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「Spookって何ですか?」第三弾:導入先&未来編~ 採用面接時によく出る質問について聞いてみた~

こんにちは、経営企画室 広報の伊藤です。

「そもそもSpookとはいったい何なのか?」「Spookの強みとは何なのか?」に続く第三弾、本企画のラストは「どんな企業で導入されているのか?」、「今後どんな未来を見据えているのか?」について社員の生の声で解説していきます!

今回もこちらのお二人に伺いました。

Spookについて教えてくれた先輩社員プロフィール

(右)ITコンサル:DXプラットフォーム部 営業部長 諏訪
(左)エンジニア:旅行プラットフォーム部 グループ長 西山

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ITコンサルタント職
DXプラットフォーム部 営業部長 諏訪 俊(すわ・しゅん)/写真右

2017年 キャリア入社
旅行会社での海外渡航手配や法人営業を経て、2017年にフォルシアへ入社
前職での経験を活かし、旅行・観光業向け営業活動に5年間携わり、今年からはDXプラットフォーム部で非旅行業界向け営業・コンサル活動に従事

エンジニア職
旅行プラットフォーム部 グループ長 西山 諒平(にしやま・りょうへい)/写真左

2015年 新卒入社
新卒での入社後、大手旅行サイト開発を経て、現在は旅行・観光業界向け商品販売プラットフォームサービス「webコネクト」のプロダクト開発に従事

※所属は2022年7月現在のものとなります
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それではさっそく聞いていきます!

Spookの導入先とは...

検索対象となるデータが膨大であり、検索条件が複雑。そんなデータを取り扱う業界でSpookは本領発揮

<Spookは旅行・航空業界での導入が多いですが、それはなぜでしょうか?>

諏訪/旅行・航空業界で導入されているSpookを用いて開発されたシステムは、「宿泊商品販売」や「ツアー商品販売」における検索システムです。いずれも「宿泊」を伴う商品となりますが、宿泊プランというのは同じホテル、部屋であっても季節、空室状況、オプション条件などにより様々な料金設定がされます。

( ↑ 宿の検索画面イメージ)

このように同じ商品に対して多様な料金パターンが存在すると、検索対象となるデータが膨大・複雑になるため、データの圧縮が得意というSpookの特長が最大限に活かされるというわけです。

さきほど話にあがった通り、特定の宿ではなく希望条件に当てはまる宿を探したいとき、「知らなくても希望にあったものが見つけられる」検索が業界のニーズに当てはまったことがSpookが広く導入されることに繋がっていると思います。

<では、旅行・航空業界以外ではどのような業界で導入されているのでしょうか?>

一つの仕組み、一つの部品の検索から、一つのものを作るために必要な部品を複数検索するというステージへ

諏訪/大量の商品数を扱われる商社やECサイトを運営する企業で導入いただいています。最近では工作機械を扱う企業や医科理化学機器を扱う企業様からも引き合いをいただいています。

開発の内容も、複数素材の組み合わせによる見積パターンを条件指定型で実現するという新しいSpookの活用方法にて採用いただいているケースもあります。簡単にいうと、部品と部品の組み合わせによる見積の算出・表示のシステムです。部品Aを使うとなったら、その部品Aに合う部品はこれですといったもので、非常に複雑な検索の制御などが発生してきます。こういった複雑さはまさにSpookの強みが活きるところです。

これまで、一つの仕組み、一つの部品の検索が求められていましたが、いまは、"一つのものを作るために必要な部品を複数検索する"という新しいステージに来ているように感じます。

膨大な商品数があり、商品に対する絞り込みの条件(スペック)が多く存在し、商品によって絞り込む対象スペックが異なるような場合、それを全て活かして検索画面上で表現することは難しく、パッケージで限定的な対応に留めるか、フルスクラッチで自社内製部隊を構えて必要な機能を作り上げていくか、難しい選択が迫られます。

だからこそ、パッケージと自社内製の良いところを併せ持ったサービスを提供できるSpookが高い評価を頂き、導入に繋がっていると考えています。

<今後も、旅行業界のように業界全体で導入が進むようなパターンは考えられますか?>

諏訪/旅行・航空業界のように業界全体で広く導入が進むというのは特殊なパターンで、旅行・航空業界の取り扱うデータの膨大さ、組み合わせの複雑さゆえのものです。検索から提案が始まった旅行・航空業界のシステムにおいても、まだまだフォルシアが携わっている領域は部分的でしかありません。これからも深くペネトレイトしていきたいところです。

そのためにも、今後の営業展開として固定の業界をターゲットとしていくということはなく、業界問わずSpookの特長がはまる新しいお客様を探して行ければと思っていますし、今後もSpookへのニーズは新たに出てくるのではないかと考えています。


Spookの今後とは...

価値の源泉であり競争力となる「速さ」を突き詰める

<Spookは今後どのように発展していくのでしょうか?>

西山/今後のSpookの発展において、エンジニアとして3点注力させていきたいと思っています。

  1. 検索本体のさらなる高速化
  2. クラウドを利用して、柔軟なシステム構成(k8s, aws)
  3. SaaSとして提供(webコネクトもSpookを用いて開発されています)

それぞれ解説しますと、1点目については、検索処理速度・表示速度が速いということが価値の源泉であり、競争力だと思っているのでそこは突き詰めていきたいです。現状のSpookはお客さんのデータをバッチで取り込んで表示しているため若干のラグがあるのですが、速さを突き詰めた「リアルタイム化」は今後のSpookの発展の余地として残っています。

2点目については、昔に比べてインフラの柔軟性が高まり、システム負荷の面でのお客さんのニーズに応えやすくなっているので、より一層、Spookとクラウドのサービスを組み合わせて柔軟なSpookを作っていきたいと考えています。

最後の3点目は、webコネクト(自社SaaSプロダクト)とありますが、Spookを用いた開発を通して見えた検索に求められる共通点や課題をSaaSのプロダクトの中に組み込んでいき、より多くの顧客・ユーザーに検索サービスを使っていただきたいと思っています。

新しいものを作る機会を増やし、新しい機能が提供できる土壌を整える

<営業サイドからはいかがですか?>

諏訪/Spookはフォルシアのこれまでの継続的な挑戦がノウハウとして集積された独自の検索エンジンです。先ほどもお話した通り、Spookに「完成形」としてのゴールはなく、フォルシアが日々お客様へサービスを提供するなかで、常に新しい知見を取り入れて成長していきます。

中核となっている「膨大・複雑なデータに対する検索の強み」は変わることはありませんが、その活用方法や求められる機能に応じて自由に発展を続けることができる仕組みだと思っています。

営業観点ではとにかくSpookを使って新しいものを作る機会を増やしていきたいです。そうすることで、さらにSpookのカスタマイズ(=進化)が進んで、新しい機能の提供ができる土壌が整い、良い循環が生まれていくと思っています。

だからこそ、Spookに興味をもってフォルシアに入社する方が増えてほしいです。

目新しいSaaSサービスを作るということはフォルシアでなく別の会社でもできることです。フォルシアも今では自社のSaaSサービスを展開していますが、それはSpookという軸があってこそ生まれてきたもの。フォルシアにはSpookという軸があり、Spookを用いたサービスを柔軟に自由に考えて作っていけるということを一緒に楽しんでいってほしいと思っています。

インタビュー後記「Spookとは...」

ITコンサル、エンジニアという職種の異なる2人の先輩社員からのSpook解説三部作はいかがでしたでしょうか。私としても、営業の現場ではこういった言い回しで紹介しているのか...!だったり、エンジニア用語をよりかみ砕いて説明いただくことで理解が進んだりと非常に学びの多い時間となりました。

今回、採用時に多く質問いただくSpookについて紹介させていただきましたが、文字で読むのと実際に社員と会話するのではきっと感じ方や得られるものは異なると思います。フォルシアでは通年カジュアル面談を行っていますので、少しでも興味を持っていただけましたら、是非下部の「話を聞きに行きたい」よりご連絡いただければと思います!

フォルシアの継続的な挑戦の証であり、さらなるビジネス展開のための源泉であるSpookについて興味を持ち、より良いSpookを一緒につくり、広めていきたいという新しい仲間に出会えることを楽しみにしています。


この記事を書いた人

伊藤 明日香
2021年キャリア入社/経営企画室 広報担当
きちんと紹介したことがありませんでしたが、「Spook」は「スプーク」と読みます。いつか名前の由来もご紹介したいなぁと計画中!

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