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顧客フロントも、ソフト・ハードウェア開発も。細部まですべて自分で手がける“手触り感”が、ジクスにはある。【Interview / 三橋 憲行】


こんにちは、ジクス株式会社です!
私たちは、『日本の製造業を、”世界に誇れる産業”にアップデートし続ける』を掲げ、印刷会社様向け品質検査機械の開発に挑んでいます。

特にこのストーリーでお伝えしたいのが、開発スタイルについて。とりわけ、「お客様ひとりひとりに向けて、0からカスタマイズすること」にこだわり、自社の仕様に縛られない多彩なモノづくりを実現しています。

そして、このモノづくりを支えるのが、フィールドエンジニアとして活躍する仲間たち。今回は、エンジニアのひとり三橋 憲行さんにインタビューします。大手メーカーでシステムエンジニアとして活躍していた彼が、どうして転職に至ったのか。モノづくりに抱く想いを、今ここで紐解きます。


登場人物

三橋 憲行
大学卒業後、大手複合機(※)メーカーに就職。システムエンジニアとして、特殊用途製品の企画〜ソフトウェア開発に携わる。その後ジクスに転職し、複合機向け品質検査装置のソフトウエア開発に従事。最近は設置後の操作トレーニングや検査PCのハード修理・検証などもサポートしています。

※複合機:コピー・プリンター・スキャナー・ファクシミリ機能(FAX)・ステープラーなど、複数の機能がひとつにまとまった機器のこと

三橋 憲行のプロフィール - Wantedly
大学卒業後、大手複合機メーカーでのプログラマーの経験値を生かし、品質検査装置のソフトウエア開発をメインにしつつも、最近は設置後の操作トレーニングや検査PCのハード修理・検証などもサポートしています。
https://www.wantedly.com/id/noriyuki_mitsuhashi




専攻した経済より、モノづくりの方が面白い。でも、理想のエンジニア像は思った以上に遠かった。

ーー モノづくり・プログラミングに興味を持ったきっかけは?

大学生の時です。経済学を専攻していたので、一見するとモノづくりにまったく関係ありませんが...。

一般教養でコンピュータの授業を選択した時に、当時ブームだったAIについて学ぶ講義があって。授業の一環として、AIを開発する民間企業に見学に行くこともありました。

教室が使われていなければ自由にPCを利用できたので、隙間時間があればよく遊んでいました。そうしているうちに、次第にプログラミングに興味をもつように…。PCと言っても、当時はまだ大型コンピューターだったけど、見事にはまりましたね。

常日頃からプログラミングに没頭した結果、コンピュータのソフトウェア開発ができる就職先を探すことに。最終的には、大手複合機メーカーへ勤めることに決めました。


ーー 卒業後に就職した大手複合機メーカーでの仕事を教えてください。

システムエンジニアとして入社し、メイン製品のソフトウェア開発を担当していました。

ただ、ここでひとつ問題が起きます。私はシステムエンジニアに対して、「企画〜検証まですべて自分で手がける」というイメージを抱いていたのですが、実際は違ったんです。

というのも、上流にあたる製品企画は開発部門が担当し、プログラミングする工程は外部パートナーに委託している状態。私の仕事といえば、開発部門とパートナーの調整役。関われるのは、ほんの一部分だったんです。

「すべて自分の手で作り込んで、もっと開発している実感を持ちたい。」と思っていた時に、異動が決まりました。



会社の規模・都合で行われる開発。もっと、手触り感のある開発がしたかった。

ーー 異動後の仕事について教えてください。

これまで担当してきた一般市場向けメイン製品ではなく、特殊用途製品のソフトウェア開発を担当することになりました。異動した結果、状況はとても良くなりましたね。

ここは社内でも特殊な部署で、少数精鋭。お客様限定されているので、結果としてヒアリング〜企画・設計・プログラミング・保守・運用すべてに携わることができました。

お客様の声をダイレクトに拾い、細部まで設計に組み込んでいく…。ソフトウェアエンジニアだけどハードウェアも担当することもありました。

「自分がすべてやっているんだ」という手触り感を持てるようになったので、満足はしていたんです。


ーー 満足していた一方で、その後転職を考えられたきっかけは?

コストダウンと合理化に伴い、特殊用途向け市場からの撤退が決まったことです。「自分のやりたいことが続けられるだろうか…。」というモヤモヤ感が残ったまま、30年いた部署を異動。その後は技術営業に配属されましたが、私の嫌な予感は的中することになります。

何度もお伝えしますが、私の考える「開発」という仕事は、お客様とのフロントをはじめ企画〜検証まで自分で作り込んでいくこと。言うなれば、「そこまでやるか」という痒いところに手が届き、必要であれば0から企画し細部までこだわり抜く姿勢です。

一方で技術営業は、自社がすでに持っている仕様に、お客様の要望を当てはめていくスタイルでした。会社の規模的に、0から企画することは本来難しい。ある程度仕様通りに開発できるのであれば、それほど楽な仕事はありません。だから、お客様の要望を聞いているように見せかけて、自社仕様に誘導する提案が日常的に行われている部署でした。(言い方が悪くてすみません…。)

大規模な会社は、ひとつの製品を開発するのに多くの人が関わります。その分、自分の意見が反映されないこともあるし、関われる範囲も狭くなる。融通がきかないこともある...。なので、すべての開発工程を自分で場所を目指して、転職することにしました。



作るものはまったく違う。でも、ジクスの開発には圧倒的な“手触り感”があった。

ーー ジクスとの出会いを教えてください。

たまたま求人を見つけて知りました。これまでずっと複合機のソフトウェア開発をしてきましたが、ジクスのことは当時は知りませんでしたね。

ソフトウェアだけでなくハードウェアも含めて、お客様に向けて0カスタマイズする。実際に求人にも書いてあったのですが、この姿勢にとても興味を持ちました。一方で、「本当に0からすべてやっているの?」という疑問はありました。

でもその疑問は、良い意味で打ち砕かれることとなります。とうのも、面接時に工場見学があったのですが、特殊用途向け製品の開発現場と雰囲気がまさに同じだったんです。作るものは当時とまったく違うけど、細部にまでこだわり0からすべて作りこんでいく…。

まさに私が理想としていた開発スタイルでした。


ーー 仕事内容を教えてください。

品質検査装置のソフトウェア開発をメインにしつつも、設置後の操作トレーニング、検査PCのハード修理・検証などもサポートしています。開発と修理検証の比率は、現状それぞれ1:9というイメージです。

印刷会社で製造を担当しているオペレーターさんと、直接コミュニケーションを交わします。会話の中で新製品開発のアイデアが落ちていないか、いつも探していますね。


ーー どのような働き方をしていますか?

年間計画があり、その中でシフト制で動いています。基本は5勤2休、年間休日は120日です。

北海道を除き青森〜沖縄まで、日本全国に出張することもあります。頻度は隔週2日程度、翌月に経費精算するので全額返金されます。最近は大分県に出張して、検査装置の導入・説明をしました。


ーー ジクスのモノづくりにおいて、凄いと思うポイントは?

「お客様の要望を、いかにして実現するか」を、何よりも先に考えるところです。

外部のお客様のシステムと、データのやり取りを連携したり。ソフトウェアエンジニアだけど、ハードウェアを直接制御することもあったり...。

機械のインターフェースも、その中身も、細部にまでがっつり設計し関わることができます。思った以上にハードウェアの知識が必要になって、独学で勉強する程でした。


ーー あったら活かせる知識・経験があれば、教えてください。

学生時代、ソフトウェアとは別にグラフィックデザインを学んでいました。デザイン事務所でのアルバイトをしていたこともあって、印刷・製版の知識をある程度身に着けていたんです。(でも、この知識はなくても、入社後に身につきます。)

ジクスで作っているのは、印刷向け品質保証機械。入社当時は、印刷業向けの製品というのは聞いていたけど、この知識が役に立つとは思ってもいませんでした。



ソフトもハードもできる、オールラウンダー機械エンジニアを目指す。

ーー 将来、どのようなキャリアを歩みたいですか?

もともとソフトウェアエンジニアだったので、ハードウェア関連の知識も身につけていきたいです。ジクスの場合は、前職よりもハードウェアに関わる機会が多いんですよ。

今だと、PC関連のハードウェアを扱うことが多いです。ライブラリはたくさん用意されているので、各ライブラリがどのような特徴を持っていて、どんな用途にぴったりなのか。今回活用するべきは、どのライブラリなのか…。自分で考え、選べるようにしていきたいと思っています。

制御プログラムやPCプログラムとは別に、PLCにも関わってみたいですね。


ーー キャリア実現に向けて、どんな人と働きたいですか?

“好奇心があって、目の前のことについ没頭していまう人”です。わからないなりに、自分で興味を持ってまずは学んでみる。私自身もそうだったけど、エンジニアにとって学び続ける姿勢は、とても大切です。

自分で調べてみた上で、わからないことは周囲に必ず発信する。これができる人が、エンジニアとして大成するような気がします。何かあれば、ジクスのメンバーも力になってくれるので。

ちなみに、エンジニアの実務経験は必要ありません。本当に好奇心が大切なので。経験者にとっては、「自分で0からすべてやってみたい」という方がいれば、とてもぴったりな環境だと思います。



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