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未経験からクライアントワーク提供へ~シクミヤで身につけた専門性~

今回は未経験でシクミヤの経営管理担当となり、現在はクライアントワークも行っている豊田さんにインタビューを行いました。未経験で入社し、OJTと自己学習を通じて新たな分野の知識と専門性を身につけ、クライアントワークも提供できるようになるまでの流れなど、参考になるかもしれません。



シクミヤに入社したのは今から2年前(2020年)の7月になります。入社後は自社の総務・労務・経理を少しやりながら、簿記二級の勉強を行っていました。業務の合間に勉強してもいいよということで、日中も勉強できるのは有難かったです。入社前にも簿記三級の勉強は行っていました。最初は健康診断の手配や助成金作業をしたり、ハンコの手配をしたり、社内のイベント手配や備品購入を行っていました。私自身未経験で、具体的なキャリアパスが頭の中にあったわけではなく、渡された仕事は「こういうものなのかな」と抵抗なく行っていました。

まず自分で調べてみる

シクミヤでは、「まず自分で調べてみる」という姿勢を要求されます。もちろん、基本的な流れは教えてくれますが、労務や法務は非常に奥が深いため、社労士の方や年金事務所に問い合わせて進めることもあります。クライアントワークでは、前任担当者と伴走する形で始め、やり方を教わりながら徐々に自分1人で担当出来るようにシフトしていきました。

-いざクライアントワークを行っていて、どうですか?

自社は練習台

クライアントにとてもいい人が多いんです。仕事に対して感謝の言葉を述べられることは、とても私の中で大きいです。「直接お礼を言わせてほしい」と言ってくださる方もいて、とても励みになっています。社内の業務はメンバーの顔も見れるし、皆がこちらの”未経験”という背景を理解してくれているので、心理的安全性があります。シクミヤは”自社が練習台”という考えがあり、もちろん失敗をしてはいけない面もあるのですが、挽回できるものであればとても失敗には寛容です。ですが、クライアントワークだと管理部への信頼に非常に関わりますし、業種が違うと経理で必要な知識も違います。クライアントワークはクライアント先ではなく、シクミヤオフィスにて行っていることもあり、従業員の方の顔が見えないことでの難しさを感じることはあります。ですが、仕事に対して感謝を述べてもらったり、クライアントが困っていることを助けることで役に立っているという実感があります。

-今はどんなクライアントワークを行っていますか?

クライアントによって様々ですが、創業初期からバックオフィスのサポートをしているクライアントは代表の山岡が労務や資金調達のサポートを行い、私が経理のサポートを行っていたり、色んな関わり方があります。例えばですが、販売経路が複数あるクライアントは、それぞれの売上をスプレッドシートで集計し、会計ソフトにアップロードしたり、販売経路の請求書を集計し、売掛金を報告したりします。売掛金の報告は資金繰りの把握にとても重要です。最初は引継ぎの時に作成してもらったマニュアルと睨めっこで、クライアントのチャットを検索したりしたのですが、シクミヤは情報の流れの設計から行いスプレッドシートを設計しているので、いざ理解するととてもスムーズでした。

-新卒や第二新卒ならまだしも、ある程度のキャリアを経て未経験の分野で仕事を行うのは潜在的な適性に左右されるのでは…と個人的には感じるのですが、いわゆる事務作業や細かい作業が必要な経営管理への適性は感じていましたか?


前職でも、英語の規格書を読み、設計に必要な情報をまとめたり、商品に添付すべき書類やラベルを作成するという事務仕事をしていたのですが、そういった事務作業は好きでした。こういった事務作業がある仕事は、スタートとゴール、そしてルールがあり、そのなかで正確になるべく速くスタート地点からゴールまで到達する、ゲームに似た要素があると思っています。そのゲーム的な要素がとても好きです。そして、先ほども話したように、誰かの役に立っているという実感も仕事のモチベーションに繋がっています。

-事務作業、そしてバックオフィスの仕事はとても正確性が求められる仕事だと思っています。もちろん全ての仕事において正確性は求められるのですが、例えば給与計算が間違ってる可能性があるのではと疑いながら毎月給与明細を眺めている人は少ないですし、正確に仕事を進めて「当たり前」と思われている気がします。それ故に間違えてはいけないというプレッシャーが大きいのかなと…。

自由なキャリアパス


そうですね、事務仕事というのは基本的に正確性と速さという要素がとても強いです。間違うと従業員から会社への信頼を損なうので、こういったバックオフィスの仕事は心配性な人に向いていると思います。そしてスタートとゴールが明確なので、その中でいかに速く正確に捌けるか…というパズルゲームにも似た特性が好きと言える方がいいかもしれません。一方で、これらの要素以外でどんな方がシクミヤのバックオフィスに向いているかと聞かれると、明確な答えが自分の中にありません。OJTと自己学習、クライアントワークの過程で突き抜けた専門性を身につけ、自分のポジションを構築することもできますし、シクミヤという組織の足りないところに「なんでもやります!」というスタンスで入ることでジェネラリストになることも出来ます。

-専門性を身につけ、ポジションを構築するとのことですが、例えばどういうポジションでしょうか。

例えば、今は労務・法務・総務・人事・経理など”バックオフィス”として一括りにしていますが、例えば社内の労務担当者になることもできますし、法務担当者になることもできます。そして、クライアントワークを提供するコンサルタントとしても働くことができます。どの専門性を磨き上げ、どこでその専門性を発揮すできるかという自由がシクミヤにはあります。なかなか言葉のあやを見つけられませんが、いわゆる事務作業や補佐作業はどの仕事でも発生すると思います。もしかしたら、他者貢献が好きな方、価値を感じる方にはピッタリのお仕事かもしれませんね。

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