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【GIG勉強会Vol.19】「世界最強のIT国家・中国」と「CircleCIとHugoを用いた静的ブログの作成」

こんにちは!インターンのキシリトールです。まだまだ暑い日が続いていますが、GIGブログ読者のみなさまはいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は第19回社内勉強会として行われたLT(ライトニングトーク)の様子をご紹介します!

前半のテーマは「世界最強のIT国家・中国」について

まず登壇してくれたのは、GIG取締役の賀川彰太さん。

具体的なIT企業をあげて、中国のスケールの大きさについて詳しく説明してくれました。



賀川 彰太(かがわ しょうた):GIG取締役。2006年から東京オフィス株式会社(現:47株式会社)にて不動産仲介サイトや、一軒家に特化した物件紹介サイトの開発を行う。 2008年に上場前のグリー株式会社に入社。入社後はSAP事業や中国ゲームスタジオの立ち上げに参画し、北京に駐在。 帰国後、株式会社ハイスピリットを創業し、不動産事業、システム開発をおこなう。2017年4月株式会社GIG創業。賀川さんのインタビューはこちら

当日使用したスライドは以下からご覧いただけます。

中国ECの雄、阿里巴巴(Alibaba)


まず、例としてあげられた企業は、阿里巴巴(Alibaba)。中国国内で最大のECサイトである淘宝網(Taobao)の運営で知られています 。

中国では、11月11日を「独身の日」と定め、ネット通販の買い物の祭典としています。

賀川:「中国では、11月11日を”独身の日”と定め、ネット通販の買い物の祭典としているのですが、淘宝網(Taobao)はその日だけで約2兆8594億円の売り上げを生み出しました」

2016年度の楽天の国内EC流通総額は年間3兆95億円(参照)なので、比較してみると売り上げ規模のスケールの大きさに驚かされます。


支付宝(Aliapay)のおかげで中国では財布いらず


賀川:「とにかくなんでも支払うことのできる支付宝(Aliapay)というサービスもあります」

賀川:「支付宝(Aliapay)は、自動販売機、屋台、携帯の充電、動物園のチケット、お寺のお守りなどまで支払い可能です。これがあれば現金はほとんどいらないですね」


iPhoneよりも売れている小米科技(Xiaomi)

小米科技(Xiaomi)は、スマートフォンメーカーとして創業した総合家電メーカーです。

賀川:「小米科技(Xiaomi)はスマートフォンの売り上げを使って、パソコンやスマート家電をはじめとしたさまざまなIT端末を作っています」

賀川:「小米科技(Xiaomi)のスマートフォンは、2014年に6,112万台も出荷されています」

賀川:「2014年、日本でのスマートフォン全体の出荷台数は3,828万台だったので、そのスケールの大きさがよくわかります」

世界200ヶ国で自転車シェアリングサービスを展開する摩拜单车(mobike)

摩拜单车(mobike)は、世界初にして世界最大の自転車のシェアリングサービス事業者です。

賀川:「mobikeは、世界200都市で事業を展開し、800万台の自転車をシェアしています」

賀川:「mobikeの通年の売上は20億円ですが、年間コストは74億円です。しかし、mobikeは今後の成長が期待されているため、騰訊(Tencent)などから多額の投資を受けています」


中国はユニコーン企業も多い

ユニコーン企業とは、企業価値が10億ドル(日本円で1060億円以上)の非上場企業のことです。

賀川:「日本には1社もないユニコーン企業が、中国には62社もあります」

なぜユニコーン企業が多いのか


賀川:「B(Baidu)A(Alibaba)T(Tencent)からの莫大な出資が、中国のユニコーン企業の発展に貢献しています」

日本では、2018年8月に株式会社おかんがおこなった7億円の資金調達が話題となりました(参照)。

しかし中国では、100億円を超える出資がBATをはじめとした企業によって頻繁におこなわれていると賀川さんはいいます。



賀川:「投資のスケールも大きいのが中国の特徴です」

賀川:「中国では、上場することなく莫大な資金調達が可能なので、急速なスピードでベンチャー企業が成長し続けています」

後半のテーマは「CircleCIとHugoを用いた静的ブログの作成」について

次に登壇してくれたのは、サーバーサイドエンジニアの石倉彰悟さん。

CircleCIとHugoを用いた静的ブログの作成について、実際にその場でブログを作成して解説してくれました。


石倉 彰悟(いしくら しょうご):サーバーサイドエンジニア。地元の情報系専門学校を卒業後、ソーシャルゲーム会社にカスタマーサポート兼デバッガーとして入社。その後、エンジニアに転身しSES業界にて4年ほどさまざまな案件開発に携わる。2018年7月、サーバーサイドエンジニアとしてGIGにジョイン。



CircleCIとCI(継続的インテグレーション)とは


CircleCIとは、CIツール(継続的インテグレーションツール)のひとつです。

CircleCI公式サイト

石倉:「Jenkinsとは異なり、CircleCIはSaaSという形態を取っています」

続いて石倉さんは、CI(継続的インテグレーション)について解説してくれました。

CIとは、簡単にいうと「〇〇した時には〇〇する」といった定型作業を自動化することです。

石倉:「たとえば、コード改修ができたら、テストコードを実行して結果が問題ないか確認するといった作業ができます」

石倉:「こういった定型作業は毎回必要です。しかし、毎回ほぼ同じ作業なので、わざわざコーディングする必要はありません。そこで活躍するのが、CIツールなのです」

CIツールのメリットは以下の通りです。

  • 開発以外の作業を削減できる
  • 手作業が減るので、人為的ミスを減らせる
  • 作業手順をコード化し管理できるので、作業が属人的にならない
  • エンジニアが必要だった作業も、エンジニアに依存しなくできる


Hugoと静的サイトとは


Hugoとは、静的サイトジェネレータのひとつです。マークダウン(文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつ)を書くだけでブログシステムを構築できます。

Hugo公式サイト

石倉:「Hugoには、さまざまなテーマも用意されています」

Hugoテーマ

静的サイトとは、ユーザーがアクセスする前に、予めページを用意しておく仕組みでページを表示するサイトのことです。

石倉:「静的サイトは基本的にHTML、CSS、JavaScriptだけでできています」

石倉:「シンプルなサイトを作りたいという要望に、静的サイトはとても有効です」

静的サイトのメリットは以下の通りです。

  • システムがないので、レスポンスが非常に高速
  • セキュリティが堅牢
  • 運用が簡単


CircleCIとHugoを使って静的ブログを作ってみる

まず、以下の3つを完了させる必要があります。

  • GitHubへのユーザ登録(GitHub
  • CircleCIへのユーザ登録(CircleCI
  • hugoコマンドをローカルにインストール(Macの場合)

その後の手順は以下の通りです。

  1. CircleCI × Hugoのテンプレートリポジトリをフォーク(あるソフトウェアパッケージのソースコードから分岐して、別の独立したソフトウェアを開発すること)して、devブランチをデフォルトブランチに変更してクローンする
  2. フォークしたリポジトリにて、GitHub Pagesのブランチ設定を行う(githubpageの設定をする)
  3. CircleCI側でフォークしたリポジトリを監視するように設定する(CircleCIの設定をする)
  4. デプロイキーをWrite権限ありのものに変更する
  5. Hugo Themesから好きなテーマを選択し、submoduleとして追加する
  6. テーマに合わせてconfig.tomlを書き換える
  7. GitHub(リモートリポジトリ)のdevブランチにpushする

石倉:「最後に、Circle CIがhugoコマンドによってソースを作り、できたソースをmasterブランチにpushしてくれるので、静的ブログが完成します」


CircleCIとHugoで静的ブログを作成してみた所感

石倉さんは、CircleCIとHugoで静的ブログを作成すると、シンプルで導入コストも少ないと述べました。

石倉:「定型作業の自動化は、作業効率アップだけでなく人的ミスのリスクを減らせます」

石倉:「また、CircleCIは仮想マシン1台実行なら無料なところも魅力ですね」

勉強会後はオードブルで乾杯!

勉強会が終わると、みなさんお待ちかねの立食会です! 各々お好きなお酒やソフトドリンクを持ち、乾杯です! お酒を片手に職種関係なく、意見交換のできる貴重な場となりました!

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