙げれば別の領域に挑戦でき、そのたびに新しい知識とスキルが積み上がっていきます。
Kさんが、まさにその見本です。
秘書からキャリアを始め、未経験の人事へ。ポテンシャルとやる気さえあれば、時給も、任される領域も、どんどん広がっていく。「スキルがないから」と、あきらめる必要のない場所なんです。
では、その1年で、Kさんに何が起きたのか。ここからは、本人の言葉で振り返ってもらいます。
プロフィール
Kさん(仮名)/人事・採用担当
新卒でアパレル企業に入社。配属直後、まだ右も左もわからないうちに店長を任される。その後、貿易事務(商社)を経験。2024年の夏ごろ、子育てをしながらフルリモートで働ける場所としてウツセバにジョイン。現在は採用と研修コンテンツの制作を担当。
「学ぶことに、時給がつく」──それが入社の決め手だった
Kさんは、自分のキャリアの出発点を「失敗」と表現します。ただ、その語り口には湿っぽさがなく、むしろ痛いところをまっすぐ見つめる潔さがありました。
「人生でいちばん力を入れるべきターニングポイントが就活だったのに、そこをサボってしまって。何のスキルもないまま結婚して、子どもを産んで……」
このまま最低賃金で働き続けるのは嫌だ。でも、誇れるスキルは何もない。その板挟みのなかで出会ったのがウツセバでした。
心を動かしたのは、意外なほど地味な一点だったといいます。
「学ぶことに時給が発生して、それが成長につながる。そこがすごく素敵だなと思って入りました」
「スキルがないから安く働くしかない」でもなく、「無理に背伸びして潰れる」でもない。学びそのものが仕事になる場所で、ゼロから積み上げていく。
Kさんが賭けたのは、自分の才能ではなく、ウツセバの環境そのものでした。
定着率9割、時給1.8倍。数字で見る1年
Kさんの語り口は常に謙虚です。けれど、記録として残っている数字を並べると、この1年の歩みは決して控えめではありません。
いちばん確かなのは、人がウツセバに残っているという事実です。
Kさんが採用に関わったメンバーはこれまでに約10名。そのうち9割が今も在籍し、半数ほどがコアメンバーとして活躍しています。
人を「入れる」だけでなく、「根づかせる」ところまで届いている。採用担当として、これ以上わかりやすい成果はないでしょう。
役割が広がるスピードも同じです。入社から約3か月で面接官を任され、半年ほどでマネジメント業務も担当するように。担当領域は、1年で別物になりました。
スタートは、時給1,120円。決して高い額ではありません。でも1年後、手当を含めた時給換算では、当時の約1.8倍にあたる水準まで役割が広がっています。
「何のスキルもないまま入った」という本人の言葉と、この定着率・成長速度を並べると、ウツセバという環境が持つ再現性が見えてきます。
「5人組」──形のないアイデアを、動く仕組みに
困ったとき、まずKさんにメンションが飛ぶ。その状況を見ていた代表・佐藤の一言から生まれたのが「5人組」制度でした。
「代表の佐藤から『5人組制度とか、いいんじゃない?』って言われて、それを仕組みに落とし込んだのが私です。リモートだと、どうしても横のつながりが薄くなるので、ちょっとした相談やDMがしやすい関係を作りたくて」
注目したいのは、佐藤から渡されたのが「5人組、いいんじゃない?」という、いわば5割の状態のアイデアだったこと。
「実際にどう運用するかは、自分で考えて形にしました」
輪郭のないアイデアを、明日から回る仕組みに翻訳する。この“0→1の橋渡し役”を任される場面が、最近のKさんには増えているといいます。
ゼロから何かを生む役割は、誰にでも務まるものではありません。多くの人が壁として立ち止まる領域を、「スキルがない」と言い続ける本人が引き受けている。ここに、ウツセバでスキルがどう育つのかが、よく表れています。
AI未経験だった私が、研修ページを“作る側”になるまで
その「問いを立てる力」「人間力」と並んで、Kさんがこの1年で手にした具体的な武器がAIスキルです。
「私自身、AIにほとんど触れていない状態で入社しました。でも今は、AIを使って社内研修コンテンツのWebページまで作れるようになったんです」
ほぼ未経験の状態から、研修コンテンツをWebページの形にして届けられるところまで。これは「なんとなく触れる」とはまったく別の到達点です。
背景には、環境の力があります。社内にはAI研修コンテンツや勉強会があり、詳しいメンバーに気軽に相談できる。実務レベルのAI活用を、在籍しながら追加の費用なしで身につけられる。これは、ウツセバならではのメリットです。
「ママでも働ける」と、まだ胸を張れない理由
とはいえ、滑り出しは順調とは程遠かったといいます。入社当初は、前職と子育てを抱えたままのトリプルワーク。理想として語られる「在宅ワーク」と、自分が立っている現実のあいだには、はっきりとした段差がありました。
「『在宅で隙間時間にできます』というアピールで入ってくる方が多いと思うんですけど、私が入った当時は、それがうまくいかなかったんです」
フルリモート・フレックスは、自由と引き換えに、スケジュール管理のすべてを自分に背負わせる働き方でもあります。誰も横で見ていないし、誰も急かさない。その静けさのなかで自分を走らせ続けるのは、想像以上に難しい。
印象的だったのは、Kさんがこの点を、いまも「解決済み」として語らなかったこと。
「採用のアピールって『ママでも働ける』『自由な時間に』という感じなんですけど、じゃあ自分がそうかと言われると、イエスとは言えなくて。だからこそ、そう言えるだけの人間に自分がなりたい。今は、無理に仕事を詰め込まないようにしています」
ウツセバはやる気があればどんどん仕事を取りに行ける。
「仕事にのめり込んじゃうので・・・」
Kさんは、仕事と家庭のバランスを崩さないように気をつけていると語ってくれました。
【Kさんのスケジュール】
9時〜 子どもの送迎
9時半〜 稼働開始(MTGがあれば内30分MTG)
11時~ 11時30分 面接(あれば)
12時~ お昼休憩
13時〜 稼働時間(タスク処理メイン)
14時〜 子どもの迎えや家事(スキマ稼働あり)
16時~ 夕飯づくり開始&育児&家事
21時~ 子供の寝かしつけ
22時~ 急ぎタスクあれば稼働
24時~ 就寝
「自分が抜けても回る組織」へ
Kさんがいま見据えているのは、「自分が抜けても回る組織」です。
「今は、私に業務が集中してしまっている部分もあって。もし急に入院でもしたら、機能が低下してしまうんじゃないかという不安があるんです。だから、気づいて発言できる人を、もう少し増やしたい」
頼られる人ほど、抱え込みやすい。
その危うさを自分で見抜き、「頼られる自分」ではなく「頼らなくても回る場」を作ろうとしている。ここにも、答えを待たずに問いを立てるという姿勢が通っています。
また、準備中の新規事業に関わりたい」という意欲も語ってくれました。そして印象的だったのが、ウツセバを「学校」と捉えている点です。
「ここで学んだことを、きちんと外に出せるようにしたいんです」
ここで学び、経験を積み、自分の力を身につけた先には、人それぞれのキャリアがあります。培った力を、フリーランスとしての独立や起業、別の会社での挑戦につなげていく人もいれば、腰を据えて長く活躍し続ける人もいる。
どちらが正解ということはありません。
代表も、「ここに居続けること」自体をゴールにするのではなく、「ここで成長し、自分の可能性を広げること」を大切にしています。
だからこそ、長くいることも、次の場所へ踏み出すことも、どちらも前向きな選択です。ここで学び、自信をつけ、それぞれが自分らしいキャリアへ進んでいく。そのための土台をつくる場所が、ウツセバなのだと思います。
こんな人と働きたい——応募を考えているあなたへ
最後に、これからウツセバに興味を持つ人へのメッセージを聞きました。
「佐藤さんの指示って、丁寧じゃなくて、5〜6割くらいで渡されることが多いんです。そこで固くなっちゃうとしんどくなると思うので、笑い飛ばせるくらいの気持ちで頑張れる人がいいですね。あとはやっぱり、自走できる人。ありがとう、ごめんなさいがちゃんと言えて、相手のしてくれたことに感謝できる人だと嬉しいです」
補足すると、指示が「5〜6割で渡される」のは、放っておかれるという意味ではありません。残りの4〜5割を任せてもらえる、いわば信頼の裏返しです。だからこそ、そこを面白がれる人ほど伸びていきます。
もうひとつ、ここでいう「自走できる人」は、最初から何でも一人でこなせる人という意味でもありません。
- 学んだ経験を今後のキャリアに活かしたい
- 実績を作りたい
- AIを仕事で使えるようになりたい
そんな目的を持って学ぼうとする人ほど、ウツセバでは伸びやすい、というのが実感に近いようです。
反対に、「空いた時間で少しお小遣いを稼げればいい」という目的だけだと、この環境の良さを活かしきれないかもしれません。
明るさ、自走力、そして素直さ。こうして並べてみると、Kさんが1年かけて手に入れたものと、これから仲間に求めるものが、きれいに重なっていることに気づきます。
就活で立ち止まり、スキルゼロから始まり、迷いながらも「問いを立てる側」に回っていった1年。その道のりそのものが、次に来る人への地図になっている。
答えを持っていなくても、始められる。むしろ、持っていなかったからこそ、誰かの隣で一緒に迷える人になれる。
そんな人を、ウツセバは待っています。
詳細は以下の募集ページをご覧ください。