こんにちは!
フェンリルで、iOS/Androidエンジニアのマネージャーを務めている澤です。
4月9日から3日間にわたりtry! Swift Tokyo 2025が開催されました。
try! Swiftとは、Appleが開発しているプログラミング言語「Swift」に関する国際カンファレンスです。
今回は、try! Swift Tokyoに初めて参加した私が、イベントの様子をお伝えします!
try! Swift Tokyo 2025の会場は、東京都立川市にある「立川ステージガーデン」。
【DAY1】Swiftのこれからが楽しみになるトーク
会場に着くと、フェンリルのiOSエンジニアである谷藤さんが、運営スタッフとして出迎えてくれました。ブースの様子やスタッフの事情などを聞いて、スタッフとして参加するのも楽しそうだと感じました。
1日目のトークは、Swiftが自由度の高い言語であるという紹介をはじめ、Pathアニメーションの活用方法や日本語でのコーディングといったテクニック的な話など、Swiftの今後を期待するトークで盛り上がりました。
私はフォントでいかにページを楽しませるかというようなFLASH全盛期を経験した世代ですので、「SwiftUI Textを使った特殊効果」というセッションは聞いているだけでシビれました。今後の案件でテキストやレイアウトに凝りたいので、機会を見つけて提案していこうと思います!
トーク内容は、try! Swift Tokyo 2025の公式YouTubeアカウント(try! Swift Conference)が公開しているので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。
会場にはさまざまな企業のブースがあり、大勢の人で賑わっていました。
【DAY2】Vision Proの可能性に迫った体験イベント
2日目はVision Proのセッションがメインだったように思います。
私は主にスマホアプリを開発しているので、これまでVision Proに触れる機会がありませんでした。
トーク「J1プロサッカーチームFC町田ゼルビアのImmersive動画を撮影しSwiftでViewerを実装し体験会実施した」では、機材を最大限利用し一般ユーザーが無理なくVision Proを体験できるよう工夫されており、VisionProの商用利用の可能性を提示してくれたと感じました。
内容については、try! Swift Tokyo 2025の公式YouTubeアカウント(try! Swift Conference)で公開されています。
2日目の夜に会場の近くにあるTACHIHI BEACHで懇親会が開催されました。
イベントの参加者が集い、おいしい料理を食べながらコミュニケーションを楽しみました。
(フェンリルのテックリード、オスカルさん(写真左)と交流メンバー)
【DAY3】Swift好きによる、Swift好きのためのセッション
3日目はディープなトークが多く、Swift好きのためのセッションが多いと感じました。
特に私はAndroidやJavaを学んできたので、「Foreign FunctionとMemory APIとSwift/Java相互運用性」のトークが非常に興味深く、これが出来上がればAndroidだけでなくSpringなどのウェブフレームワークとかもSwiftで記載する時代が来るのかな?とか妄想していました。
グローバルを意識したエンジニアへ
世の中のSwiftのトレンドや技術を学び、最高のプロダクト開発を目指すために、私は今回初めて参加しました。
トークについては参加者それぞれが興味のあるトークを選択して視聴するものだと思っていましたが、当選したスピーカーの内容を聞くスタイルだったので、移動する手間がなく集中して参加できるのはよかったです。また、登壇者が話す言語は、日本人を含めてほぼ全員が英語でした。そのため、翻訳アプリやレシーバーがなければなかなかうまく聞けなかったので、今まで参加してきたエンジニアカンファレンスの中ではハイレベルな部類のものでした。
開発元はやはりアメリカ。だからこそ英語でのトークに慣れてグローバルにシステム開発しないといけないと感じました。そして世界中の人が持つ興味・関心(VisonProやAIの活用)は大体似ているということにも気付かされ、良い経験ができました。
try! Swift Tokyo 2025には、複数名のフェンリルメンバーが参加しましたが、そのうちの一人、新卒2年目エンジニアの江越さんに感想を聞いてみました。
一緒に参加した、新卒2年目iOSエンジニアの感想
try! Swift Tokyoには、東京のiOSエンジニアとのつながりを増やしたいという目的で参加しました。
1日目はひたすらセッションを聞き、2日目はスポンサーブースを回りました。
企業ブースからシールを集めるスタンプラリーのような企画があったので、各ブースを訪問してシールをコンプリートしました。3日目は、スピーチの合間にiOSDCで仲良くなったエンジニアとお話ししました。その方とは懇親会の際に少しお話ししただけでしたが、私のことを覚えてくださっていてうれしかったです。
印象に残ったセッションは、初日の「Swift WTF」でした。一見すると奇妙な仕様である言語(Swift)を、コントのように面白く解説していてとても印象的でした。ネタは「Why Japanese people!?」でおなじみの○切りジェイソン風で、3日間通して一番笑ったセッションでした。
今回参加してみて、自分の英語スキルを上げる必要があると強く感じました。司会者も参加者も日常会話レベルに速い英語を話すので、聞き取るのが難しかったです。英語を習得できたら会話の幅が広がり、try! Swiftをより楽しめそうです。
ぜひ、来年もtry! Swift Tokyoに参加して、メンバーとSwiftについて熱く語りたいと思います。