執筆:エンドライン株式会社 取締役副社長 石谷 莉沙
「管理職なんてなりたくない。きつそうだし」
学生の頃の私は、本気でそう思っていました。
どちらかというと、みんなでワイワイするのが好きなタイプ。
管理職やリーダーになると、厳しいことも言わないといけないし、みんなをまとめないといけない。
「私には向いてないな。」
そんなふうに思っていました。
そんな私が、まさか副社長になるなんて。
人生って本当に分からないものです(笑)。
まさかのアクシデントでインターン中止か?!
エンドラインとの出会いは、大学3年生の時のインターンでした。
私は小学校から大学まで、部活一筋。
バスケットボールに明け暮れる毎日でした。
▼高校時代
そろそろ将来のことも考えないとなと思っていた頃、
学内で「インターン募集」の掲示を見つけました。
その中で目に留まったのが、
「社長のかばん持ちができます!」
という、なんとも面白い募集。
「何それ、面白そう!」
そんな軽い気持ちで応募したのが、エンドラインでした。
でも、そのスタートは順調ではありませんでした。
インターン初日を約1か月後に控えた頃、バスケットボールの大会で膝を大ケガ。
入院と手術が決まり、
会社へ「インターンに行けるか分かりません。」と連絡しました。
後から聞いた話ですが、社内では
「今どきの学生は、どうせ来たくなくなって言い訳してるんじゃない?」
と思われていたそうです(笑)。
まあ、そう思いますよね。
でも、本当に手術でした。(笑)
退院しても足は痛いまま。
慣れないスーツにヒール。
「辞退した方がいいかな…。」
何度も迷いました。
それでも、「まずは行ってみよう」と決めました。
▼インターン生4名でセミナー司会させてもらった時
今振り返ると、あの日インターンを諦めなくて、本当によかったと思います。
あの日の一歩がなければ、今の私はありません。
役職なんて興味なかったのに、気づけば副社長でした。
インターンでは営業の仕事の面白さを教えていただき、
ご縁があって新卒でエンドラインへ入社しました。
▼入社当時電話営業していたころ・・・笑
営業としてお客様と向き合い、後輩ができれば育成にも携わる。
少数精鋭の会社だからこそ、若いうちからいろいろな仕事を任せてもらえました。
私にとっては、年齢に関係なく裁量を持ってチャレンジできる環境がとてもありがたかったです。
ただ、役職を目標にしたことは一度もありません。
日々、目の前の仕事を一つひとつやっていただけでした。
その時その時で必要な役割を引き受けてきた結果、
入社3年で執行役員、そして取締役、今では副社長という役職をいただいています。
だから今でも、「副社長になった」というより、
「任される役割が少しずつ変わってきた」という感覚の方が近いです。
社長とは、よく意見を交わします。
「社長に意見できますか?」
よく聞かれる質問です。
答えは、「はい」です。
もちろん、簡単なことではありません。
私は他社で経験を積んで役員になったわけではなく、
インターンから新卒で入社し、この会社で育ててもらいました。
だから今でも、社長に対して気を遣うことはあります。
でも、会社や組織、メンバーのためになると思ったことは、
遠慮せず伝えるようにしています。
もちろん、感情ではなく、言葉はしっかり選びます。
軸にあるのは、
「会社をもっと良くするにはどうすればいいか。」
社長も頭ごなしに否定することはありません。
お互いに意見を出し合い、より良い答えを探しています。
意見がぶつかることを恐れるより、言わないことで会社が良くならない方がもったいない。
私はそう思っています。
「女性管理職」ではなく、「一人の管理職」として
実は私は、「女性管理職」という言葉があまり好きではありません。
女性だから、男性だからではなく、管理職は管理職。
大切なのは性別ではなく、その人自身だと思っています。
だから、女性だけのコミュニティなどにも参加していません。
私が一番大切にしているのは、
メンバーが働きやすい環境をつくり、成果を出せるように導くことです。
人生の多くの時間を職場で過ごします。
だから、「早く会社に行きたい」と思える人が一人でも増えたら嬉しい。
もちろん、それは簡単なことではありません。
それでも、そんな会社をつくりたいと思っています。
そして、仕事はやっぱり成果が出たり、誰かに認められたりすると楽しくなるものです。
そのために、一人ひとりの表情や体調の変化にも目を向けるようにしています。
もう一つ大切なのは距離感です。
メンバーは友達ではありません。
嫌われたくないという気持ちだけでは、本当に必要なことは伝えられない。
それが管理職の難しさでもあり、大切な役割だと思っています。
管理職を目指すのも悪くない。
学生の頃は、「管理職なんて絶対なりたくない」と思っていました。
でも今は、管理職を目指すのも悪くないなと思っています。
社長は、自分で会社をつくればなることができます。
でも管理職は違います。
会社から「この人に任せたい」と思ってもらえないとなれません。
だから私は、役職は会社からの信頼の証だと思っています。
そして、もう一つ良かったことがあります。
取締役に就任した時、就任祝いを開いていただきました。
その場には、家族や、今まで私を育ててくださった社外の方々にも来ていただきました。
▼当時の様子
私を支え、育ててくださった大切な方々へ、役職という形で少しだけ恩返しができた気がしました。
「あの子を育てたんだ。」
そんなふうに思っていただけたら嬉しい。
この役職は、私一人のものではないと改めて感じました。
まだまだ至らないことばかりですが、
これからも成長した姿を見せ続けられるよう、日々精進していきます。
就活生のみなさんへ
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少し勇気がいることでも、まずは一歩踏み出してみてください。
私自身、あの日インターンを諦めずに挑戦したことで、人生が大きく変わりました。
あの時は、まさか副社長になるなんて思ってもいませんでした。
だから、最初から将来の役職を決める必要はありません。
目の前の仕事に向き合い、人を大切にし、自分にできることを積み重ねていけば、
想像もしなかった未来が待っていることがあります。
「自分には向いていない。」
そう決めつけなくても大丈夫です。
昔の私も、そう思っていました。
エンドラインには、一歩踏み出す人を応援してくれる仲間がいます。
いつか一緒に、「人を、街を、モリアゲる」仕事ができる日を楽しみにしています。