こんにちは。総務部の守屋です。
フェンリルでは、メンバー増加への対応や働く環境をより良いものにするために、定期的にオフィスをアップデートしています。
今夏、大阪本社オフィスのフロア増床に伴い、多くのデザインを生み出してきたデザインスタジオを改築。新フロア「Air」としてオープンしました!
新フロアのコンセプト
新しいフロアは、大阪オフィスですでに運用している「HOT」「ICE」というコンセプトフロアをつなぐ場となるように、自由度の高い空間をイメージした「Air」と名付けました。
- 自由なアイデアが飛び交う
- チーム間のコミュニケーションや情報共有が自然と生まれる
- 空気のように、さりげなく関係性をつなぐ
多様な用途でメンバーが集う「オープンスペース」
リニューアルにあたって各部門にヒアリングしたところ、「執務エリアから少し離れて休憩したい」「京都のプロジェクトスペースのような外部の方も招ける広い空間がほしい」という意見が多く上がりました。
これらの要望を叶えるため、全面に広がる窓からグラングリーンをはじめとするうめきたエリアを眺めることができる場所に「オープンスペース」を設置しました。
社内メンバーが気兼ねなく訪れてリフレッシュできる空間としてはもちろん、外部の方を招いてイベントができるスペースとして。自由な発想と遊び心を持って、全員で育てていく空間になることをイメージしています。
オフィス改装プロジェクトメンバー
フェンリルでは、「自分たちのオフィスのことは自分たちで」という考えのもと、オフィスリニューアルの際には社内メンバーが中心となって進めていきます。
今回の改装でも、総務部、デザインセンター、情報システム部からメンバーをアサイン。守屋はプロジェクトマネージャーとして、メンバーと共に取り組みました。
ここからは、コンセプト設計やオフィスのデザイン、什器の選定など、幅広く活躍したデザイナー、古林と平坂へのインタビューをお届けします。
デザイナーが向き合った「余白のあるオフィス」
(写真左:古林 / 右:平坂)
──「Air」のコンセプト通り、すごくゆったりとした空間になりましたね
平坂
当初予定していた席数で図面を起こしたときに、余白がなくかなり詰まった印象だったので、プロジェクトメンバーで「この空間をAirと呼べるのか?」という議論をしたんですよね。それで「席数を減らそう」となり、予定よりも20席少なくして広々とした空間になりました。
古林
その分、窓際にも席をつくって全体で80席を確保しています。席の配置も他のエリアとは少し違っていて、空間が広く見えるように斜めに配置しています。これは業者さんからアイデアをいただいたのですが、すごく勉強になりました。
── 構想していた内容は実現できましたか?
古林
率直に言うと、実現できなかったことも多いです。靴をぬいでくつろげるエリアや、寝そべることができるようなカジュアルな空間をつくりたかったのですが、ビル側の管理や、オフィスとしての佇まいという点でも懸念事項があり断念しました。
ですが、窓際にオープンスペースを作ったことで外の景色とつながり、Airのコンセプトをうまく表現できたと感じています。
平坂
私は家具が好きで、Airではアンティークチェアを並べたいと考えていました。お気に入りの椅子を見つけて、「今日はここにしよう」という選ぶ楽しさを持っていただけたらなと思って、デザインが異なる椅子をセレクトしました。
メンテナンスやオフィスとしての機能を考えてアンティークチェアは諦めましたが、今並んでいる椅子も、丁寧に選んだものばかりなので、ぜひ注目してほしいです。
── プロジェクトを終えた感想を聞かせてください!
平坂
とにかく無事にオープンできて良かったです。Airでは木のぬくもりを意識して素材選びをしていたのですが、選定段階では小さいサンプルがあるだけで、「本当にこれでイメージ通りになるのかな......」と不安に思っていました。ですが、最終的には調和の取れた空間になって、プロジェクトメンバーが目指していたぬくもりのあるデザインとなりました。実際に使っているメンバーからも好評でうれしいです。
古林
オープンからしばらく経って、色んな人から評価をいただいていてうれしいです。まだ着手途中の部分もありますが、ひとまずはほっとしています。今のAirはまだプレーンな状態で、今後も色んなアイデアを追加していく予定です。利用するメンバーにも参加してもらいながら、オフィスへの愛着を深めてほしいです。
これまでにないコンセプトを表現した「Air」をご紹介しました。
より働きやすく、アイデアやコミュニケーションが生まれるオフィスになるように。今後も大阪本社だけではなく、各支社も状況に応じてアップデートを重ねていきます!