代表工藤にインタビュー。エフ・コードの現在、過去、未来について。デジタルテクノロジーの民主化を実現したい。 | Interview
今回の記事は、エフ・コードの代表取締役社長である工藤勉のインタビューです。創業以前から現在、そして未来に至るまでの工藤の眼差しをとらえ、採用候補者の方をはじめエフ・コードにかかわる・興味を持たれ...
https://www.wantedly.com/companies/f-code/post_articles/298422
データやロジックを重んじる理系出身者にとって、主観や感覚も入るビジネスの世界は、時に戸惑いを感じることもあるはずです。しかし、デジタルマーケティング、そして広告運用の世界は、ロジックと数字が直接成果を左右する、面白い舞台です。
今回お話を伺ったのは、名古屋大学大学院で数学を専攻し、新卒でエフ・コードに入社した寺島さん。チームマネージャーとして広告運用を牽引する彼に、理系院卒のバックグラウンドが実務にどう活きているのか、そして仕事に対する実直な姿勢や展望も語っていただきました。
寺島 拓人 / デジタルマーケティング部 チームマネージャー
名古屋大学理学部数理学科を卒業後、名古屋大学大学院多元数理科学研究科前期課程を修了。2020年に新卒でエフ・コードに入社し、広告代理店業務を一気通貫で担当。論理的思考力と数字へのコミットメントで頭角を現す。プレイヤーとして数々のクライアントの事業成長を支え、現在はチームマネージャーとしてメンバーの育成やチーム全体の業績最大化を担っている。
ひたすら数学漬けの毎日でした。数学というのは、正しいか間違っているかが完全に白黒はっきりする学問です。そのため、すべてを完璧に理解している指導教授は、私たちにとってまさに「神」のような絶対的な存在でした(笑)。教授が「違う」と言えば本当に違いますし、そこには妥協も言い訳も通用しません。どうあがいても敵わない圧倒的な知性と、正解か不正解かしかない厳しい世界に身を置いていたことは、私の思考の土台を形作る上で非常に大きな経験だったと思います。
実は、そこまでしっかりした就職活動の軸があったわけではなく、大学院2年の夏を過ぎてからぼんやりと就職活動を始めました。完全に遅れをとっている状態です(笑)。
エージェントに登録し、エンジニア系をメインで探してもらいつつ、「コンサルも一社くらい混ぜてみてください」とお願いして紹介されたのが、エフ・コードでした。決め手というよりも、本当に偶然の巡り合わせですね。ただ、入社前にオフィスを訪れた際、社内の雰囲気がとても親しみやすく、和やかな空気感だったことはよく覚えています。
入社して以来、一貫してデジタルマーケティング部で広告代理店の業務に携わっています。
最初の頃に任される仕事は、例えば「5月中に100万円の予算を使い切るために、現時点で50万円使っているから、残りの日数を計算して日割りの予算を設定する」といった、基礎的な数値管理や集計業務です。
学んだ数学がビジネスに直接活きる訳ではなく、また当時実感することはなかったのですが、数字を扱うこと、ロジックを組み立てることに対するハードルが最初から極めて低かったことは、私にとって大きなアドバンテージであったのだと思います。初期のタスクと自分の能力の相性が非常に良かったこともあり、実務自体にはすんなりと適応することができました。
数学科出身の珍しい感覚かもしれませんが、「感情に向き合う」ことにはかなり時間がかかりましたし、大きなギャップを感じました。それまで、ロジックさえ正しければ話が通じる世界にいましたが、会社という組織の中でお客様やメンバーと向き合うとなると、どうしても感情を加味すべき場面が出てきます。
例えば、明確な悪化要因が見当たらないにもかかわらず、広告成果が落ちてしまう場面があります。そうした際に、「要因は不明です。改善期待値がある施策もないため、1か月様子を見ましょう」と、ロジックだけで説明することは簡単です。
ただ、お客様の立場からすると、「成果が悪化しているのに何もしてくれない代理店」と映ってしまう可能性があります。
そこで、単なるロジック面だけではなく、お客様の不安や期待といった感情面も踏まえ「改善期待値が特別ある施策ではないですが、何もしないよりは良いと思うので、一度試してみましょう」といったような提案が求められます。
入社して半年ほどは、このロジックと感情のバランスを取ることに結構苦労しました。
「数字を正しく素早く扱う力」が意外と当たり前ではないんだな、と気づきました。
例えば、広告の成果レポートを作る際、計算式に数字を入れ間違えて異常な数値が出た時、「これ何かが絶対におかしい。桁が違っているな」などと感覚的に違和感を覚える力であったり、お客様との会議中、広告費の増額を打診された時にその場で素早くシミュレーションをできる力ですね。
デジタルマーケティングの世界において、数字から発せられる違和感に気づけるかどうか、数字の扱いに慣れているかどうかは、その人が語る提案の信頼度も変えてしまいます。数学を極める必要はありませんが、数字に対して誠実であり、論理的な思考の型を一定量持っていることは、ビジネスにおいて武器になると確信しています。
2年ほど継続して広告運用でご支援させていただいたクライアント様から、ある時「実は、上場することになりました」とご報告をいただいたことがあります。
私たちの支援が、業績伸長にどれほど直接的な影響を与えられたのかはわかりませんし、例えば、ECサイトで爆発的に売れる新商品が生まれたといったような、お客様自身の努力に依るところは非常に大きいと思います。しかし、地道な数字改善の積み重ねが少しでも「上場」という大きなマイルストーンに繋がったことになります。
担当としてお祝いを伝えた瞬間は、本当にこの仕事をしていて良かったなと思いましたし、お客様の事業成長をダイレクトに加速させられるこの環境の面白さを実感した出来事でした。
劇的に変わったという感覚はないんですよね。マネージャーになる前から、後輩のメンバーから「このクライアントのアカウント、数字がこうなっているんですけどどうすればいいですか?」という相談を日常的に受けていました。その「現場の気軽な相談役」としてのポジションが、そのまま公式な役割になったというイメージです。
昔から、自分が直接担当していない案件であっても、時間がある時にそれぞれ今どんな状態にあるのかを眺めるのが好きだったんですよね。だから、メンバーが相談に来た時に、一から状況を説明してもらわなくてもすぐに本題に入れる。現場を泥臭くやってきた人間だからこそ持てる、メンバーへの安心感やサポートの質が、評価してもらえたのかなと思っています。
メンバー一人ひとりが今、何を求めているかを敏感に感じ取ることと、その上で感じ取った内容を行動に反映させるかとさせないかを都度判断することです。例えば、広告の成績が悪くてメンバーが助けを求めていそうな時、多くの場合は成長の機会にできるので、特別私からの働きかけはせずに本人に徹底的に考えてもらう。ただ、稀にとにかく今はきついので具体的な解決策が欲しい、みたいな時があるのでその時に限ってはすぐに具体的な解決案を提示してもらう、みたいなイメージです。
その境界線を切り替えながら向き合うことが、メンバーを本当に「自走させるためのマネジメント」だと今は考えています。
これはエフ・コードの他の社員にも共通している特徴なのですが、私自身、「仕事とモチベーションは別物」という哲学を持っています。プロとしてお客様からお金をいただいて成果でお返しする以上、個人のモチベーションで仕事の質が左右されるべきではないですよね。
「今日もうまくいったね、よかったね」という淡々とした積み重ねの先にしか、本質的な成果はありません。感情の波に振り回されず、出すべき成果に対して誠実に、当たり前のロジックを愚直に実行し続ける。このプロ意識こそが、エフ・コードという会社がクライアントから選ばれ続けている最大の理由だと思います。
これまではプレイヤー、そしてマネージャーとして着実に階段を上ってきましたが、将来的には広告やWebという枠組みを超えた、新規事業の立ち上げにも挑戦してみたいと考えています。広告業界自体、AIの台頭によって自動化が進み、「人が必死に運用しなくても成果が出る時代」が現実味を帯びてきています。そんな変化の激しい市場を経験しているからこそ、これまでの知見を活かして、新しいビジネスの種を自分たちの手で植えていくことは、個人的にかなり面白いのではないかと考えております。
エフ・コードには、「やりたい」と手を挙げたことに対して、打席に立たせてくれる圧倒的な裁量とフラットさがあります。年齢や社歴に関わらず、新卒でも中途でも、ロジックと成果さえ示せば、自分の市場価値をいくらでも再定義できる環境です。
これから一緒に働きたいのは、指示を待つだけではなく、自ら課題を発見して前向きに走れる「知的好奇心の強い人」です。数字やロジックを重視する環境で、自分の力を極限まで試してみたい。綺麗事ではない、本質的なマーケティングでクライアントの事業を伸ばしたい。そうした熱い意志を持ったプロフェッショナルな方と、現場の最前線で机を並べられるのを楽しみにしています。
===================
★こちらもあわせてご覧ください★