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商品企画開発メンバーに聞く、ヒット商品が生まれるまで

弊社は、オリジナルカラーコンタクトレンズの企画・製造・輸入・販売を行っています。

今回は、商品が発売されるまでの全行程を担当している【商品企画開発チーム】に話を聞いてみました!

・現在のブランド数はどのくらいあるのでしょうか

カラーコンタクトレンズでは、現在15ブランドを展開しています。それ以外にも、情報解禁前のブランドを数ブランド進行しています。

・現在新商品はどのくらいのスパンで発売しているのでしょうか

その時々でばらつきはありますが、多いときは月に2ブランドから新色を発売することもあります。参考までに直近過去1年間ですと、3つの新ブランドに加え既存ブランドの新色を7回リリースしました。

2022年9月 TOPARDS 新色3色発売

2022年10月 feliamo 新色2色発売

2022年10月 N’s COLLECTION 新色2色発売

2022年12月 TOPARDS TORIC 新色2色発売

2022年12月 新ブランドLumie U発売

2023年3月 新ブランドPUUUUCHU発売

2023年4月 MOLAK 新色1色発売

2023年4月 mimuco 新色4色発売

2023年5月 TOPARDS 新色2色発売

2023年8月 新ブランドmelady発売

・開発スケジュール(プロセス)を教えてください

大きな流れはこのようなイメージです。(下記参照)指原莉乃さんプロデュースのTOPARDSのようにタレントさんに監修いただいているブランドの場合は、各フェーズでプロデューサーさんご本人に確認いただきます。お客様に喜んでいただける商品にするために、プロデューサーさんと弊社担当で意見交換をしながら検討していきます。

1月    レンズ方向性決定

          ~レンズサンプルチェック→修正依頼を数回(半年~1年程度)

6月    レンズデザインFIX 

       パッケージデザイン検討

7月    パッケージデザイン入稿

8月    パッケージ色校正チェック

9月    パッケージ校了・撮影~レタッチ指示

10月  量産開始・制作物進行(WEBバナー・LP・ブランドサイト・店頭什器)

11月  情報解禁リリース・事前プロモーション

12月  発売

・他部署とはどのように連携していますか

営業:販路や価格の設定、キャンペーン条件などは、両部署の目線で意見をすり合わせて決定していきます。オフライン店舗に導入する際は、什器や販促物の制作も営業さんの希望をヒアリングしつつ仕様を決めて進行しています。

デジコミ:デジタルコミュニケーション部には、広告やSEO・SNS等に特化したメンバーが在籍しています。開発から商品コンセプトや訴求軸、プロモーション予算をお伝えし、具体的な施策を検討してもらいながら連携しています。

薬事:商品・制作物が、薬機法やコンタクトレンズ協会の自主基準に即した表記になっているか確認してもらいます。

物流・バックオフィス:新商品の情報を共有し、商品販促物の納期や出荷調整などを一緒に行っています。

・これまでお客様の声を反映してきた例はありますか

TOPARDS TORICは、「乱視でもカラコンを使いたい」「TOPARDSでも乱視用を作ってほしい」というお客様の声から商品化が実現しました。乱視用のカラーレンズは今も少ないのですが、大人気のTOPARDSから発売されたことで、当時大変大きな反響が寄せられました。2021年の発売時は人気No.1カラーであるデートトパーズのみの展開でしたが、2022年12月には「乱視ユーザーにも選ぶ楽しさを」という思いで新色2色をラインナップ追加しました。

・商品開発をしてきた中で、嬉しかったことを教えてください

やはり商品を通じてユーザーが喜んでくれている様子を目にするのが何よりも嬉しいです!什器制作も担当しているので店頭にもよく足を運ぶのですが、自分たちが携わった商品やビジュアルをじっくり見てくれているお客様がいるとついつい見てしまいますし、「かわいい!」「欲しい」といった声や、お友達同士で「これよかったよ!」などと話している声が聞こえてくると、頑張ってよかったな、と感じます。商品化するまでの過程で、一緒に苦難を乗り越えた関係者の皆さんの顔が浮かびますし、“沢山の人が熱意を注いだ”という背景を知っているからこそ、喜びもひとしおです!

・商品開発の苦労エピソードを教えてください

先ほどお話した通り商品を世に出すまでには、関係者がとても沢山いらっしゃるので、取りまとめて進行していく役割はやる事も多いですし大変ですね。社内の各部署だけでなく、タレント事務所や制作会社、販売店など、本当に多くの方がそれぞれの目線で「商品をより良いものに、ベストな形でお客様に届けよう」と力を注いでくださっています。立場が違えばその分意見が食い違うこともあるのですが、全員が納得できる形で着地することが一番理想。そのために、できる限り意図や目的を共有した丁寧なコミュニケーションを心がけています。

・事業所(メーカー)での商品企画の面白みは何でしょうか

月並みではありますが、自分たちの企画が形になっていく過程は他では得られない楽しさがありますし、沢山の方の手元に商品が届く感動はメーカーならではだと思います!仕事の進め方という観点で言えば、成果を得るための“選択肢”が無限にあるのはメーカーならではの面白さだと思います。例えば広告代理店でも消費財ブランドに関わることはできると思うのですが、基本的には「決められた予算の中、自分たちの得意分野で戦う」というケースが多いのかな?と思います。その点メーカー側ですと売上を上げようと思ったときに、モノ軸の施策から広告プロモーション、販路拡大など選択領域が広いですし、「成果が見込めそうだから予算を増額しよう」とか「社外の優秀なスタッフに協力してもらおう!」といった選択も柔軟にできるので、自由度がかなり高い仕事だと思います。

・PIA社でのやりがいを教えてください

カラコンは特にタレントさんのプロデュースブランドも多いので、キャスティング起点でブランドの方向性を考えていく、という経験は業界ならではだと思います。そのプロデューサーさんのファンはどんな子たちで、どんな商品だったら喜んでもらえるだろう?どんな見せ方で訴求したら受け入れられるだろう?という考察から始まるので、調べているうちに気がついたら私達自身もそのプロデューサーさんのファンになっていることが多いです。皆さん、ユーザーのことを思って真摯に取り組んでくださるので、身も引き締まりますし、より一層「この案件を成功させたい!」と熱が入ります!

・今後の目標を教えてください

「これをやったらもっと売れるだろう!ユーザーにもっと届くであろう!」というアイディアは沢山あるのですが、まだまだ現実的には、時間が足りず手が伸ばせないことが多々あります。

今後は、ひとりひとりのスキルを伸ばし、キャパを広げて、そういったことをどこまで具現化していけるかが課題かなと現場では感じています。

ご縁があって弊社にご入社してくださる方々には、そういったことの力になってもらえると嬉しいなと思っています。

・最後に求職者にメッセージをお願いします

弊社では15以上のブランドを並行して動かしていますので、やる気と元気さえあれば、様々なことが経験できる環境だと思います。

その分、大変さも大きいかもしれませんが、一人で何かを成し遂げる必要性はなく、必ずチームで動いていきますので、ご安心ください。

社内、社外ともに周りの人たちを大切に思える、協調性のある方にぜひ応募いただきたいなと思っております。


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