こんにちは!インクグロウ株式会社の採用チームです。
先日、プロスキージャンパーの葛西紀明 氏(株式会社土屋ホームスキー部 選手兼監督)をお招きし、「夢は努力で叶える 逆境こそ天が自分に与えた最大のチャンス」をテーマにした特別オンラインセミナーを開催いたしました。
今回は、講演のハイライトを前編、後編でお届けするとともに、「なぜ中小企業支援を担うインクグロウが、葛西氏のように第一線で挑戦を続ける方々を講師にお迎えし、全国の地域金融機関様とセミナーを共同開催しているのか?」 その裏側にある当社のビジネスモデルと想いについてお伝えします。
なぜ、著名人セミナーを主催するのか?
インクグロウは「中小企業の活性化が日本経済の成長・発展に繋がる」というミッションのもと、中小企業が直面する最大の社会課題である「事業承継」に対し、多角的な支援を行っています。
当社には主に2つのフロント部署が存在します。第三者承継(M&A仲介)を手掛ける「事業戦略部」、そして親族内外承継を起点に次世代経営者の業績向上支援を主に手掛けている「ネットワーク推進部」です。
今回のような特別セミナーを企画・運営しているのは「ネットワーク推進部」です。 私たちは創業から築き上げてきた全国の地域金融機関様と提携し、その取引先の会員組織「ビジネスクラブ」や若手経営者や後継者向けの「次世代経営塾」を運営し、日常から経営支援を続けています。
ネットワーク推進部の強みは何といっても『地域金融機関との提携』にあります。2025年12月時点で全国144の地域金融機関との提携関係があり、これが当社の強みの一つでもあります。その中で「シェアリングセミナー」はこの強みを生かして、提携金融機関と共にオンライン開催(弊社が企画・運営)することで、1機関では費用や企画運営など複数の開催が難しい著名人のセミナー等が年間に複数にわたって開催が可能となるセミナー方式です。
会社を成長させ、次の世代へ繋いでいく――。その過程において、経営者は常に孤独や強烈なプレッシャーと戦っています。数々の絶望や逆境を乗り越えてきた葛西氏の「生きた言葉」をお届けし、経営力を高めるきっかけにしていただくこと。それこそが、ネットワーク推進部がシェアリングセミナーを開催する最大の目的です。
それでは、当日、経営者の皆様の心を揺さぶった、葛西氏のストーリーをご紹介します。
1. オリンピックメダルと、未だ手にしていない「金」の重さ
講演の冒頭、葛西氏の手にはこれまで獲得してきた本物のオリンピックメダルが握られていました。 葛西氏は、誰もが知りたいメダルの「重さ」について語ってくれました。実はソチ五輪の銅メダルは478g、銀メダルは543gと重さが違います。
ある時、羽生結弦選手から「金メダルの重さを知りたい」と質問され調べたところ、なんと金メダルは545g。銀メダルよりもわずか「2g」だけ重かったのです。
「たった2gの違い。でも、その色の輝きと2gの重さの違いには、計り知れない価値の差があります。それを実感したからこそ、50歳を超えた今でも『どうしても金メダルを掴み取りたい』という強い思いが消えないんです」
ビジネスの世界でも、「トップ」と「2位」の間にはわずかな差に見えて決定的な違いが存在します。常に上を目指し続ける経営者のマインドに深く突き刺さるエピソードでした。
2. 想像を絶する極貧の幼少期とジャンプとの出会い
「レジェンド」と称賛される葛西氏ですが、そのスタートは極貧状態からの始まりでした。 実家は毎日の米を買うお金すらなく、借金をして食料を調達するほど。30万円以上かかるジャンプ用具を揃えることなど夢のまた夢で、両親からは猛反対されました。
それでも情熱は消えず、隠れて練習を続け町民大会で銀メダルを獲得。我が子の努力を見た両親は涙を流して応援を決意し、先輩からのお下がりをもらうことで奇跡的に競技を続けられたのです。
「あの極貧の時代と周りの支えがあったからこそ、環境への感謝の気持ちが人一倍強くなりました」
3. 命がけの「V字スタイル」転向と、19歳での世界一
1992年、ジャンプ界に「V字スタイル」という大革命が起きます。 クラシカルスタイルにこだわっていた葛西氏でしたが、五輪1ヶ月前に「V字に変えないなら五輪に連れて行かない」と最後通牒を突きつけられます。一歩間違えれば大クラッシュする命がけの決断でしたが、恐怖を押し殺して挑戦した結果、飛距離は117mから130mへ劇的に伸びました。
直後の世界大会。巨大なジャンプ台への恐怖で足が震える中、コーチからの「ただの練習だと思って気楽に飛べ」という言葉を信じ、無心で飛び出した結果、当時の大ジャンプとなる182mを記録。19歳8ヶ月という最年少記録で世界大会初優勝を飾りました。
「環境の変化という逆境は、誰よりも早く受け入れて味方につけた者にとって、競合を一気に引き離す最大のチャンスになるんです」
>> 【後編】へ続く
インクグロウは、金融機関様とのネットワークを基盤に、中小企業の事業引継ぎと業績向上の両面から並走する会社です。