2025年12月、エッジテクノロジー株式会社では、当社技術顧問を務める杉山将先生をお招きし、社内勉強会を開催しました。
杉山先生は、理化学研究所の革新知能統合研究センター(AIP)のセンター長であり、日本のAI研究を牽引する第一人者です。当日は立ち見が出るほどの熱気に包まれた会場で、世界最大の国際会議「NeurIPS」の最新動向から、日本が直面する人材危機のリアル、そして私たちが注力すべき独自の技術戦略まで、刺激的なお話を伺いました。
■ 驚愕のスケールで進む「世界のAI競争」と日本の現状
勉強会では、12月に開催された世界最大のAI国際会議「NeurIPS 2025」の衝撃的な数字が共有されました。
• 参加者: 約2万7,000人
• 論文投稿数: 約2万1,000本
■ 「GPUの数」では勝てない。だからこそ「理論」で勝負する
現在、大規模言語モデル(LLM)などの開発には、数億円規模の計算リソース(GPU)が必要となり、資本力による格差が広がっています。
しかし、杉山先生は「大量のデータを使い、電力を浪費して回すだけがAIではない」と断言します。日本が、そしてエッジテクノロジーが勝機を見出すのは以下の領域です。
1. 弱教師付き学習(Weakly Supervised Learning): 「完璧な正解データ(ラベル)」を揃えるには膨大なコストがかかります。しかし、不完全なデータや、雑音混じりのデータからでも高精度に学習できる技術があれば、限られたリソースで高精度を出すアルゴリズムが工夫されたAIを構築できます。
2. 転移学習とアライメント: 変化し続ける社会環境や、個々のユーザーの好みに合わせて、低コストでモデルを「微調整(チューニング)」する技術に注力しています。
3. 計算効率の改善: 限られたリソースで最大限のパフォーマンスを出すためのアルゴリズムを磨くことです。
■ 私たちがエンジニアに提供できる「現場」という価値
杉山先生は、自身の理論研究を社会実装するために、企業との連携を非常に重視されています。
「我々アカデミアがいくら研究を頑張っても、商用のモデルに使ってもらえなければ意味がない。現場の課題と理論が結びつくことが重要だ」
エッジテクノロジーには、銀行、製造、ヘルスケアなど、多種多様な業界の「生の課題」が集まっており、多様なソリューションを提供します。
■ 最後に:スター研究者を育て、世界を呼び込む
日本のAI人材不足は深刻です。質疑応答でも様々な質問が飛び交いました。
しかし、杉山先生は「尖ったスター研究者を育て、世界中から優秀な人材が集まるエコシステムを作りたい」と展望を語られました。
エッジテクノロジーもまた、その一翼を担いたいと考えています。単なる「AIブーム」に乗るのではなく、社会課題とAI人材、高い技術を繋ぐ社会インフラを目指します。
エッジテクノロジー株式会社では、共に未来を創る仲間を募集しています!
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