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実体験によって目の当たりにした受動的な教育の問題点。2児の父親として教育制度を改善するべく「学習アプリ開発会社」に入社

別の会社でウェブマーケターとして働いておりましたが、二児の父親となったことをきっかけにマーケターとしての知識や経験を子どもの教育のために活かせられないかと考えるようになり、ファンタムスティックの掲げている目標を一緒に目指すことを決意しました。

実は父親になる何年も前に現状の教育制度の問題点について気づかされる体験をし、その頃に抱いた教育への違和感が父親となったことで使命感へと代わりました。10年ほど前の話ですが、新聞に掲載された私のインタビュー記事を読んだ中学生が、社会科見学の一貫に会いたいと当時働いていたオフィスを訪れてくれました。私は日本の学校に通っていないので、日本の中学生と話し合うことはそれまでほとんどありませんでした。準備も念入りにして楽しみにしておりましたが、その経験はカルチャーショックとも言える経験となってしまいました。社会科見学にも関わらず、その場に「対話」が存在しなかったからです。

7名訪れた生徒のうち、質問は全て予め準備されたもののみで、会話の中から新しい質問が生まれることはありませんでした。質問を聞くのは一人の生徒のみで、質問を読み上げる以外の発言はありません。その質問に対する私の回答はもうひとりの生徒がノートに書き写し、その他の生徒は話を全く聞いておりませんでした。

私の想像していた社会科見学では、それぞれの生徒が違う質問を持ち、その場で新しい疑問や対話も生まれ、それぞれが思ったことを各々が書き残す光景でした。この話を友人にしたところ、それは「○○係」だよと言われました。一人ひとりの生徒が与えられた責任のみを遂行している光景だと知らされ、現状の教育制度について違和感を感じるようになりました。生徒に仕事と責任を持たせることは教育として間違っていないように思えるかもしれません。ただし、私が経験したのは、「与えられた責任以外は何もしなくて良い」という現状でした。その場で疑問に思うことがあっても予め準備した質問に含まれていないし、「質問係」じゃないから聞けない。思ったことを書きたくても「書記係」じゃないから書けない。自ら行動することや自己発信することを制限された生徒達は、ただぼーっと座って終わるのを待っている様子でした。

数年後、日本の企業に就職した際にその日の社会科見学と全く同じ光景が社内で繰り広げられているのを目の当たりにし、受動的な教育の問題点に気付かされました。私の子どもの将来のためにも、現状の教育制度をどうにか改善できないかと思うようになり、ファンタムスティックで働くことを決心しました。

現在弊社で行っている子ども向けアプリの開発はほんの始まりです。我々の目標はその先にある、すべての子どもが自らの個性と能力を最大限に伸ばせるような教育環境の実現です。そんな夢に少しでも関心がありましたら、その実現に向けて是非一緒に頑張りませんか?

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