こんにちは!株式会社MIZUTORIの影山です。
今回は、平日はSaaS企業で営業職として活躍しながら、週末はミズトリスポーツクラブで体操インストラクターとして子どもたちの指導に携わる杉本さんにお話を伺いました。
「社会人になったら体操とは離れると思っていました。」
そう話す杉本さんですが、現在は本業で成果を追いながらも、週末には再び体操の現場に立っています。
一度競技の世界を離れたからこそ見えた体操の価値。そして、二つの仕事を持つことで生まれる相乗効果とは。
体操を続けてきた学生の方はもちろん、「好きなことを仕事にするべきか」「本業とは別の挑戦もしてみたい」と考えている方にも、ぜひ読んでいただきたいインタビューです。
「体操は人生の財産」──16年間続けた競技経験が今につながる
――杉本さんは長く体操競技を続けられていましたが、改めて体操に対してどのような想いを持っていますか?
私にとって体操競技は人生そのものと言ってもいいくらい大きな存在です。
小学校から大学まで約16年間続けてきましたが、楽しいことばかりではありませんでした。厳しい練習もありましたし、大きな怪我をしたこともあります。思うような結果が出ず、高い壁にぶつかったことも何度もありました。
ただ、その経験が今の自分を作ってくれたと思っています。
「忍耐力」や「挑戦する姿勢」は、社会人になった今でも間違いなく活きています。
営業として成果を求められる場面でも、体操で培った粘り強さや目標に向かって努力する力が支えになっています。
また、今でも体操に関わりたいと思う理由は、単純に好きだからというだけではありません。
体操を通じて自分自身が成長できると感じていますし、未来を担う子どもたちの成長や、体操業界全体の発展に少しでも貢献できたら嬉しいという想いがあります。
「兄が楽しそうだったから」ミズトリとの意外な出会い
――ミズトリスポーツクラブで働くことになったきっかけを教えてください。
実は兄が長年ミズトリスポーツクラブで働いていたんです。
兄から日頃の話を聞く中で、「子どもたちの成長を見るのが楽しい」「一緒に働く先生たちが本当に良い人ばかり」といった話をよく聞いていました。
その姿を見ているうちに、自分自身も興味を持つようになりました。
もともと体操も好きでしたし、子どもも好きだったので、「もし機会をいただけるならやってみたい」と思ったんです。
社会人になってからは銀行業界やSaaS業界で働いていたため、体操から離れている期間もありました。
それでも心のどこかでは、ずっと体操と関わり続けたいという気持ちがあったのかもしれません。
そんなタイミングでご縁をいただき、ミズトリスポーツクラブにジョインすることになりました。
平日は営業、週末は先生。メリハリが生む最高のリフレッシュ
――実際に本業と体操指導を両立する生活はいかがですか?
現在、平日はSaaS業界で法人営業を担当しています。
東日本エリア全体を担当しているため出張も多く、週に2日ほど出社しながら、それ以外は在宅勤務や出張先で仕事をしています。
一方で、週末はミズトリスポーツクラブで体操指導を行っています。
環境はまったく異なります。
平日は企業の担当者様と商談を行い、パソコンに向かって仕事をしていますが、週末は元気いっぱいの子どもたちと向き合います。
このギャップが良いんです(笑)。
「週末に子どもたちの笑顔を見ると、また月曜日から頑張ろうと思える」
これは本当に大きいですね。
単なる副業という感覚ではなく、自分自身をリフレッシュさせてくれる大切な時間になっています。
ビジネスの世界とは違う価値観やエネルギーに触れることで、平日も週末も前向きな気持ちで過ごせています。
「できた!」の瞬間に立ち会える喜び。体操インストラクターだから味わえるやりがい
――実際に指導をする中で、どんな瞬間にやりがいを感じますか?
やはり一番は、子どもたちの「できた!」の瞬間ですね。
体操はすぐに結果が出るものばかりではありません。
何度も失敗して、悔しい思いをして、それでも挑戦を続ける。その積み重ねの先に成功があります。
だからこそ、できなかった技ができるようになった瞬間の喜びは特別なんです。
「失敗しても諦めずに挑み続け、できた瞬間の笑顔を見ると、指導者としてこれ以上ない喜びを感じます」
そう語ってくれました。
――特に印象に残っているエピソードはありますか?
半年ほど練習を続けていた子がいて、その子は鉄棒の「け上がり」がなかなかできなかったんです。
何度も挑戦して、何度も失敗していました。
でも諦めずに練習を続けて、ある日ついに成功したんです。
その瞬間は今でも鮮明に覚えています。
子ども本人もすごく嬉しそうでしたし、私も一緒になって喜びました。
また、川崎市民大会に帯同したときも印象的でした。
子どもたちが普段の練習の成果を発揮し、演技を終えたあとに親御さんと喜びを分かち合っている姿を見たときは、「指導してきてよかったな」と心から思いました。
私たちが見ているのは技術の成長だけではありません。
挑戦する姿勢や努力する力、自信をつけていく過程も含めて子どもたちの成長なんだと改めて感じました。
本業で培った力が体操指導に活きる。そして体操指導が本業にも活きる
――本業と体操指導、まったく違う仕事のようにも感じますが、共通する部分はありますか?
意外とあるんです。
本業ではSaaS営業として、お客様の課題解決を支援しています。
大切なのは、相手の話をしっかり聞き、その人に合った提案をすることです。
実は子どもたちへの指導も同じだと思っています。
同じ技を教えるとしても、全員が同じ方法で上達するわけではありません。
怖がっている子もいれば、自信を失っている子もいる。
まずはその子の状態を理解して、その子に合った声かけを考えることが大切です。
「どう声をかければ前向きに『もう一回やってみよう』と思ってもらえるか」
これは営業でも指導でも共通するテーマだと思います。
一人ひとりに向き合う姿勢は、本業から学んだことの一つかもしれません。
一方で、体操指導が本業に与えてくれているものもあります。
それは柔軟なコミュニケーション力です。
営業ではさまざまな業界、さまざまな立場の方と関わります。
相手によって伝え方を変える必要がありますが、その感覚は子どもたちとのコミュニケーションでも鍛えられています。
また何より大きいのは、心のリフレッシュです。
平日は成果や数字を追う世界。
週末は子どもたちの成長を応援する世界。
まったく異なる環境だからこそ、気持ちを切り替えることができます。
「週末に子どもたちと接することで、月曜からまた頑張ろうと思えるんです」
本業と体操指導。
どちらかがどちらかの負担になるのではなく、互いを支え合う関係になっているのが杉本さんの働き方の特徴です。
ブランク8年。それでも戻りたかった場所
――久しぶりに体操の現場へ戻ることに不安はありませんでしたか?
もちろんありました。
大学卒業後は銀行業界、その後はSaaS業界で働いていたため、気づけば体操から8年近く離れていました。
現場感覚も薄れていましたし、「本当に指導できるだろうか」という不安もありました。
実際、自分が競技をしていた頃の感覚を取り戻すのには少し時間がかかったそうです。
ただ、その中で意識していたことがあります。
それは、
「子どもたちにとっては、自分は先生なんだ」
ということ。
レッスンに入る時は気持ちを切り替え、責任を持って子どもたちと向き合うようにしているそうです。
競技経験だけでは良い指導者にはなれません。
子どもたちの成長を支えたいという気持ちや、一人ひとりと向き合う姿勢があってこそ、本当の意味での指導ができるのだと思います。
未来の子どもたちのために。そして体操業界のために
――これから挑戦したいことを教えてください。
まずは本業でしっかり成果を出し、社会に貢献していきたいと思っています。
その上で、体操指導にも引き続き力を注いでいきたいです。
体操は私自身を大きく成長させてくれました。
だからこそ今度は、自分がその価値を次の世代へ伝えていきたいと思っています。
子どもたちに体操の楽しさを知ってもらうこと。
挑戦する喜びを感じてもらうこと。
そして自信を持って成長してもらうこと。
そうした積み重ねが、未来の体操界にもつながっていくと信じています。
「未来の子どもたちの成長、ひいては体操業界全体の発展に少しでも貢献し続けられたら嬉しいです」
杉本さんの言葉からは、競技者としてだけではなく、一人の社会人として体操と向き合う誠実な姿勢が伝わってきました。
「まずは一歩踏み出してみてほしい」――これから応募を考えている方へ
――最後に、体操に関わりたいと考えている方へメッセージをお願いします。
私自身、体操から長い期間離れていました。
それでも今こうして指導に携わることができています。
だからこそ伝えたいのは、
「ブランクがあっても大丈夫」
ということです。
体操が好き。
子どもたちの成長を応援したい。
そんな気持ちがあれば十分だと思います。
また、ミズトリスポーツクラブには本当に温かい先生方がたくさんいます。
私自身もたくさん支えていただきました。
本業を持ちながら働く私にとって、その存在はとても心強いものでした。
杉本さんは最後に、こんな言葉を話してくれました。
「平日はしっかり働き、週末は自分の好きな体操に関わる。この働き方は日々の生活を豊かにしてくれます。」
体操を仕事にするか。
別の道へ進むか。
学生時代にそんな選択に悩む人は少なくありません。
でも、その答えは「どちらか一つ」ではないのかもしれません。
本業を持ちながら体操に関わる。
子どもたちの成長を支えながら、自分自身も成長する。
そんな選択肢があることを、杉本さんの働き方は教えてくれました。
もし今、
「体操は好きだけど、どう関わればいいかわからない」
「将来的にスポーツ業界にも興味がある」
そう考えている方がいたら、まずは一歩踏み出してみてください。
その一歩が、新しいキャリアや新しいやりがいとの出会いにつながるかもしれません。