こんにちは!
株式会社LCAエキスパートセンター(LEC/レック)です。
社員で繋ぐリレーインタビュー。第6弾の今日は、LCAエキスパートセンター(LEC)のコンサルティング事業室を支える重要なメンバー、Aさんへのインタビューです。
ぜひ、この機会にLECのコンサルティング業務について知っていただければと思います!
※顔出しはNGということですので、画像はイメージ図でお送りします。
🎤インタビュアー:山田
目次
■LECに入社する前の仕事や、LECへ入社を決めた「決め手」
■現在の業務内容について
■LECってどんな会社?
■未来の仲間へのメッセージ
■リレー企画
■LECに入社する前の仕事や、LECへ入社を決めた「決め手」
山田:LCAについて最初の印象はいかがでしたか?
Aさん:前職では、材料の開発を行っていました。
材料開発では、環境に配慮した材料の開発も行っていたこともあり、そこでLCA(※1)について知りました。当時からLCAは製品やサービスのライフサイクル全体に由来する環境負荷を定量的に評価する手法として、興味を持っていました。
前職でLCAに興味を持ってから、よりLCAについて深く理解したいと思っていました。例えば、材料開発の際にLCAを取り込み、設計段階で環境に配慮した設計ができれば、環境問題の解決に向けて貢献できるかもしれないと。
LECの前進組織である一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)から、LCAの専門部署がSuMPOから独立して「株式会社LCAエキスパートセンター」を新たに設立すると聞いて「LCAに特化した新しい会社でいろいろなことに挑戦できる」と期待し入社をきめました。
※1 LCA:製品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルまでの一生(ライフサイクル)を見える化する手法。
山田:そうだったんですね。前職の経験が、今の業務で「活きている!」と感じる瞬間はありますか?
Aさん:先にも触れましたが、前職では材料の開発を行っていました。特にEPD取得を希望されるのは製造業の方が多いため、材料開発時の知識や経験がお客様の材料や製造プロセスを理解する際に、非常に役立っていると感じます。
■現在の業務内容について
山田:現在の業務内容について教えてください。
Aさん:LCAに関する国からの受託事業と民間企業のコンサルティング事業に携わっています。
山田:仕事の「面白さ」と、「ここが大変だ…!」と感じる部分は?
Aさん:LECは特定の分野に絞ったコンサルティング業務は行っていません。それもあって、特に民間企業へのコンサルティング事業では、多様な分野の企業の方やパートナー事業者の方と一緒に仕事をしています。業界も広く、かかわる方も多いため、各業界の環境に関する取組や現状、悩みなど、各業界の話を聞くことができることはとても楽しいと感じますね。
一方で、多くのプロジェクトが並行して同時に進行しています。コンサルティング業務の内容そのものに大変さを感じる部分はもちろんありますが、プロジェクト毎に多くの方とかかわり、進捗管理やスケジュール調整をする場面が多いため、意外とそちらに時間がかかるケースが多いですね。
特にLECのコンサルティング事業室としては、年度末が期日となっているプロジェクトも多く、年度末に仕事が集中しがちです。仕事の負荷が特定の人にいかないような配慮も必要です。
山田:同時並行で、かつ年度末集中ですか。確かに各所の調整がカギになりそうですね。
ちなみに、今いちばん情熱を注いでいるプロジェクトはありますか?
Aさん:コンサルティング事業室では多くのプロジェクトに関わっていますが、個人としては、主に2つのプロジェクトに取り組んでいます。
1つめは、「経済産業省が進める自動車LCAプロジェクト」です。簡単に説明すると、「自動車」は「1台」製造するためにねじ1本から、シート、フレーム等、多くの製品が使用されていて、その製品数だけ多様な企業が関わっているんです。そのため、自動車のライフサイクル全体を通しての温室効果ガス(※2)排出量の数値を出すためには、自動車部品を製造する企業からいわゆるセットメーカーまで、サプライチェーン(※3)全体を巻き込んだ取り組みが必要なんです。
プロジェクトでは、自動車製造のサプライチェーンに関わる企業間の温室効果ガス排出量を「データ連携」を用いた手法の確立を目指しています。その中で、LECは、LCAを支援するための「算定に必要なデータはどのようなデータか」についての部分を担当しています。
※2 温室効果ガス:二酸化炭素(CO2)やメタンなど、大気中の熱を吸収する性質のあるガスのこと。温室効果ガスの過度な増加は地球温暖化の一因になるといわれている。
※3 サプライチェーン:製品の原材料や、部品の調達から販売に至るまでの一連の流れのこと。
Aさん:2つ目は「民間企業へのEPD取得支援」です。「EPD」を初めて聞いた方も多いと思いますが、正式名称を「Environmental Product Declaration=製品の環境宣言」といって、「製品やサービスの環境情報を、LCA手法を用いて信頼性と透明性高く提供する仕組み」です。ちょっと難しいですね。
実は最近、いろいろな分野で「環境情報の提供」が注目されているんです。自動車LCAプロジェクトはその筆頭ですが、例えば、日本では国土交通省主体で「建築分野の環境情報開示」が進んでいます。これは、建物1棟を建設するときに発生する環境負荷を定量化しようという内容で、制度化にむけた動きがすでに始まっています。
一方で例えば、ビル1棟算定しよう!と思ったときにはいろんな材料の環境情報をもらってこないとすぐには算定できないんですが、材料を提供してるメーカーは、急に環境情報くださいって言われても困りますよね。
受け取り側も、「何かしら」の数値をもらっても、それって本当に「適切な方法」で算定されたかどうか数値を見るだけだとよく分からないですよね。
このように、実は「信頼性の高い環境情報の提供」は結構重要で、その中ではEPDという仕組みが非常に有効なんです。どうやって算定したらいいかわからない企業も多いので、そんな企業を支援させていただくのが私の仕事です。
LECでは企業の方がEPDを取得できるように、算定方法から取得まで幅広く支援をさせていただいています。
LECのコンサルティングはスポットのようなものもありますが、ほとんどが、1つのプロジェクトでだいたい半年~1年くらいかかります。長い場合は、1年以上継続的にお付き合いさせていただいている企業の方もいます。長く付き合っていただけるということはそれだけLECに対して、信頼をしているからだとだと思っています、本当に有難いですよね。
「コンサルティング」としてお金をもらっていますので、お客様の希望に沿うことはもちろん重要です。ですが、やはりそこはLECですので、「環境負荷の定量化」から、一歩先に進んで、お客様がいかに自社製品の環境負荷を知り、向き合い、今後環境に配慮した製品設計をしていけるのか、そこにも目を向けてもらえるような「コンサルティング」を目指しています。
■LECってどんな会社?
山田:この仕事を通じて、5年後、どんな社会が実現していたら嬉しいと思いますか?
Aさん:製品やサービスを提供する事業者側と、それを使用する消費者側の両方が「環境」を意識する社会であってほしいですね。
じゃ、何があれば「環境」を意識できるのか。それを解決する方法の1つが「LCA」だと思っています。
LCAは事業者と消費者が共に環境情報を知ることが出来る、共通の「ものさし」の1つです。ぜひ、LCA手法を通して、環境に配慮した社会が実現していたら嬉しいですし、そのためには引き続き、いろいろな事業に関わっていきたいと思っています。
あとは、多様な分野の方と関わり、ご支援させていただきながらLECとしての「財産」もつくっていきたいと考えています。財産とは知識や人脈、LECとしての価値そのものです。多くのお客様、パートナー事業者様と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
■未来の仲間へのメッセージ
山田:では最後になりますが、どんな人が、このチームに新しく加わってくれたら嬉しいですか?未来の仲間へのメッセージをお願いします。
Aさん:LCAの知識、経験の有無に関わらず、少しでも環境に興味がある方に加わっていただけると嬉しいですね。
■リレー企画
あなたの“LECの推し”はなんですか!?
最後に、恒例のリレー企画!Aさんの「LECの推し」は何でしょうか!?
「既に話をした内容と重複しますが、環境は「全ての業界・業種」に関わります。いろいろな企業や組織の方と話をする機会はなかなかありませんので、その点は「LECの推し」だと思います。」
~編集後記~
今回は、LECのコンサルティング業務の第一線で働くAさんにインタビューを行いました。
「LCA」は少し難しいなと思われる方もいるかもしれませんが、どうして「LCA」が必要なのか?どこで使われているのか?についてこのインタビュー記事の中で少しでも感じてもらえると有難いなと思います!
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