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「分析」ができるディレクターが強い!分析の基礎知ってる?

Webサイトやブログ、オウンドメディア、SNSなどの運用では、コンテンツ(記事)の配信も重要ですが、ユーザーの行動を分析して配信したコンテンツに改善を加えていくことも重要な運用作業です。

ユーザーのニーズを把握し、より良質なコンテンツの企画や配信、改善をしていくことでコンテンツマーケティングを成功させることができるからです。

そのためにはディレクターはWebサイトの状況を把握することができる「Web分析ツール」を使いこなし分析を行う知識が必須といえます。

Web分析ツールとは、Webサイトのアクセス状況を自動で計測するツールです。

そこで今回はWeb分析ツールとはどのようなツールなのか、分析ツールでどのような数字を見ることができるのか詳しく紹介します。

分析の基礎を知っているディレクターはWebサイトの運用に重宝されるので、ディレクターを目指している方はぜひ最後までご覧ください。

出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/nRJRBhhOBqA

Web分析ツールとは?

Web分析ツールはアクセス解析ツールとも呼ばれ、Webサイトを訪問したユーザーの性別や年齢、流入経路、ページの閲覧数、成約率などの行動がわかります。

それらのデータを活用すれば、Webサイトでユーザーに達成してもらいたい行動を現す「コンバージョン数」のアップにつながる改善点がわかり、成果につなげやすくなるのでWebサイトを運用する上で絶対に必要なツールです。

ユーザーに達成してもらいたい行動とはECサイトなら商品の購入、企業サイトなら資料請求や問い合わせを行うことを示します。

Web分析ツールで収集したデータを基に分析を行い、改善を繰り返すことができるディレクターはWebサイトを運用において重要な存在です。

ディレクターを目指す方は、Wbe分析ツールの使い方を覚えることをおすすめします。

出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/6bI69ihF3MI

どんなWeb分析ツールがある?

Web分析ツールは多種多様の製品がリリースされており、世界中の企業や個人で広く活用されています。

基本的にWebサイトのアクセスデータを収集してグラフやテーブルなどで分かりやすく表示してくれるという役割は同じですが、データ収集の仕組みによって下記の3種類に分けられています。

  • サーバーログ取得型
  • パケットキャプチャ型
  • Webビーコン型

それぞれに搭載している機能や操作性が異なるので、Webサイトの性質や解析の目的によってツールを使い分ける必要があるでしょう。

これからディレクターを目指す方はしっかり理解しておく必要はありませんが、知っておくことで後々のツール選びに役立つ知識なので参考にしてくださいね。

サーバーログ取得型

サーバーログ取得型とはWebサーバー上に保存されたアクセスログファイルを基にアクセス解析を行う方式のこと。

・メリット

Webサーバー上に記録されたアクセスログを活用するので、下準備の必要がなく手軽に導入を行えます。

・デメリット

ユーザー判定はIPアドレスやユーザーエージェントで行うので、他の方法と比べると判別精度が低く、リピーターの集計には不向き。

アクセスログが増えるとアクセス解析に時間がかかるようになったり、リアルタイムに分析はできなかったりするので大規模のWebサイトには向いていません。

パケットキャプチャ型

パケットキャプチャ型とはWebサイトとサーバとの間でやりとりされるパケットと呼ばれるデータを逐次記録してアクセス解析を行う方式です。

・メリット

リアルタイムでログを集計しているため、直前のアクセスを把握することもできます。

サーバに負荷をかけることが少ないので、毎日大量のアクセスがあるWebサイトでも安定してデータを収集できるのがパケットキャプチャ型のメリット。

・デメリット

Webサーバー上に専用装置を導入するので、高額な費用がかかるデメリットがあります。

Webビーコン型

Webビーコン型とはWebサイトに計測用のJavaScriptコードを記述して、アクセスデータを集積して解析を行う方式です。

・メリット

リアルタイムで解析ができ、サーバログ取得型、パケットキャプチャ型と比較して取得できるデータ量が多く、精度が高いと言われ広く使われています。

JavaScriptタグはツールの指示に従ってコピー&ペーストで導入できるので、誰でも簡単に導入が可能です。

・デメリット

すべてのページにJavaScriptコードを記述する必要があるので、大規模なWebサイトの場合は相当な手間がかかってしまうデメリットがあります。

Web分析ツールで分かること

Web分析ツールを使うことでWebサイトやコンテンツに対して、さまざまな数値を把握することが可能です。

どのようなことが分かるのか、詳しく解説します。

セッション数

セッション数とは「訪問数」とも呼ばれており、Webサイトに訪問したユーザーが特定の期間内に訪問した回数のことです。

セッション数のカウント方法は、ユーザーがサイトに訪問してから離脱したと判断されるまでが1セッションとされています。

(例)1ユーザーが1日に2回Webサイトに訪れていた場合、セッション数は2とカウント。

セッションで分かるのは訪問数だけではなく、Webサイトに訪れたユーザーがWebサイト内で行った動きを知ることもできます。

Webサイト内の動きとはWebページの閲覧、リンクのクリック、商品の購入のこと。

セッション数からユーザーの行動を把握し、Webサイトへの集客数、集客における対策の方向性が誤っていないか確認する指標になる重要な数字です。

流入経路

流入経路は、Webサイトへユーザーがどこから訪れたのかがわかります。

流入経路は自然検索流入と直接流入、参照流入、広告流入、ソーシャル流入の5つに分けられます。

  1. 自然検索流入:検索エンジンからのアクセス
  2. 直接流入:ブックマークや履歴、URL直接入力からの流入
  3. 参照流入:外部リンクからの流入
  4. 広告流入:リスティングやディスプレイなどの広告からの流入
  5. ソーシャル流入:SNS経由のアクセス

アクセス数の多い流入経路を強化したり、アクセス数の少ない流入経路を見直したりしてアクセス数を増やす対策を行うことができます。

流入キーワード

流入キーワードはユーザーが検索エンジンから、どんな検索キーワードを入力してWebサイトにアクセスしてきたのか知ることができます。

ユーザーが何を知りたくて、何が欲しくてWebサイトに訪れているのかを知ることができるので、Webサイトのテーマと異なるキーワード流入がある場合はコンテンツの見直しや改善など対策が必要です。

ユーザーの情報

ユーザーの情報とは、年齢、性別、地域、使用ブラウザや新規ユーザー数などのこと。

Webサイトで紹介する商品やサービスにユーザーがマッチしているか確認できるので対象としている年齢や性別と実際のユーザーに誤差がある場合、コンテンツの見直しや画像の差し替え、ユーザーに合わせたコンテンツの増加など対策が必要です。

直帰率

直帰とはWebサイトに訪問したユーザーが、最初に閲覧したページからサイト内の別のページを見ずにブラウザを閉じたり、別のWebサイトへ移動したりすることです。

直帰率が高い場合、ページの表示までの時間が長くないか、コンテンツの趣旨や内容が一目でわかる配置になっているか、内容は整理されているかなど対策が必要になります。

まとめ

Web分析ツールについて解説してきました。

ディレクターはWeb分析ツールを活用してコンテンツの改善を繰り返すのが主な運用業務の1つです。

Web分析ツールを使いこなすとコンバージョン数のアップにつながる課題や改善点がわかり、成果につなげやすくなります。

企画にも活かせて、ディレクターとしても活躍する場が広がるので、分析力を鍛えるようにしましょう!

foriioでは多くのWebサイトやオウンドメディアを運営しており、分析を行えるディレクターも募集しています。

分析からコンテンツの企画や改善を行うと、ユーザーの反応が変わるのが数値として分かるのでやりがいを感じられる仕事です。

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