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子育てしながらでも、ブランクがあっても大丈夫。フルリモートワークで働くバックエンドエンジニアへのインタビュー

こんにちは。Regnioの社員インタビュー、第2回目は長崎から福岡のオフィスを繋いで、リモートワークでお仕事をされている磯﨑さんにお話を伺いました。

東京では開発からマネジメント業務へ、数年のブランクを経て子育てと開発を両立されている磯﨑さん。

特に今、子育てをしながらも開発業務に携わりたい!と思っている方に届いたら嬉しいですね、と話しながらインタビューを行いました。

磯﨑 康子 / Yasuko Isozaki

英米文学科を卒業後、IT企業に入社。電力会社やネットバンクを顧客として抱えるプロジェクトチームのマネジメントを担当。長崎へ移住後、英会話講師助手や行政書士事務所での仕事を経て、2018年に株式会社QUANDOへ入社。フルリモートワークで釣りSNSアプリの開発やメンテナンスに従事。そこからスピンアウトする形で創業した株式会社Regnioにて、前述の業務に加え、食品製造会社向けのプロダクト開発に従事している。

自分の知らない技術を知ることができるのは嬉しい

ー今どんなお仕事をしているか教えてください。

今はシステムやアプリのバックエンドの開発が中心です。

最初はWebページの修正から入って、バックからフロント全般をやっていました。それと、当時開発していたアプリのメンテなどもやりました。そして今に至る感じです。全てフルリモートで業務を行なっています。

ー今、お仕事の中で楽しいと思うことは何ですか?

自分の知らない技術とかやり方を知ってうまくできた時ですね。あとは画面やバックエンドが完成して、積み上げができて物ができた時です。最近で言うと、既存のアプリを新しいアプリにリニューアルした時に、一気にきれいになってすごく嬉しさを感じました。

ー顧客とリモートでやり取りしていて思うことはありますか?

「お会いしたことのないお客様とslackのみでやり取りすることは大丈夫かな?」という心配はありましたが、段々慣れてそれが普通になったので、リモート上のやり取りに違和感を感じなくなりました。

ー今、リモートワークの中で工夫されていることはありますか?

質問をするときには質問内容がわかりやすく伝わるように、表などを作成して送付してからお話するようにしています。また、会話で確認した内容は後で忘れないように確認結果を文字に残すようにしています。

ーかつて、リモートではなく出勤してお仕事をされていたころはどんなお仕事をされていましたか?

東京にいたころは、最初こそ開発をしていましたが、後半はほとんどお客様とチームメンバーとのやり取りが業務の中心でした。なので、開発ではなくマネジメント業務をやっていた感じです。電力会社や証券会社、ネット銀行などのシステムを担当していました。

一生続けられる仕事がしたかった

ーもともと、語学系や文学系の学科のご出身であると以前伺っていたのですが、ITへ進路を決めたのはなぜでしょうか?

一生仕事を続けたかったからです。あと、ITに興味がありました。私は英米文学科の出身で、大学生の時に開発したことは全くなかったです。最初はホテルや、そういうところに就職したいと思っていましたが、長く仕事を続けるには厳しいと思いIT系への就職を決めました。

もう一度開発の現場に戻りたい

ー東京でお仕事されたあとは、どのような経緯で長崎へ来られて、今のお仕事へ繋がるのでしょうか?

一旦仕事を辞めて、子どもが幼稚園に入るくらいの時期に夫の転勤のため東京から九州へ引っ越しました。で、仕事をやめたので家事をがんばろう!と思ったんですが、家にいるからと言って細々家のことをするかっていうとそうでもないっていう(笑)

で、やっぱり働きたいなって思いました。

でも子どもは幼稚園だし、あまり家を空けられないなと思っていたところ、英会話の助手のお仕事を見つけました。

市内の幼稚園ということで、「いいじゃん!」と思って応募して実際やってみたところ移動時間ばかりが長く、実際に働ける時間はとても短かったのでなかなか厳しく、そのお仕事は1年でやめました。

そして次は行政書士事務所で外国人の在留資格を取得するようなお仕事をパートで始めました。英語での来客対応やメール、電話など初めての業務内容ばかりでしたが、3年ほど働かせていただきました。この時、子どもは小学1年生くらいでした。

そんな折に、ちょうど夫が長崎での中野さん(Regnio代表)の講演を偶然聞いてまして。その講演の中で中野さんが「リモート社員募集中です」と言っていたことを受け、「応募してみたらどう?」と勧められました。その時「私、しばらく開発を全然してないんだけど大丈夫かな…」と心配でしたが、やってみよう、と思いました。

ーそれでも、もう一度開発の現場に戻りたい!と思ったのはなぜですか?

その行政書士事務所でのお仕事は、「自分で何かを判断して実行する」というよりは「行政書士の先生の言う通りに処理を進める」という内容でした。なので、自分のやり方で開発する仕事が懐かしくなっていた頃に夫に勧められたので、挑戦してみようかなと思いました。

とはいえ、今の技術がどんな感じかわからないし。なので、初めはトライアルみたいな感じで3ヶ月くらいやってみましょうか、みたいな感じで働くことになりました。初めはGit(バージョン管理システム)のコマンドを使うのもドキドキでした…

ーこれまで話していただいたバックグラウンドを活かせているな、と現在思う部分はありますか?

マネジメント業務をやっていたので、プロジェクトの進め方や、お客様への対応について、そうなのかなと思っています。また、大きな企業様とも接することが多かったので、そのような顧客折衝も強みとして活かせていると思います。

ープロジェクトの進め方やお客様への対応って、体系的に教えてもらえるものなんでしょうか?

いや、教えてもらってたわけではないですね。信頼できる開発者に、どう進めればいいかなどを常に相談して考えて乗り越えていました。また、プロジェクトマネジメントに関する資格も子供が生まれたばかりの時短勤務の時に勉強し、取得しました。

ーマネジメントや顧客折衝をやって、お客様とたくさん接してきた開発者って、そんなにいないのでは、と思ったのですが、その辺りどうでしょうか?

自分のように、マネジメント業務だけを経験した後にまた開発を中心にするようなキャリアの方はあまりいないかもしれないですね。そしてマネジメントって滅茶苦茶大事なお仕事だと今もそう思っています。

ー現状課題に感じていることはありますか?

みんなにとって「当たり前なんじゃない?」と思われているような情報こそ、みんなで溜めていって残していかなければいけないな、と思っています。なかなか些細なことを文章化して記録するってできてないですから、なるべくみんなで習慣づけていきたいです。

子供に「おかえり」と言えるリモート勤務はとてもいいです

ー子育てとお仕事の両立はどうやって実現されているのでしょうか?

リモートによって、かなり両立を実現できていると思います。それは、リモートのすごく大きなメリットです。子どもが学校から帰ってきて保護者が家にいる状況だから、子どもはさみしくないですし、1人になりません。

子どもがいつ帰ってきても「おかえり」と言えるのはリモートならではですね。いまはコロナ禍のため、夫も在宅勤務なので、子どもに「いいなあ、ずっと家にいて」と言われます(笑)

それくらい、子どもとたくさん接することができています。在宅ならではですね。

ー今は育児で現場を離れているけど、リモートで現場に復帰したい方は、たくさんいるかもしれないですよね。

はい。そうなんですよ!そういう方はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うんです。子育て中で、リモートでだったら仕事できるよ、と言う人にはとてもおすすめですね。あとは、いきなりフルタイムじゃなくても、自分の技能を活かして仕事に復帰したい人も多いかと思います。

会社の「文化」を積み上げたい

ーどんな人と一緒に働きたいと思いますか?

技術についての努力などは前提として、話しやすくて、コミュニケーションがとりやすい人がいいと思います。リモートでも躊躇せずに質問できるといいなと思います。

例えば質問の意図であるとか、疑問点や確認したい点をわかりやすく明確に伝えてくれる人がいいですね。資料をわかりやすく作れる人であれば尚嬉しいですね。

ーでは最後に、今後の展望を教えてください。

会社の「文化」を積み上げていって、よりよい環境を作っていきたいです。

たとえば先ほど課題に思うことで触れた内容にも少し重なりますが、「こういうときにこうすればいいよね」みたいな暗黙的なルールを蓄積して行って、新しくまた何かを始めるときに活かして色んなことがスムーズに回るようになったらいいなと思います。会社も人と同じで、成長していくものだと思っています。

磯﨑さん、ありがとうございました!

現在Regnioでは一緒に働き、中小製造業を活性化する仲間を募集しています!本記事を読んで、興味を持っていただけたら、是非一度カジュアルにお話ししましょう。

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