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『校内予備校グループワークの先駆者』RGBサリヴァン新井の圧倒的な行動力の源とは?

私たちは「学びを最高のアソビに」をコンセプトに、創業以来、学校内に予備校を開講する「校内予備校」を運営しています。学校という場所で人間教育と受験指導を融合することで、学力と人間力の向上、そして教育の本質的な目的である「自立(自律)」の実現を目指しています。

今回は、今春でサリヴァン9年目となる新井さんにインタビューを実施。どんな橋もとりあえず渡ってみる、否、「橋がないのであれば試しに橋を架けてみる」のが新井流。誰にも負けない行動力、推進力の源泉にある考え方や価値観をインタビューしてみました!

【プロフィール】

新井 泰範(あらい やすのり):今春でサリヴァン9年目。学生時代は山小屋で修行したり、マラソンランナーだったりと好きなことに夢中になる。アルバイト先の飲食店でサリヴァンスタッフと出会い、新卒後は大手進学塾へ就職するも、その後サリヴァンへ転職。

サリヴァン入社後は、当時は周囲が反対していたグループワーク指導に挑戦。「教えないで学力を上げる」手法を研究し続け、目を見張る成長を遂げる生徒を目にする機会も増加。フェロー、現場責任者、英語講師とマルチなスタイルで活動している。

「『難しいことにも仲間と挑戦したくなる人間力』をコンセプトに、日々生徒と向き合っています。」

1枚の名刺がつないだ大きな縁

――新井さんは、以前は別の進学塾で働いていたんですよね。

そうですね。前職の進学塾では教材の新規開発などに携わっていたのですが、自分のなかで納得がいかない部分があり、このままでいいのかなというモヤモヤした気持ちを抱えていたんです。結局入社3か月で退職を決意しました。

その後はしばらく無職でぶらぶらしていたのですが、そろそろ貯金も尽きるというタイミングで1つの転機が訪れました。地元静岡の消防士の試験を受けて山岳救助隊を目指そうと思ったんです。もともと僕は山が好きで静岡県内の山岳マラソンのレースで優勝した経験もあり、山に関わる仕事をしてみたいと考えたことがきっかけです。

さて、いざ地元に帰ろうと東京の家を片付けていたとき、荷物のなかから「学校内予備校」と書いてある名刺がポロリと落ちてきたんです(笑)


――その名刺はまさか・・・

はい。大学時代にアルバイトで働いていた飲食店でRGBサリヴァンの元社長と現副社長にいただいた名刺だったんです。名刺をもらったときは特に気に留めていなかったのですが、改めてその名刺を見たときに“学校内予備校ってなんだろう”って。僕は元来好奇心が強いタイプなので、早速名刺に書かれた電話番号に連絡してみました。

すると、すぐに面談の場をセッティングしてもらえたのですが、30分の面談のはずが3時間かかり(笑)事業内容やビジョンをとても熱く語ってくれる副社長や、僕が話す嘘偽りのないありのままの経験談を喜んでくれる社長の姿を見て、面白そうな会社だなという想いで入社を決めました。


――まるでドラマのような展開ですね!RGBサリヴァンに入社し、抱いていたイメージとのギャップなどはありましたか?

ありましたよ。180度違いましたね。特に「イメージしている世界」と「現実的に自分ができること」とのギャップが大きかったです。「やりたいようにやっていいよ」と言われるのはありがたいのですが、やりたくても自分自身に“力”がないとできないんですよね。

当時は若かったですし、自分に自信があったというか、周りの人たちには生意気に映っていたんだと思います。いくつかの人間関係のトラブルもあり、社長と面談したこともありました。

ただ、入社から2~3年後でしょうか。僕が考えた「グループワーク型指導」が生徒の学力向上につながり、自分として1つの“力”を獲得することができたんです。苦しさを乗り越えて自分なりの手ごたえを得たそのときの経験が、現在の糧になっていますね。


グループワーク型指導に込めた想い

――グループワーク型指導とは、具体的にどんな指導法なのですか?

生徒自身が「自分で気づく力」を鍛えていく指導です。

一般的な予備校での指導は、問題の取り組み方や解法を教えることがメインです。ただ、僕はその手法に疑問を抱いていました。

当時は「アクティブラーニング」などの手法も注目されはじめていましたが、実際の教育現場では単にテーマに対してグループで感想を述べあうだけのアプローチにとどまりがちでした。

生徒たちがもっと深い問題の真相について考え、きちんと論ずることができるようになるためには、どんなファシリテーションの技術が必要なのか。また、グループワークでの気づきを日常行動の自発的なアクションにまでつなげるにはどうしたらいいのか。そうした問題を1つずつ潰しながら、研究や実践を重ねて構築したのが当社のグループワーク型指導です。


――自分で調べたり、自ら学んでいったりするための1つの手法としてグループワークを活用するイメージですね。ちなみに、新井さんはもともと教育分野に対する興味が強かったとのことですが、いつごろから教育への関心を持ち始めたのですか?

中学生の頃でしょうか。僕は国立大学の付属中学校に通っていたのですが、自分で自由にテーマを決めて、レポートを書いてプレゼンを行うといった進め方の授業がほとんどで、自ら学習することが求められる環境だったんです。

ある日、社会の授業で「地元静岡のお茶をリブランディングする方法」をテーマに話し合う機会がありました。本来であれば校内で調べてレポートをまとめるのですが、僕たちのグループは授業中に校外に出て近くのお茶屋さんの実態を取材しに行ったんです(笑)近隣の方から学校に通報があったようで、校長室に呼ばれ――相当怒られるだろうと思いきや、「よくやった!」と。こんな校長先生になりたいな、と思ったのが教育に興味を持ち始めたきっかけですね。


――新井さんは現在「責任者」という立場を務めていますが、具体的にはどのような現場を束ねているのですか?

現在は2つの現場の責任者を務めています。

1つ目が東京都内の私立学校。学校内予備校の立ち上げからずっと携わっている学校なのですが、規模が大きい現場なので、現在は5名の社員で運営していますね。

2つ目も東京都内の私立学校なのですが、こちらは生徒がカリキュラムを考えて実践していくという特殊な学校です。こちらの学校は今春から別の社員に運営を引き継ぎ、僕は新たに広島の学校を担当する予定です。

当社は上からの指示で担当校が決められるわけではなく、自発的に“やりたい”と申し出た現場を担当していく仕組みなんですよ。広島の学校は現在てこ入れが求められているのですが、どうにかできるのは自分しかいないだろう、ということで手を挙げました(笑)


――生徒さんたちに対しては、普段どういうアプローチをしていますか?

まずは小さな事柄でも認め、褒めながら、信頼関係を築いて心を開いてもらうことを意識しています。

特に勉強に対するモチベーションが低い生徒たちに対して、指導者がガミガミと関わることは逆効果なんです。むしろ、指導者が直接指導するのではなく、年の近い生徒同士で互いに関わってもらうしかけづくりを通して、本人のなかで内発的な動機を生み出すことを大切にしていますね。



大切にしているのは「柔軟さ」と「ブレない軸」

――現在の仕事は生徒さんだけでなく、保護者の方や学校関係者などさまざまな人たちと関わる機会が多くありますが、新井さんとして工夫していることは?

指導方針や理念をきちんと固めておくことです。

相手の要望に応じて柔軟に変えるべきことは変えますが、何を目的とした指導を行うのか、ブレない軸を確立しておくことが大切だと考えています。そのために、現場の講師陣やスタッフたちにも、チームとしてどうありたいかということを共有するよう意識しています。


――新井さんの仕事のポリシーは?

「生徒一人ひとりの状況を把握したうえで、集団としてのベストな進め方を考える」ということです。

集団指導とはいえ、実際は「対個」の関わりが求められていると思うんですよね。面談や日常的なコミュニケーションだけでなく、各生徒のテストの点数や解答傾向もすべて把握したうえで、生徒一人ひとりのことをよく知るよう心がけています。


――今後の展望を教えてください。

来月から担当する広島の学校は、僕一人でフェローおよびプレイヤーの業務も行うことになるので、再度プレイヤーとしてしっかりと結果を出してみせたいと思っています。ラッキーなことに、僕は立ち上げや挑戦が必要な場面に立ち会うケースが多いんですよ(笑)僕自身もチャレンジングな環境のほうが燃えますね。

長期的には、RGBサリヴァン全体をまとめられる人材になっていきたい。若いスタッフたちがいきいきと働ける環境づくりも含めて、俯瞰的な立場で事業を推進できるようなポジションに就いてみたいですね。


――楽しみな挑戦ですね!最後に、RGBサリヴァンに興味を持っている求職者の方へメッセージをお願いします!

大変なことも多々ありますが、自分の動きを自分で決められるところが当社の大きな魅力です。つまり、「責任を自分に返す」経験ができるんです。僕自身も昔は他人のせいや環境のせいにしてしまうことがあったのですが、RGBサリヴァンで経験を積むうちに、仕事もプライベートも自責で物事を考えられるようになってきました。

あと、当社には「プロとしての武器を磨ける」環境があります。現時点で持っている武器にこだわりすぎず、これから新しく自分の武器をつくって勝負していきたいという人にとって、特に働きがいのある職場だと思います。今の段階で完成されている必要はまったくありません。ぜひ僕たちと一緒に未来のRGBサリヴァンをつくりあげていきましょう!

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