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【Why Lecto?】Vol.1 "債権回収"の課題解決に挑むゼロイチの事業開発 木村拓也

「“債権回収”は、参入障壁が高く特殊な専門性がもとめられるニッチな事業。だからこそ、社会的に取り組む価値が大きいと思ったんです」

そう話すのは、Lecto株式会社でBizDev※を務める木村拓也さんです。

木村さんはAVシステムベンダーで営業を経験した後、大手SIerでエンジニア及び経営企画に従事し、2021年6月に当時まだ設立間もないLecto株式会社の1人目社員として入社しました。

業種も組織規模も全く異なる場所から、なぜ転職を決めたのか。そこには、どんな思いがあったのか。お話を伺いました。

※BizDev: Business Development(事業開発)の略称。新規事業開発や、既存事業の効率化・領域拡大を担当する職種を指す。

※本記事は2022/02/17のインタビュー記事の転載です。

【Why Lecto?】Vol.1 "債権回収"の課題解決に挑むゼロイチの事業開発 木村拓也
「"債権回収"は、参入障壁が高く特殊な専門性がもとめられるニッチな事業。だからこそ、社会的に取り組む価値が大きいと思ったんです」そう話すのは、Lecto株式会社でBizDev※を務める木村拓也さんです...
https://lecto.co.jp/news/20220217-interview-kimura


小さい組織だからこそ、戦略から実行まで様々な仕事が経験できる


ーー現在Lectoでは、どのようなお仕事をされているのか教えてください。


Lectoは、債権回収・債権管理業務を一貫して支えるSaaSプロダクトを開発・販売する会社です。私はBizDevとして、新規顧客の開拓や他社との業務提携、サービス連携といったアライアンスの推進をメインで担当しています。

その他にも、プロダクト改善のためユーザーインタビューを行ったり、カスタマーサクセスを担当したり。採用面接を担当することもありますね。



ーーかなり幅広い業務を担当されているのですね。


Lectoはまだ立ち上がって1年程度の会社です。正社員は私を含めて4人、役員・業務委託メンバー含め11人という小規模な組織で運営しています。私以外の社員3名はエンジニアのため、開発以外のビジネスサイドの業務は私と役員の小山、芹沢も担当しています。



ーー普段の業務は、役員と一緒に行うことが多いのでしょうか。


そうですね。顧客訪問やお客さまへのコンサルティングは、小山と芹沢の2人と一緒に行うことも多いです。

Lectoは、小山と芹沢が前職で感じた課題を解消するために立ち上げた会社です。小山はLectoを立ち上げる前、事業者が抱える個人向けの保証事業を行うGardia株式会社で代表を務めていました。そこでサブスクリプションや後払いが世の中に浸透していく中、未回収に悩む企業が多く存在することに課題を感じ、当時Gardiaで働いていた芹沢とともに立ち上げたのがLectoなんです。

金融サービスを営む多くの企業が抱える“負”を解消するため会社を立ち上げ、経営の観点から会社を見ている2人から学ぶことはとても多く、日々刺激をもらっています。

また、資金調達や営業戦略、プロダクトの開発方針含め、役員・bizdev・エンジニアの垣根なくフラットに議論している文化はLectoの特徴の一つだと考えています。



Lectoに入社を決めた理由は、市場課題の深さとチームの価値観への共感


ーーLectoに入社するまでの経緯を教えてください。


大学で情報工学を専攻した後、新卒で音響製品や映像製品を開発するAVシステムベンダーに入社しました。入社後はさまざまな部署で研修を行ったのですが、その中でもお客さまと直接お話をしてプロジェクトの全体像を設計する“営業”の仕事に興味が湧き、その後希望通りの職種で現場配属されました。


しかし、営業職として働く中で「技術面でも深い知識を持っていないと良い提案はできない」と感じる場面が多くあり……。


技術の知識を身につければ、営業としてよりステップアップできるかもしれない。営業になるのは知識を身に着けてから、いくらでもできるはず。そう思ってSIerに転職し、エンジニアとして再スタートを切ることになったんです。



ーー2社目のSIerではどのようなお仕事をされていたのでしょうか。


入社後3年ほどエンジニアとして働いた後、経営企画部に部署異動となり、会社の戦略策定・経営管理・M&Aなどを担当していました。


もともと経営や組織運営に興味はあったのですが、経営企画部への異動をきっかけに“自分で事業を立ち上げてみたい、回してみたい”という思いが強くなっていったんです。しかし、当時勤めていたSIerはゼロイチよりは既存事業の高収益化に軸足を置いており、かつ社員数が2,000人弱の組織規模であるが故、意思決定には慎重にならざるを得ない環境でした。


ゼロイチの事業開発に挑戦してみたいし、もっとスピード感を持ってプロジェクトを運用してみたい。そんな思いから、小規模な組織で事業開発にゼロから携われるようなスタートアップに転職したいと考えるようになりました。



ーー新卒入社したときから一貫して、“事業やプロジェクトの全体を見たい”、“自分の裁量で運営したい”という思いが強かったんですね。


そうかもしれません。転職活動中、Lecto以外にも何社かお話を伺っていた企業はありました。その中でもLectoが一番創業したてで組織規模も小さかったことから、会社の成長のためにその時々の課題に対し仕事の仕方を柔軟に変える必要があり、事業開発全体を経験したいという自分のニーズに合っているなと感じました。また、「債権回収のDX」というまだ解決されていない課題に対し、SaaSで挑戦しているプレイヤーが少ないことや、チームの価値観に共感したことも大きなポイントでした。


一般的に、“債権の回収”は面倒でストレスが多く、やりたがる人が少ない領域です。会社側もコストセンターとして捉え投資がなされづらいが故に、市場全体としては何十年も改善が進んでいません。でも、まだ他の人が手をかけていない課題だからこそ、社会的にも、個人の市場価値的にもやるべき意義は大きいはず。そこに自分がBizDevとして関われたらものすごく面白いだろうなと思い、Lectoへの入社を決めました。


現在Lectoでは、戦略の策定から手段の決定、そして実行まで一貫して自分で行っています。ですが、個々人が独立して動くわけではなく、役員・正社員・業務委託含めたメンバー全員がフラットかつオープンに議論し、フォローしあう文化があるので、組織規模も業種も異なる中での転職でしたが、安心して仕事に取り組めていますね。


組織の心理的安全性が抜群に高い。だから、事業も人も成長する


ーー木村さんは、2021年6月にLectoに入社されています。入社から約半年が経ちましたが、実際に働いてみてどんな魅力を感じていますか?


いくつもあるのですが……特に魅力に感じているのは3つですかね。


1つ目は、最前線でいろんなビジネスの課題に向き合えること。Lectoのプロダクトは、様々な業界のお客さまにご利用いただいています。“債権の回収”と言っても、業界や会社ごとに抱える課題は異なります。プロダクトの機能を最適にご利用いただくための提案をするには、業界や会社ひとつひとつへの深い理解が必要となってくるんです。そのため、仕事を通じて幅広く、そして深くビジネスを理解できるようになる。経営や事業開発に興味がある私にとって、そこは大きな魅力ですね。


2つ目は、戦略策定から実行まで一貫して担当できること。この規模感の組織だからできることかもしれませんが、BizDevとして戦略を考えるだけでなくて、自分で実際に手を動かして効果を見ながら改善まで携われる。上流から下流まで一貫して担当できることで、より実効性が伴った戦略を立てられる環境がLectoにはあります。


3つ目は、一緒に働くメンバー。Lectoは現在、正社員は私を含めて4人、役員や副業メンバーを入れると11人の組織です。雇用形態や職種、部署は違えどメンバー全員が1つのチームとして、同じ目標に向かって行動しています。例えば、エンジニアメンバーもプログラムを書くだけでなく、「事業を伸ばすためにはこんな機能が必要だと思う」など、“事業の成長”を見据えてビジネスにも積極的に関わってくれます。メンバーそれぞれの個性や強みを活かしながら、同じゴールに向かって切磋琢磨できる環境は、Lectoの魅力の1つですね。



ーー木村さんは業界未経験でLectoに入社されていますよね。入社前後に不安はありましたか?


内定を承諾する前に、コミュニケーションツールのSlackなど、業務で利用しているツールや顧客情報を除いたドキュメントに自由にアクセスさせてもらっていました。社員同士のコミュニケーションや仕事の仕方を事前に確認できたため、「この会社の雰囲気やカルチャーなら自分に合いそう」と安心して入社を決めることができたんです。


業務知識については金融知識が豊富な小山・芹沢に教えてもらうこともあれば、書籍やお客さまから直接お伺いすることで吸収しています。他にも、“深堀り会”という勉強会でインプットすることも多いです。普段の業務やお客さまのビジネスモデルで理解できないことがあったら、「みんなで学ぼう!」と社内メンバーで集まって知識やノウハウを共有しているんです。新しいことを学ぶのが好きなメンバーが多いので、深堀り会は定期的に開催しています。



ーーお話を伺っていて、社内の雰囲気が良いのが伝わってきます。


心理的安全性は本当に高い会社ですね。会議の場ではもちろん、普段のコミュニケーションでも“何を言っても大丈夫”という安心感があるチームです。自分の価値観とは違う意見が出ても、否定せずに受け止める人ばかり。誰もが安心して自分の意見を発言できるので、仕事でも建設的なコミュニケーションが取れ、意思決定の質が高まると感じています。


あとは、「家族ファースト」を大事にしている文化も好きですね。以前、メンバーのお子さんが突然入院になったとき、「仕事は他の人に任せてお子さんについてあげていてください!」と言ってすぐに送り出したことがありました。これだけなら他の企業でもやっていると思いますが、Lectoでは誰かが抜けた穴を無理に埋めようとしないんです。優先順位をつけて、着手しないことを決める。残ったメンバーも極端に業務量を増やすことなく働く工夫をして、チームの持続可能性を高めています。私も小学生の子どもがいるため、子どもが学校に行っている時間中に仕事をして、夜は子どもが寝るまで家族との時間を過ごせるよう働き方を調整しています。


誰かに負荷がかかるやり方ではなく、誰でもいつでも家族やプライベートを大事にできる働き方が推奨されているのは従業員として嬉しいですね。


木村さん、ありがとうございました!

Lecto株式会社

Lecto株式会社/Lecto, Inc.
Lecto株式会社のコーポレートサイト
https://lecto.co.jp
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