なにをやっているのか
資金調達
Connected WMS「AUDER」
AUDERは「流通デジタルインフラの共創で、世界をもっとフェアに。」を掲げ、流通業界のDXに挑むスタートアップです。
ALL STAR SAAS FUNDなどからの資金調達を経て、開発と市場拡大を本格化しました。
食品業界を中心に、産地・メーカー・卸・小売を横断してデータがつながるプロダクト、Connected WMS「AUDER」を開発しています。
私たちは単なる倉庫管理システムを作っているわけではありません。荷主・物流・卸・小売が同じプラットフォームでリアルタイムにデータを共有できる世界を目指しています。
将来的にロボットや自動走行車が物流を担うとき、その中核となる「データの心臓部」を創ることが私たちのミッションです。
創業初期からマルチプロダクト化を見据えたコンパウンド戦略により"つながるデータ基盤"を核にマルチプロダクトを展開していきます。
なぜやるのか
ミッション・ビジョン
日本各地に根づく魅力ある食文化は、たゆまぬ商品改良を重ねてきた産地・メーカーと、地域密着で確かな目利きを担う食品卸・小売によって支えられてきました。人口減少が進む中でもこの仕組みを持続可能なものにしていくためには、業務の効率化が不可欠です。
とりわけ、卸業者やスーパーマーケットは大規模な倉庫・店舗網を抱えており、物流の効率化は企業全体の持続可能性向上に直結する最重要課題です。AUDERは、産地・メーカー・卸・小売を一気通貫でつなぐ「流通デジタルインフラ」を構築し、この構造的な課題の解決に取り組んでいます。
とはいえ複数のステークホルダーを巻き込んだこの仕組みは、私たちAUDERだけでは成し得ません。だからこそ私たちは、業界内外のさまざまなプレイヤーとの「共創」を事業の中核に据えています。
また「フェア(fair)」と聞くと「公正な(フェアトレードなど)」という意味を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、語源である古英語では「美しい」「魅力的な」という意味も含まれています。私たちは使い手を置き去りにした自己満足な仕組みではなく、誰もが協調しやすく、美しさと実用性を兼ね備えた仕組みを、共創によって実現していきます。
どうやっているのか
AUDERは、「産地から小売までをつなぐ流通デジタルインフラの共創」というミッションを実現するために、5つのコアバリューを定めました。これらは、私たちが持つべき「視座と思考態様(Vision & Thinking)」、それを実現するための「行動規範(Behavior & Norms)」、そしてすべての根底にある「心(Spirit)」を統合したものとなっています。
■ Vision & Thinking:視座と思考様態
**理想と現場、双方を行き来し、本質的な解決を導く**
私たちが掲げるミッションを実現するためには、産業全体を見渡す鳥の目と、現場の機微を捉える虫の目の双方が不可欠です。私たちはこの2つの視点を対立させるのではなく、何度も行き来することで、前例にないイノベーションの創出を実現します。
【Think at Scale】 産業を変革するスケーラビリティ
目の前の事象にとらわれることなく、常に「なぜこの分断は存在しているのか」
「本来、誰のための仕組みであるべきなのか」「もしゼロから設計し直すなら、どうあるべきか」「それは業界全体の課題解決につながるか」「仕組みとしてスケールするか」という大きな視座に立脚して考え抜きます。業界の未来を再定義する、大きな問いを立て続ける姿勢を崩しません。
【Hack the Scene】 現場の本質を解き明かす
私たちは、スケールする解決策は、現場の解像度の高さから生まれるものと信じ、現場を何よりも大切にします。
ただし、それは、ヒアリングで聞いた言葉をそのまま要件に落とすことでも、「現場はこう言っているから」と思考を止めることでもありません。実際に現場に入り、人がどう判断・操作し、モノや情報がどう動き、それらがどの前後関係の中で行われているのかを観察します。言語化されていない違和感や、当事者自身も気づいていない負荷に目を向けます。私たちは、そうした一次情報の積み重ねから、課題の本質を捉えにいきます。
■ Behavior & Norms:行動規範
**強い個と個が磨き合い、最後までやり抜く**
【Last One Mile Ownership】 最後の1マイルまで、責任を持って完遂する
私たちは、きれいな言葉や構想を語るだけでは意味がないと考えています。価値が生まれるのは、描いた方向性を、現場で動く具体的なアウトプットにまで繋げられたときです。
そのために、一人ひとりが専門性とリーダーシップを発揮し、自分の担当範囲の「最後の1マイル」まで泥臭くやり抜くことを前提とします。
【Mutual Growth Obsession】 相互成長への執着
優秀な個人が集まっているだけでは、本当に強い組織にはなれません。私たちは、お互いの強みやスタイルを尊重しながら、仲間の成長に対しても当事者としてコミットします。
一度仲間になった以上、その人が持つポテンシャルを中長期で引き出していくことを、自分ごととして引き受けます。そのうえで、役割やレベルに応じて適切なチャンスや環境をつくり、任せ、支えていきます。
■ The Spirit:中心にある精神
**全ての原動力となる心**
【仁愛 (Jin-ai)】 愛と関心、真摯な心
明治維新後、日本の新たな産業を形作った渋沢栄一は、経済活動の根底に「仁」を置き、社会的信頼を何よりも重視しました。また、共に働く仲間として、人情に厚い人物を選ぶことを大切にしていたといわれています。
私たちも「流通デジタルインフラの共創」という、社会全体に長期的なインパクトを残す取り組みにコミットしています。そのため、行動規範にある通り、強い責任感を持って物事を完遂し、相互の成長を実現していく必要があります。一方で、共に働く仲間や顧客、ステークホルダーは高い専門性を持つプロフェッショナルであるからこそ、意見の衝突が生まれる場面も少なくありません。
そのような状況においても、私たちはあらゆる思考と行動の中心に「仁愛」を置きます。顧客、仲間、そして社会全体に対して、愛と関心を持ち続けながら、思考と行動を磨き上げていく。そして、常に誠実かつ真摯に向き合い続ける。その姿勢こそが、信頼・相互理解の基盤となり、日本の今後の流通を形作るデジタルインフラ構築の要だと信じています。