海外事業 | 株式会社サイバーレコード
北米・東アジア・東南アジアを重点地域とし、現地市場との接点を強化。商社機能による納品のみのモデルから、現地顧客と連携した販売プロモーションや販促、体験イベントの実施まで、単なる輸出にとどまらず、「売れる仕組み」を構築する現地支援で、ブランドの海外成長を支援します。
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サイバーレコードのグローバルビジネス部グループ長として、日本の商材を世界へ届ける新規事業の最前線に立つ田口あずささん。就職活動の時期に出会った「グローカル」という考え方を軸に、国内外のさまざまな環境に身を置きながら、海外ビジネスの実務を積み重ねてきました。今回は、田口さんのキャリアの歩みから現在の役割、仕事への向き合い方までお話を伺いました。
現在の仕事と、これまでのキャリア
サイバーレコードとの出会い
グローバルチームで「日本の商材を世界へ」
未来の仲間へのメッセージ
―― まずは、部署や役職、現在の業務について教えてください。
田口さん:
サイバーレコードの中でも新規事業にあたるグローバルビジネス部(GB部)のグループ長を担っています。GB部の仕事を一言で言うと、「日本と世界の間に商流をつくる仕事」です。海外で「日本の商材を取り扱いたい」というパートナーを日々開拓しながら、日本の事業者さんには「海外に出ませんか」と提案しにいく——その両側をつないで、実際に物が届くまでを一貫して支援しています。また、日本から世界へ届けるだけでなく、世界でまだ知られていない面白い商品を発掘して日本に持ち込む、という動きもあったりします。
―― グローバルなお仕事をされてるんですね!海外に興味を持ったのは、いつ頃からだったんですか?
田口さん:
中学生のころハリーポッターが大好きで(笑)「イギリスに行ってハリーに会いたい!」と言い続けていたら、母がイギリスのホームステイを申し込んでくれて。それが初めての海外体験です。でも、いざ行ってみたら英語がまったくできなくて...その時は完全に絶望しました。
その後、大学では人文学部の東アジア地域言語学科に進んで、中国語を専攻しました。それも実は、台湾のアイドルにはまったことがきっかけで(笑)好きなことには一直線!なタイプなんです。はじめは中国語の歌詞を無理やりカタカナで覚えて…というところからのスタートでしたが、在学中には中国・広州に約10ヶ月間の留学も経験して、気づいたら中国語が自然と身についていました。
中国へ留学していた頃の写真
―― 大学卒業後は、どういった道を選んだのですか?
田口さん:
卒業後もやっぱり海外に関わる仕事がしたくて、海外と縁がありそうな物流系の会社を狙って就職活動をしていましたが、なかなか思うようにいかず...そんな時、キャリアコンサルタントの先生から「グローカル」という考え方を教わったんです。「グローバル」と「ローカル」をかけ合わせた言葉で、世界的な視野を持ちながら、地域や地元の特性・文化を尊重するという考え方です。
留学中、地元の福岡や九州の話をしても、誰も知らなかったことがずっと悔しくて——その体験と「グローカル」の考え方がスッとつながって、すごく共感したことを覚えています。だったらまずは地元・九州で仕事やビジネスの基礎をしっかり学んでから海外に出よう、と気持ちが固まりました。そうして新卒で入社した福岡の商社では、食品の通販部門(楽天・自社サイトの運用、企画、フルフィルメント管理)を4年半担当していました。
―― その後のキャリアについても聞かせてください。
田口さん:
商社での仕事にも慣れてきた頃、「もっと新しいことに挑戦したい」「そろそろ海外へ」という気持ちが抑えきれなくなってきて。満を持して、中国での就職活動に踏み切りました。複数の内定もいただいたんですが、いざ「仕事を辞めて中国へ」という段階になって、親に猛反対されてしまって... 結局、一時期のあいだ無職になってしまいました。
そんなタイミングで、留学時代に仲良くなった中国人の友人から「時間があるならフィンランドにおいでよ!」と誘ってもらったんです。仕事も辞めていて時間だけはあったので、せっかくならと単身飛んでいき、3か月ほどはフィンランドを拠点にヨーロッパ周遊を楽しみました。フィンランドは本当に良いところで、一時期は現地で和食の居酒屋を立ち上げようと真剣に考えたこともあるくらい。その後も何度か訪れるお気に入りの場所になりました。
フィンランド滞在中の風景
フィンランドから帰国後、横浜の中華系貿易会社に入りました。食品・飲料や機械類を中国へ輸出する会社で、日本人は私ひとり、社長から社員まで全員が中国人という環境でした。中国語を実務でガンガン使い始めたのはここからで、中国の取引先との商談から上海の展示会への出展、輸出実務、通関会社とのやり取りまで一通り経験しました。今の仕事の基礎は、ほぼこの会社で学んだと思っています。
その後、プログラミングスクールに入ってITに挑戦してみたりもしたんですが、私にはプログラミングが向かないということだけがよく分かって(笑)、中華系の家電メーカーへと転職しました。そこではAmazonJPでの販売を担当しながら、中国人経営陣と日本の流通現場との間の通訳・調整役など、中国語スキルと日本市場の知識を両方求められる環境で、約2年間経験を積みました。
―― 波乱万丈なキャリアですね(笑)そんな中、サイバーレコードへの転職を決めた経緯を教えてください。
田口さん:
そろそろ地元に戻って、家族との時間も大切にしながら働きたいという気持ちがあって、次は九州での仕事を探し始めていたんです。そのタイミングで、前職でお世話になっていたAmazonの方から「九州の会社といえば」と教えてもらったのがサイバーレコードでした。
実はサイバーレコードとは、もっと前からご縁があって。福岡の商社に勤めていた頃、サイバーレコードが営業に来てくださっていて、増田社長はじめ他の社員の方とも面識があったんですよ。まさか何年後かに自分が入社して働くことになるとは、面白いですよね。
―― 最終的にサイバーレコードを選んだ決め手はどこでしたか?
田口さん:
決め手は大きく2つありました。一つは、「自分が働く姿がイメージできた」という感覚です。海外事業で中国語を使いながら、世界を相手に働く——仕事の中身を聞けば聞くほど、求められるものと自分の経験がぴたりと重なる感覚があって。自分のこれまでの経験で培ってきたものを全部持ち込める環境だと感じました。
もう一つは、新規事業という「まだ誰も正解を知らない仕事」へのワクワク感です。他にもいくつか内定をいただいてたのですが、どうしても「組織の中で決まりに沿って動く」自分の姿が浮かんでしまって——それよりも、ゼロから新しいものを作っていく環境に挑戦してみたい!という直感がありました。自分にとっては未知の領域でしたが、だからこそ逆にワクワクしていた気がします。
―― 具体的にどんなお仕事をしているのかを教えてほしいのですが、一日の流れを教えてもらえますか?
田口さん:
日によっていろんなプロジェクトが走っているのですが、例えば昨日のスケジュールで言うとこんな感じです。
田口さんのある日のスケジュール
9:00 新規開拓の工場へ連絡
海外の企業から日本でのOEM製造に関する問い合わせがあり、原料の仕入れ先や製造工場を探してコンタクト。
10:30 海外パートナー候補との相談ミーティング
ベトナムのECモール運営パートナーと、サービス内容や連携可能性についてヒアリングするミーティング。
13:00 社内メンバーの提案書レビュー
マレーシア在住のチームメンバーといっしょに、ベトナムのクライアント企業向けの商品輸出&日本進出支援の提案書を確認してフィードバック。
15:00 海外パートナーとの定例ミーティング
マレーシアのパートナー企業と、今後の協業内容について打ち合わせ。
17:00以降 資料の翻訳
海外パートナーからもらう資料は中国語・英語で届くため、社内共有用に日本語へ翻訳する作業が毎日発生する。ミーティングが終わった後に回ってくることが多く、1日の最後についてくる。
―― 本当にグローバルですね!この仕事の面白さはどんなところですか。
田口さん:
面白いのは、毎日これまでやったことのない仕事がどんどん舞い込んでくるところ(笑)。今日はOEM製造の話、明日は事業計画・投資の話...という感じで、全く違う分野の仕事が次々やってきて、新しい経験と知識が日々積み重なっていく。個人のスキルが高いメンバーが周りにいるので、そこから刺激をもらいながら「まだまだだな」と思えるのも、いい意味で楽しいですね。
一方で大変さも正直あって。前職までは既存事業を成長させる仕事が中心だったので、新規事業の”ゼロから1を生み出す”という感覚がまだ新鮮で難しくて。正解のない問いをずっと考え続ける状況に慣れるのに時間がかかりました。でもそれ自体が成長の機会になっていますし、自己判断を任せてもらえる環境だからこそできる挑戦だとも感じています。
―― お仕事柄、海外の方々とコミュニケーションをとることも多いかと思います。なにか気をつけていることはありますか?
田口さん:
一番大事にしているのが、「あなたの国のことが好きですよ、文化を知っていますよ」というスタンスをきちんと示すことです。どれだけビジネスの条件が良くても、このスタンスがないと相手との間に見えない壁が残ってしまう。「この人は自分たちのことをちゃんと知ろうとしている」と感じてもらえるかどうかで、信頼関係の築き方がまるで変わるんです。
もう1つ、お互いが外国語でやり取りしているからこそ意識していることがあって。相手から少し不自然な言い回しをされても文字通りに受け取りすぎず、「本当はこう言いたかったのかな?」と意図を丁寧に読み取りながら、自分自身も相手に伝わりやすい言葉を選んで話すようにしています。その双方向の心がけが、コミュニケーションをフラットに保ってくれると感じています。
チームとしても、月に1回は誰かが海外に出て、対面で各地域のお客様やパートナーとの関係を積み重ねるようにしています。まだ実績がない段階で相手に「一緒にやりましょう」と心を動かしてもらうためには、条件より先に人間としての信頼が必要で。出張のコストは決して小さくはありませんが、オンラインだけでは関係性が深まらずに表面的なやり取りで終わってしまうことも多い。直接会うことでしか生まれないものが、グローバルビジネスでは確かにあると感じています。
ベトナムでの展示会の様子
―― これから、どんなことに挑戦していきたいと思っていますか?
田口さん:
最終的に目指したいのは、サイバーレコードが「日本の良いものを世界に届けられる会社」として、世界のパートナーや取引先の間で自然と認知されることです。一案件ずつ着実に結果を出して、信頼を積み上げていった先に、結果としてそういう存在になっていきたい。今やっているGB部の仕事の一つひとつが、その土台になっていくと思っています。
―― 最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!
田口さん:
自分のやりたいを持っている人であれば、めちゃくちゃマッチすると思います。「こんなことをやってみたい」「このアイデアを実現したい」という気持ちさえあれば、サイバーレコードとして全力でサポートできますし、それを一緒に形にしてくれるグローバルなメンバーもここにいます。「やりたい」という思いを持って自分から動ける方と、ぜひ一緒に仕事がしたいです。
田口さん、お忙しい中ありがとうございました!