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「情報発信」を極め、会社全体にスキルを還元したい - 編集者・黒木 鈴華

株式会社GIGの社員に、入社前のキャリアから入社後の仕事、これからの未来を聞いていくメンバーインタビュー。第65回は、編集者の黒木 鈴華さんにお話を伺いました。

黒木 鈴華(くろぎ すずか):メディア事業部 マーケティングメディアチーム マネージャー。1996年生まれの早稲田大学社会科学部卒。学生時代よりライターとしてコンテンツSEOに携わる。新卒入社から数社を経験した現在に至るまで一貫してコンテンツディレクターとしてオウンドメディア運用支援に従事。前職では役員就任も経験。

さまざまな会社でメディアの運用・改善に携わり、会社役員からGIG社員に転身

―GIG入社までの経歴を教えてください。

学生時代からコンテンツ制作に携わっていて、最初は長期インターン先でWebライターとして取材や執筆を経験しました。当時は200本くらい記事を書いた記憶があります。

就活でもライター経験を活かしてメディア運用に従事したかったんですが、「ライター・編集職」の募集が少なく、まずはWeb制作会社にWebディレクターとして就職しました。Web制作・運用全般を担当するなかで、コンテンツ制作経験を活かせる場面もあると思ったからです。

ですが、「情報発信を通して人々の適切な意思決定を支えたい」という思いが実現できないもどかしさや社風とのギャップから、すぐに退職しました。その後に就職した何社かでは、希望通りコンテンツ制作やオウンドメディアの運用支援にガッツリ携われたものの、働き方が過酷すぎて体調を崩したり、結果を出しても社内評価が辛かったりと、なかなか思い通りにはいかなかったですね。

―過去には、会社役員をされていたとも聞きました。

会社役員を経験したのは、新卒入社から4社目の企業です。会社役員として既存ビジネスモデルの見直しやアップセル向けの新規サービスの開発なども担ったものの、実質的にはコンテンツ制作領域の責任者と人事(新卒採用の面接や育成プログラム立案など)の実務を担当するプレイヤー的な要素が強かったです。

役員の業務も経験したことで、やはり自分はしっかり編集スキルを生かしたプレイヤーとして現場で働くことの方が、適性を最大限発揮できて利益創出に寄与できると確信したため、もう一度プレイヤーとして転職しようと決めました。

―中途での編集者募集は少なくありませんが、GIGを選んだ理由は何でしたか?

じつは、学生時代にライターとしてGIGが運営するオウンドメディア『Workship MAGAZINE』で記事執筆をした経験があるんです。そのとき、納品記事に「たいへん分かりやすい記事で、永久保存版ですよ!」と素敵なフィードバックをいただきました。

その後、自分がコンテンツ制作に携わるなかで、これだけフィードバックを丁寧に行っていた会社はGIGだけだったと気づいたんです。転職を考えたときにそのことを思い出し、一つひとつのコンテンツを大切にしているGIGへの入社を決めました。

メディアの戦略立案から担当し、実務と指導の両面で組織に貢献

―現在担当している業務について教えてください。

現在は、GIGが提供するコンテンツ管理システム『LeadGrid』のリード獲得を目的としたメディア『LeadGrid BLOG』の編集長をしています。具体的な編集長の業務は、キーワード戦略の立案から記事制作のディレクション、リード獲得のためのホワイトペーパーや動画施策の制作ディレクションなど幅広いです。

インハウスの編集業務は、誰かに言われたタスクを淡々とこなすのではなく、事業部の目標を達成するためにやるべきことを自分で決めて、そのまま施策実行まで一貫して担当するケースが多いです。だからこそ、現状を踏まえて試行錯誤を重ね、それによって成果が出たときは、達成感がありますね。

―前職では新卒社員への指導も行っていたとのことですが、そういった経験が活きる場面はありますか?

先ほども話したように、GIGはフィードバックが丁寧な会社です。私も「記事が納品されて終わり」にはしたくなく、業務委託ライターさんに継続的なフィードバックをすることで、原稿の質を少しずつ改善し、ライターさん自身のスキルアップにつなげる場面などで役立っています。

また、経験の浅い編集者が入社したときには、業務や記事執筆・編集のサポート、指導などを実施しています。たとえ自分がやった方が早い業務であっても積極的に任せ、フィードバックをすることで施策の再現性と即戦力育成の両立を図っています。今後も新卒社員の配属や異業種からの転職が増えた際に、経験を活かせる場面は多そうです。

―過去の経験がいまに繋がっているんですね。一方、もしGIGに入社して感じている課題があれば教えてください。

課題としては、担当メディアのコンバージョンが伸び悩んでいる点があります。目標が高く設定されている側面はあるものの、なかなか目標を達成できていないのは事実です。

要因を分析すると、これまではコンテンツの拡充やリライトに注力しておりコンバージョン獲得の施策にまで手が回っていなかったことと、自身がコンバージョン改善に本格的に関わった経験が少なく、日々模索しながら対応にあたっているためです。

「CV導線の見直し」「記事執筆以外の施策」など考えることは多く、大変な部分があるのも事実ですが、「編集者」にとどまらず「Webマーケター」としての引き出しを増やすために必要な過程という自覚もあります。社内には業務委託の方を含めて有識者が多く、分からないことは質問しながら学べる環境があります。そんな環境でのチャレンジは充実していますね。

“適度な意識の高さ”が魅力で、労務管理もしっかりしている

―多くの会社に所属されてきた黒木さんから見て、GIGはどんな会社だと思いますか?

若いメンバーが多い会社ですが、仕事に目的意識を持っている人が多いと思います。会社での業務を通じていろいろなものを盗んでやろう、という気概を感じる人もいます。その野心が、仕事の遂行と自己実現に良い影響を与えているんじゃないでしょうか。

でも、だからといって社内がギスギスしていたり、変に気取った人がいないのもいいですね。馴れ合い過ぎず、かといってドライすぎないというか。あと、地味ですが「Slackの返信をしっかりする」「指示待ちにならない」といった社会人の当たり前が実践されているのも助かります。意外とできてない会社は多いので(笑)

―GIGの働き方や制度面についてはどうですか?

この規模の会社だと、そういった制度は整っていないのが当たり前なんです。問題が起きてから場当たり的に対応したり、リソースを考えず案件を取るだけ取って社員が消耗していったり……。

でも、GIGは社員だけでなくプロフェッショナルな業務委託のメンバーや、長期インターン生にも適切に仕事が割り振られています。結果、どうしてもブラックになりがちな業界ながら過度な残業がなく、おかげさまで帰宅後に趣味のゲームをする時間もしっかり確保できてます!

―これからGIGで挑戦したいことや、人生の目標などがあれば教えてください。

正直、この問題については最近ずっと考えてます。まだ明確な目標があるわけではないんですけど、いわゆる「ゼネラリスト」ではなく、何かに特化した「スペシャリスト」型の人材になりたいと思ってます。

とはいえ、自分だけがスキルアップすればいいわけではないとも感じていて。今後メディア事業部の規模が大きくなり、新卒や未経験の方がたくさん入ってくる状況に備えて、OJTなどの教育・育成制度も整えていきたいです。

―情報発信を極めつつ、スキルを還元していきたいという思いもあるんですね。

そうです! いまはメディア事業部のなかで働く機会が多いですけど、将来的には部署を横断してさまざまなプロジェクトにかかわりたいと思っています。

クライアントワーク出身のインハウス編集者だからこそ、社内での橋渡しや協業もできるんじゃないかなと考えています。情報発信スキルを軸に新たな取り組みの推進力になりたいし、会社全体にスキルを還元していきたいです。

GIGでは、一緒にGoodなセカイを創っていくメンバーを募集しています!

現在GIGでは、編集者を始めとした各ポジションでメンバー募集を積極的におこなっています。

「一緒に仕事がしてみたい!」という方。Good is goodな世界を目指して、ぜひ一緒にたくさんの挑戦をしていきましょう。

(この記事はGIG BLOGからの転載です)

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