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バックパッカーを通してビジネスの楽しさに気づいた飽き性の私が今熱中しているiputでの仕事

こんにちは!ベトナムに住みながら、フルリモートでベトナム事業とメディア運営を担当している森美月です。

気づけば、ベトナムに住んでもう2年。iputの方々と仕事をして半年が経ちました。

大学休学、留年、新卒で入社した会社を1年で辞めるという履歴書的にNGな私の半生を振り返り、この会社に全力でコミットしたい!と思えた経緯、iputとの出会いについて書いていきます。

生い立ち〜とにかく視野が狭かった〜

突然ですが、私は高校3年生まで、女性で稼げる仕事は薬剤師しかないと思っていた視野の狭い人間でした。

幼少期の10年間を父の仕事の関係でタイのバンコクで過ごし、父は会社員、母は専業主婦の元で育ちました。当時の友人の母親は皆駐在妻(専業主婦)で、働いている女性は世の中にほぼいないと思っていました。

(写真:幼少期にバンコクで弟と)

小学6年の時に、父のバンコク駐在の任期が終了し、兵庫県の最西端にある人口5万弱の市に住みはじめました。そこで見る求人広告は、ほとんどが時給1000円以下でその中で薬剤師だけは「主婦歓迎・時給2000円〜」と書いてありました。

薬剤師になれば女性でも稼げる!という安易な想いから、薬剤師を目指そうと、大学受験をしましたが、失敗し思うところへ行くことはできませんでした。

薬科大学ではなく、普通の理工学部生として大学に入学。神戸に上京し、様々な人と出会う中でどれだけ狭い視野の中で生きていたのかと後悔しました。

学生時代〜バックパッカー旅行にハマる〜

(写真:モロッコで民族を訪れた時の写真)

大学に入学してからは、自分の視野を広げたい、という思いが強く胸にありました。とにかく選択肢を知らないことが恐ろしいと思っていました。「色々な人に会う」「自分の知らない世界を自分の目で見る」「ネットにある情報をなぞったような生活ではなく、自分で体験する」という3つを実行に移したい!と思っていました。

自分の目で知らない世界を見たい!という想いから、パッケージ旅行ではなく住むように旅をするバックパッカースタイルの旅行に熱中しました。

※バックパッカースタイルの旅行とは、旅行代理店などで販売されているパッケージ旅行ではなく、航空券だけを取得し、安宿に泊まったり、現地の人の家に泊まったりしながら世界を回ることです。

学生時代の4年間で20カ国程旅をしました。

旅行中には様々な出会いがあり、生き方や価値観が変わるような体験を沢山しました。

それまでは、会社員・薬剤師という職業しか知らず、オフィスに行って働くことがあたり前だと思っていました。しかし旅中にエンジニアのノマドワーカー、経営者、旅をしながら外資系コンサルティングファームに勤務する人などに出会い「こんなにも自由に働いている人がいるのか」と衝撃を受けました。

満員電車に揺られながら月曜日を嫌がって会社に行くことばかりが仕事ではないのだ!という感覚が当時の私には新鮮でした。

ロールモデルとなるような人との出会いが沢山あり、旅をしていく中で、私も好きなことをして、縛られずに、仕事をしたい!という思いを抱くようになっていました。

自力で稼ぐ実験〜民泊と転売〜

そんなことを思いながら、現地の人の家に泊まりながら、東南アジア1周、オーストラリア長期滞在、ニューヨーク滞在などをしていたら、お金が底突きました。

当時は飲食店でアルバイトをしていましたが、自分のありったけの時間を使っても、このままでは月20万円程度程稼ぐのが精一杯だ!と収入の限界を感じていました。

もっと遠いところへも行きたいし、経験を積みたい!お金が必要だ!と思いました。

大学に行きながら旅資金を稼ぐ方法は何か無いかと模索していました。

まずは旅行中に利用していた民泊サービスで、自分自身がホスト(お客さんを止める側)になることから始めてみようか、と決めました。これならベットを1つ貸すだけで、労働をせずに収入を得ることができると思ったからです。

※現在は法律的に許可がない物件はホストNGですが、当時は日本で誰でも宿のオーナー(ホスト)になることができました。

神戸にある大学の近くのワンルームで一人暮らしをしていたので、仕切りを付けて、布団を買い、ゲストは床で寝るというなんとも変なスタイルで民泊を開始。土地の相場や、部屋の間取りなどを考慮して、1泊2000円で募集を開始してみたら、直ぐに1ヶ月先までの予約が埋まりました。

それから半年ほどは、常に家の床に入れ替わり立ち代わり世界中の旅行者が泊まっているという状況の中生活をしました。個人的にかなり楽しかったです。

その後は収入を増やすために、2LDKの広い家に引っ越し、2部屋分をゲスト用、1部屋に自分が住む形式に拡大しました。月15万円ほど収入が増えました。

(写真:1ヶ月滞在していたドイツ人の夫妻)

さらにちょうどメルカリが流行り始めたころで、東南アジアで安く仕入れたアクセサリーの販売などをし、月に4万〜5万円の副収入となりました。

飲食店でのアルバイトも引き続き行っていたので、学生の傍ら月40万円ほどの収入となりました。

収入は増えましたし、自分が販売したサービスや物にお金を払ってくれる人がいる!ということに快感を覚えました。

しかし同時に思ったことは、「結局私は、民泊サービス(Airbnb)やメルカリなど、人が作ったプッラットフォーム上でビジネスをしているに過ぎない。自分で0からビジネスを作るとはどういうことなのだろうか。次は自分で0からビジネスを立ち上げたい!」という想いがでてきました。

休学してベトナムでビジネスの立ち上げ

「自分で0からビジネスを立ち上げたい!」と思っても、実際に自分でビジネスを作るとは、どういうことなのか、全く想像ができませんでした。

インターネット検索やツイッターなどから色々な人に「なんでもいいからビジネスを0から立ち上げる経験をしたい」と相談すると、「ベトナムで人材ビジネスを立ち上げたい」という人に出会い、とある経営者の方と事業をやっていくことになりました。

早速半年後に休学し、2016年の4月に1人ベトナムへ旅立ちました。住居探しとオフィス探しからはじまるという波乱の幕開け。

その経営者の方は基本的に東京にいて現地ベトナムには私1人という状況でした。

SNSで集めたベトナム人の転職希望者のデータを販売したり、日本語教室をやったり、日本にベトナム人を送ったり、二転三転しながらも、その経営者のフィードバックのおかげで、ベトナムでの人材ビジネスを軌道に載せることができました。

(写真:ベトナム人スタッフも雇って企画会議中。オフィスは家のリビング)

この経験を通して、そもそもビジネスとは何なのか?営業とは何なのか、販売価格はどうやって決めるのか、「そもそもビジネスを0から立ち上げる」ということを足と頭を使いながら学ぶことができました。

ちなみに、今もその事業は他の人が引き継いで存続しています。

長かった2年続いた燃え尽き症候群

ベトナムでの立ち上げインターンシップが終わり、日本に帰国した学生時代最後の1年は、燃え尽き症候群の様になりました。ただバイトをしていたり、単位を取るだけの生活をしていました。それでいて留年もしました。

大学を卒業後は、ベトナムインターンシップ時代に熱中した様に、なにかに熱中したいと思い、ベトナム現地のスタートアップ企業に入社しました。しかし実際は少し違い、言われたことをとにかくやっていればいいという環境でした。

1年弱働きましたが、何か熱くなるものが足りない!とにかく速いスピードで、フットワーク軽く、新しいことをやりたい!何か面白いことをやりたい!という想いが溢れてきました。

そんな時にたまたまベトナムで出会ったのが、当時ベトナム視察に訪れていたiput取締役の浅野さんでした。

iputとの出会い

出会いは、浅野さんの視察出張中に、ベトナムで開催された飲み会でした。出会った時の印象は、色々なビジネスをやっていて、すごく面白い人だな〜と漠然としたものでした。

それ以来私は引き続き本業に熱中しないままベトナムに在住、浅野さんは東京へ戻ったので特に会うことはありませんでしたが、数ヶ月後に急にメッセージが。



「ベトナム人向けに仮想通貨のメディアを作るので手伝わないか」という内容でした。何か新しい熱中できることに飢えていた私は本業の傍ら、早速手伝いを開始することにしました!

浅野さんと仕事をしていく中で、圧倒的なスピード感、ビジネスの目の付けどころ、仕事に対する価値観などを目の当たりにし、業務内容も含め、浅野さんと仕事をすることが楽しくなってきました。

「そんなところまで私が決めてしまっていいのですか?」という程に、とにかく仕事を任せてくれて、自分の力でどんどん事業が前に進んでいる実感を得ることができました。

久々に熱中できる何かに出会えたと思い、iputの仕事の手伝いを始めて4ヶ月後の12月には本業を辞めて「フルコミットさせてください!」と伝え、本格的にiputへ入社しました。

今は、SEOの知識を学びながら、来月ローンチする仮想通貨のメディアを準備中です!そしてベトナムで展開する別の事業も仕込み中です。

iputに入社して思うこと

(写真:2020年のオフィスでの新年会)

バタバタと入社したiputですが、とにかく、速くて、事業のフットワークが軽い、ということに刺激を受ける日々です。

入社してから叩き込まれた行動指針は、「とにかく主体的にプロダクトをみること」「頭を使って、作業をなるべくしない。とにかく仕組み化すること」「常識を疑いながら本質を見極めに行くこと」の3点です。

会社規模は10名程度ですが、会社の強みを活かしながら、新しいことを次々にやっています。この規模だからこそ、一人一人が事業に責任を持ち、オペレーショナルな仕事ではなく、思考錯誤しながら自分で仕組みを作る側に回ることができます。

留年し、新卒で入った会社を1年で辞めた私のような履歴書的に、NG人間でも受け入れてくれる会社で、面白いメンバーばかりです。

夜が遅い日もありますが、自分がやりたいことをやっているので全く苦にはならず、文化祭の準備に没頭するような気持ちで、毎日生きています。

最近よく思うことがあります。「尊敬できて価値観の会う人たちと儲かることをやる!」ことほど幸せなことはない。それが今実現できています。

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現在iputでは、BizDev職、メディアマネージャー、エンジニア、インターン生を募集しております。

少しでも興味がある方はぜひオフィスに遊びに来てください!

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