こんにちは!株式会社Curio Tech採用チームです。「もっと値づく。が根付いてく。」というキーワードを掲げ、モノとヒトが本来の価値を発揮できる社会を目指す当社。Wantedlyのストーリー記事では、メンバーの紹介や各種イベントレポート、採用関連の話題といった幅広いコンテンツを発信しております!
今回のテーマは、当社が2026年1月に選出された『ベストベンチャー100』。
2020年6月の創業から、わずか5年余り…決して平坦ではなかった道のりの先に、こうした形で評価をいただけたことを心から嬉しく思っています。
ベストベンチャー100とは?
これからの成長が期待されるベンチャー企業100社を紹介する法人向け有料会員制サービス。ベンチャー通信を運営するイシン株式会社が運営しており、ビジョンや成長理由、売上高、営業利益、そして経営者との面談を含む厳正な審査を経て掲載企業が決定される。
▼CurioTech受賞ページ
https://best100.v-tsushin.jp/company/curiotech/
今回はこの受賞を機に、創業メンバーである代表取締役・小林慶太郎と、関西支部長・山田優介の2人にお話を伺いました。軸となるのは「なぜ選ばれたのか」よりも「どんなメンバーと、どんな決断を重ねてきたのか」、その成長の“軌跡”。会社口座の残高が7万円になった日のことも、雪の舞うクリスマスに交わした本気の議論も、正反対な2人だからこそ紡げた5年間のことも…飾らない言葉で、存分に語っていただきました。
▼小林慶太郎/代表取締役
大手リユース企業の社員として真贋判定や相場の目利き、営業などの経験を積んだ後、2020年6月に株式会社CurioTechを設立。壮大かつロジカルに夢を掲げ組織を牽引する一方、自身の性格や経営者としての課題にも実直に向き合い続けている。
▼山田優介/関西支部長
小林代表とは前職時代からの間柄。創業メンバーとして事業の立ち上げに携わり、現在は営業部の関西エリアを統括している。堅実な判断力と現場を効率化する実務力で、CurioTechの成長を支えてきた存在。
▼まずは、今回の受賞について聞かせてください。
小林:正直、感慨深いものがありましたね。僕がこの賞の存在を知ったのは25歳、サラリーマン真っ只中の頃でした。前職で千葉にいた時、近くのお店に「ベストベンチャー100」のポスターが貼ってあって。なんとなく「いつか自分もここに載れたらいいな」と思っていたんです。
そんな思い出も含めて、当時憧れていたものをひとつ形にできたという実感は素直に嬉しかったですね。そういえば、当時選ばれていた100社のうち3社くらいが不動産会社のフランチャイズ企業だったことが景色として妙に記憶に残っていて。振り返ると、経営者になる前からベンチャーやフランチャイズに何かしらの興味を抱いていたんだと思います。
▼社内やメンバーの反応はいかがでしたか。
小林:正直、半々でしたね(笑)。「すごいじゃないですか!」と盛り上がってくれるメンバーもいれば、実感が湧いていないメンバーもいて…本当に人それぞれでした。ただ、僕がしつこいくらい皆に伝えていたのは「会社が受賞した」というよりも「今いるこのメンバーで勝ち取った賞なんだよ」という本質的な部分。だからこそ2025年の年末総会で正式に受賞を分かち合ったときは、皆の顔つきも熱量も全然違いましたね。
また、FC事業を始めてから1年弱という早い段階で受賞できたのも嬉しいポイントでした。加盟店の皆さんに対して、本部としての信頼感を示すことができたと思っています。
山田:僕は正直、この賞に関する詳しい内容は受賞するまで知らなかったんですよ。でも調べていくうちに、どんどんその価値を実感するようになって。実際、新卒採用の場でも「ベストベンチャー100に載っている会社なんですね」という声を学生さんからいただく機会が増えました。日々の採用活動をドライブしてくれている確かな実感がありますね。
目次
青写真から、再現性のある成長モデルへ
CurioTechは当初、小林・山田の2人でシステム会社として創業する構想でした。社名の「Curio」は、古物・骨董品を意味する言葉。古物商向けのプロダクト開発・販売を事業の柱にする予定で、上場までの資本政策を逆算し時価総額500億〜1000億円規模を目指すという、いわばスタートアップ的な「青写真」を描いていたといいます。
小林:当時は本当に「絵」でしたね。今は、催事買取という一つひとつの現場の実績を、地道に再現し続けるモデルに変わりました。1店舗あたり年間2億〜2億5000万円ほどの売上を想定して、47都道府県に各5店舗のFC展開ができれば235店舗。本部直営を10〜15店舗ほど加えて、全体で約250店舗。単純計算でグループ売上500億〜625億円を目指せる構想です。夢を描くだけじゃなく、今できることを一つずつ再現していく。そこにピボットしたのが、この5年間だったと思います。
残高7万円から始まった、“できること”に振り切る経営
過去を振り返ると、決して順調とは言えなかった創業期が目に浮かぶと2人は言います。
小林:創業して1年目は当時思い描いていたプロダクト開発に注力していたのですが…やっていく中で「やはり結局、大きな価値は今できることでしか生み出せない」と痛感して。サラリーマンなら「挑戦したいから資金がほしい」でも成立するかもしれない。しかし経営となると、相手に明確な価値を提供できて初めて対価をいただける。何をするにも、すべてはそこからなんです。そう考えたとき選択肢として残ったのが、それまで自分が経験を積み重ねてきた古物買取そのものでした。そこで「いちばん自信のある仕事に振り切ろう」と決め、かねてより可能性を感じていた催事買取事業に舵を切ったんです。
その決断をした時、会社の口座に残っていたのはわずか7万円。催事に必要なロールバナーやテーブルといった備品を買う資金すら、心もとない状態でした。
小林:その時はもう本当にどうしようもなくて、最後の手段で山田に「お金を貸してくれ」と頭を下げました。彼が結婚式のためにご家族から受け取っていた200万円ほどのお金を、奥さんに内緒で借りたんです。今思えば、とんでもないことしてますよね。それだけ切羽詰まっていたのは事実でした。
もしもあの時、山田優介という男がいなかったら…間違いなく今のCurioTechはなかった。彼が僕を信じてリスクの高い状況に身を投じてくれたという事実が、この会社の原点にはあります。
山田:懐かしいなあ(笑)。あの頃はワンルームに2人で1年くらい一緒に住んでいて、仕事と生活の境目がほとんどなかった。まさに二人三脚でしたね。
小林:事業転換をしていざ催事を打った初日も、現場はたった2人体制。それでも初日から多くのお客様が集まり、「これは形になるぞ」という確かな手応えを得たことが、ひとつの転機だったように思います。何かを変えるのは、結局「人と金」だなとつくづく思いますね。もちろん法律改正や市場環境の変化なども大きかったんですが、それ以上に「誰かに助けられ、機会に恵まれてきた」という感覚のほうが僕の中では強いです。
雪の舞うクリスマス。ペライチの紙に託した想いが、業界の標準に
2人が今でも鮮明に覚えている、CurioTechの歴史を語る上で欠かせない日があります。それが、2021年の12月24日。それまで声かけ中心だった集客のやり方を、チラシ中心へと大きく方針転換した日です。
小林:忘れもしないですね。あの日はめちゃくちゃ寒くて、雪まで降っていて。そんな中でお客様に声をかけていた山田は39度の熱を出して。その姿を見て、「ここまでやらなきゃ集客できないような会社なら先はない」と、強い危機感を持ちました。努力の量じゃなく、集客の仕組み自体を変えなければ、と。
山田:正直、僕は最初反対だったんですよ。直接声かけたほうが早いと思ってましたし、こだわり始めたら予算もかかるし。でも結局、小林慶太郎という男の感覚を信じてみることにしました。そこから議論を重ね、チラシのデザインや訴求、配布方法をキッチリ詰めて翌年1月のイベントを迎えたところ…なんと来場者数が5倍から10倍に跳ね上がったんです。「すごい!これだ!」と思いましたね。そこからは一気に展開を広げ、半年間は声かけをする暇もないくらいお客様が来てくださる“波”を体感しました。
小林:うちが始めたチラシの作り方や設営方法、店舗の見せ方って、実は業界のベンチマークになっているんですよ。似たようなチラシや店舗設計が広がって、業界のスタンダードに近い存在になっている。あの時の市場環境で、今の採用・教育・組織体制が整っていたら、売上は3倍くらいになっていたんじゃないかとさえ思いますね。当時は採用もリファラル頼りでしたし、金融機関に相談しても、なかなか話すら聞いてもらえませんでしたから。「あの時代に採用を支援してくれるパートナーと出会っていたら…」と、今でも思うことがあります。
見た目の統一は、「大きな約束」のため
激動の創業期。実はその頃からずっとCurioTechが徹底してきたのが、社員のオーダースーツ着用です。
小林:催事買取って、とにかく「足を止めてもらう仕事」なんです。会話の内容以前に、清潔感や信頼感で「話を聞いてもらえる人数」がまったく変わってくる。これは、お客様だけの話じゃなくて、商業施設や金融機関、求職者など、うちと約束を交わす全ての相手に関わってくることだと思っています。
組織として契約する相手からすれば、一人ひとりの発言や見た目がバラバラな会社って、やっぱり不安になっちゃうんですよ。全員が同じ基準を守っている姿は、「誰が担当しても同じ対応をしてくれる」という安心につながる。この徹底ぶりは、ある意味で宗教に近いかもしれません。企業で宗教という言葉を使うと何かとネガティブなイメージになりがちですが、“自社のブランドと約束を守る姿勢”という意味では間違っていないと僕は思いますね。
“真逆な2人”だから、続いてきた
創業メンバーであり、あらゆる場面で苦楽を共にしてきた小林代表と山田さん。性格も価値観もまったく違う2人が、事業の舵を取り続けてこられたのはなぜなのか。互いへの本音を交えながら、2人にその関係性を伺いました。
小林:僕にとって一番難しいのは、正直、自分自身の性格なんです。人とめちゃくちゃ喧嘩するし、口も悪い。相手が言われたくないことまで、つい深く踏み込んで伝えてしまう。それで苦しむのは、僕自身じゃなくて、社員や仲間なんですよね。自分を完全に変えられない中で、どんな仲間を集めて、どう合意形成して、自分は何を約束するのか。ここが一番の課題でした。
だからこそ、山田をはじめ僕の性格を理解してくれているメンバーから常に「他者からはこう見えているよ」という率直なフィードバックをしてもらうようにしています。自分では気付けないことも多々あるので、本当にありがたく思っています。
山田:長年一緒にやってきた身としては、その悩みや葛藤もよく理解しています。そういった人間らしさも、彼の魅力だと思ってますね。なおかつ、僕は前職で彼の活躍を見てきた人間なので(笑)。圧倒的な営業成績に加え、語る夢はいつでも大きい。昔からワンピースのルフィみたいな感じでしたよ。そんな彼から誘われた起業ですから、迷わず船に乗っかりましたね。
ただ、タイプとしてはけっこう真逆なんですよ。小林代表は使うところにはドーンとお金を使う人なんですが、僕はめちゃくちゃケチ(笑)。広告費を増やそうという小林代表の案に僕がブレーキをかけたこともありますし、オーダースーツ全員支給の案も最初はコスト面から反対してました。もちろん「結果やってよかった」ってことも多いですが、大事なのは「違う視点で意見を出し合えること」。それが事業を前に進めるんですよね。僕らのうまくやってこれた強みはそこなんだと思います。
あとは性格の違いもうまくかみ合っている気がしますね。正直、会社の残高がなくなりそうな局面でも僕は「くじけそう」と思った記憶がないんです。「まあ、なんとかなるでしょう」って、いつも思っていて。楽観的なのか能天気なのか自分でも分からないんですけど(笑)、感情の振れ幅がそこまで大きくないタイプなんだと思います。だからこそ、感情豊かな小林代表とは補い合えるシーンが多いのかなと。
小林:性格は本当に真逆だよね。でも、そのおかげで今のCurioTechがあるとあらためて思います。
会社は人を縛る場所ではなく、“人生に使われる存在”へ
独立、副業、そして出戻りも歓迎。CurioTechが大切にしているのは、社員を会社に縛り付けないという発想です。一人ひとりが自分の人生の主導権を持ち、CurioTechを「使いこなす」。そんな組織のあり方について、2人に伺いました。
山田:当社はけっこう採用基準が高くて、それだけ熱量の高い人間も多い。ゆえに将来独立したい、経営者になりたいという野望を抱くメンバーも多いんです。そういった方々には、僕らも独立を前提とした向き合い方をしています。FCオーナーとしてグループ内で事業を続けていただければお互い前向きに関わり続けられますし、喜んで送り出していますね。もちろん「CurioTechで働き続けたい」というメンバーには社内でキャリアを磨く道がきちんと用意されていますので、そこはご心配なく。
ちなみに…一度他社へ移ったメンバーが「もう一度CurioTechで働きたい」と戻ってきたこともありました。誰も野暮な詮索などせず、「おかえり!」と自然に彼を迎えていたのが印象的でしたね。羽ばたくための出発点であり、帰ってこれる居場所でもある。そんな自由で気持ちのいい空気感は、うちの会社の大きな特徴だと思います。
小林:僕自身、「期待する」という言葉の中に「相手を自分の思い通りにしたい」というエゴが含まれていることに気づいた時期があって。芦田愛菜さんの有名なスピーチにもありましたが、“信じる”ことと“思い通りを求める”ことは違うんですよね。たとえ親子であったとしても、人生は結局本人のものですから。それと同じで、経営者が社員の人生をコントロールしようとするのもおこがましいことだと思うようになりました。だからこそ、会社は人を縛るのではなく、社員にとって「使える存在」でいい。それが、組織としても健全な形なんじゃないかと思っています。
5年間の証明を、次の10年の出発点に
創業から5年余り…残高わずか7万円という極限の状態から、全国に催事買取のインフラを広げるまでに成長を遂げたCurioTech。その背景には、数々のドラマチックな決断があったのです。最後に「CurioTechで働くことのリアル」と「これから目指す姿」について、2人に伺いました。
山田:CurioTechはメンバーに高い報酬を還元しています。理由はシンプルに、代表が利益を持っていかないからですね。直近では、月収500万円を達成したメンバーが2人います。1人は古物業界経験者の36歳、もう1人は入社当時まったくの未経験だった23歳のメンバー。これらは決して特例ではありません。数字をつくることを疑わず、自分に負けず…愚直に仕事と向き合えばおのずと出る結果なんです。
もちろんインセンティブ頼りの給与ではなく、固定給も高い水準で設計しています。そこに役職手当や美容手当、ジム、サプリメントなどの手当もプラスされていくので、必然的に収入は安定しますね。また主要なお客様が60〜70代中心ということもあり土日休みや長期休暇もしっかり取れる環境なので、身体への負担も大きくありません。
ただ…常に意識してほしいのは、「メンバーの給与はお客様からいただいたお金が原資である」ということ。売上や利益があって初めて、社員の生活を守ることができる。自分の仕事がお客様や会社の利益にどう繋がっているのか、そこも一緒に考えてもらえたら嬉しいですね。
小林:僕の尊敬する経営者の方から、「組織は経営者の器に比例する形でしか大きくならない」と繰り返し言われているんです。僕にとっては耳の痛い言葉なんですが、だからこそ、経営者自身が変わり続けなければいけない。これからも仲間と一緒に、できることを一つずつ積み重ねていきたいと思っています。
ベストベンチャー100という、ひとつの名誉ある評価。それは決してゴールではなく、次の挑戦への原動力です。CurioTechのこれまでと、そしてこれからに…少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お話ししましょう!