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コロナの年に起業してわかったこと

当たり前だけど外の世界は大きかった

2020年1月、16年勤めた会社を辞めて自分で会社を立ち上げました。

それなりの給与を頂きながら働けていた世界から、
完全に自己責任への世界へ。

怖さを一番感じていたころは、やめると決めて、上司に伝えて、退職を迎えるまでの期間。
いざ1月を迎えてみると、それよりも楽しみの方が勝っていました。

せっかくだから、サラリーマン時代にできなかったことをやってみようと思いました。

まずは海外へ。1週間ほど。
アメリカで住みたい街ランキング上位に上がるポートランドへ。


住む人にとってベストな街づくりの在り方
歴史・文化を大切にし、永続的発展を続ける街の作り方
住民と共に成長し進む行政の在り方

永続企業創りを事業のど真ん中においている私としては、
街を企業に置き換えれば実践できることが多く、とても参考になるたびになりました。

他にも経営者コミュニティに飛び込んでみたり、
そこからつながる経営者にどんどん話を聞いてみたり、
逆にいろんなサービスの影響を受けてみたりと、
初めてのことだらけです。

こんなにも世界は違うものかと驚きと共に、その一つ一つが楽しみだったのは言うまでもありません。

とはいえ、当たり前の話ですが楽しいことばかりがあるわけではありません。

決めるということは、こんなに大変な事なのか

経営をするというのは意思決定をすることです。
前職が経営コンサルティングの会社だったので、そのあたりはお客様と共に伴走し、
いろんな「意思決定」のサポートをしてきたわけです。

ですから、経験が全くないかというと、そうでもない。

ただ、「最終決定」をするということは初めてのこと。
この小さくも見える違いは、想像以上に大きなものでした。

例えば創業日や社名。
いつでもいいし、どんな名前でも良いわけです。
じゃあ何を持って決めたらよいの?と思います。

そんなの考えずにさっさと登記し、好きな名前にしたらいい。
そういう考え方もあるのですが、どうせなら少しでも良い日で、良い名前の方が良いですよね?

ですから高島暦を見てみたり、字画を調べてみたりもしました。
果たしてそれを選んだからよかったのか、関係なかったのかは確かめることはできませんが、
考えようと思えばキリはないと。

事業についてもそうです。

前職を辞める前に「こんなことをやろう」ということはある程度頭に入れていたものの、
いざ会社設立も終わり、いろんな人に合う中で、見直す必要も出てきます。

というのも、やろうとしていることに厳しい意見を頂くことも多い。
以前に考えていた事というのは、誰に話しても基本自分の仲間側の人に話をしていたわけで、
当然のことながら厳しい声なんて入ってこない。

外に出ると一気にそれが入ってくる。
あ~確かになと思うこともあり、見直す必要性も出てくる。

ただ、一方でその構想に賛同し、応援してくれる人も同じくらいいる。

これが悩ましいのです(笑)

厳しい言葉もあるし、賛同の言葉もある。
いろんな話を聞けば聞くほど「迷う」。
何が「正しい」のかを考えると、これまたキリがなくなる。

いろんな声を頂けることはありがたいことなんですけどね。

さらに2020年はコロナの年。
大きく世界が変わりました。

2020年より前に考えていたことが果たして正解なのか?

これをこのまま続けていくべきなのか?

ここから生まれる社会課題にフォーカスしたほうが良いのでは?

なんてこともたくさん頭をよぎります。

得体の知れないものだからこそ、判断材料に色んな情報を集めてしまいますが、
それをやると当然決断の難易度は上がります。


結局のところ、自分がやりたいこと、やるべきことに

迷ったり、悩んだりしながら結局落ち着くのですよね。

自分がやりたいこと
自分がやるべきこと

それに尽きるな。と。

いわばvisionやmissionの部分です。
何のためにこの仕事をやりたかったのか。
何を解決したくてこの仕事をしているのか。

これをぶれずに発信することをやっていけば、
やるべき事業は後からついてくるもの。

いろんな人にあい、いろんな言葉をもらい、最終的に感じたことは

要するに正解の形はいくらでもある

ということです。

そして、

やっていることが正解かどうか

よりも

やっていることを正解にできるかどうか

の方がよっぽど重要だということです。

こういう考え方が整理されていくと、
自分ができないことははっきりとできないといえるようになりますし、
大きく見せようと肩ひじ張る必要もなくなるので不思議なものです。

これからも益々楽しみです。

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