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50代で事業会社からDXコンサルタントへ――強みはユーザー目線【デジタル活用に強いマチュア人材による社員座談会②】

GLナビゲーションでDXコンサルタントとして活躍する50代の社員に話を聞く「マチュア世代のDX社員座談会」シリーズ第2弾。今回は事業会社出身の3名にこれまでの経験やキャリアがDXコンサルタントとしてどのように活きているのか、働く楽しさについて話を聞きました。(聞き手:GLナビゲーション代表取締役・神田、広報・鈴木)

※本インタビューは2023年1月6日に実施されました

【デジタル活用に強いマチュア人材による社員座談会:第1弾】
50代でSIerや情報システム会社からDXコンサルタントへ――過去の実務経験が活きる瞬間

##事業会社で豊富な経験を積んできた50代社員3名のキャリア

――(神田)これまでの経験やキャリア、現在の仕事内容を教えてください。

Nさん:大学卒業後は総合商社に入社しました。当時使用していたシステムがあまりにも使いづらく、会社にシステム変更の希望を届け出たのですが、大企業のため中々聞き入れてもらえず、転職して日系のメーカー系のIT業界に入社しました。そこからSEとしてプログラマーから始まり、コンサルの経験を積むようになりました。

コンサルに関わるようになったのは、当時社内にコンサルティングを実行する人間がおらず、上司からお客様の課題をヒアリングして、解決するよう命じられたことがきっかけです。私が付いていたコンサルのメンターが現場に行ってお客様と食事をしてお風呂に入り、寝泊まりして……という人間だったため、現場に入って課題を解決するのが当たり前でした。今でも大きな経験として、日々の業務に活きています。

例えばコンサルタントは改善点の指摘はしますが、現場からするとすぐに改善できないから現状の形になっていることも多いんです。私のメンターは代替案とセットでダメ出しをおこなっていました。コンサルのスタイルとしては、上から目線ではなく、足りている箇所と足りていない箇所を明確にした後、不足部分の代替案を提示して、お客様自身に実行してもらうことを心がけています。

【Nさんのプロフィール】
大手商社での社内システムの運用をきっかけとして、IT業界に転職。大手SIerでのITコンサルタントをきっかけとしてPMOに20年以上携わる。PMOとして、CMMI、PMBOK、A-Spice等に従い、課題管理、リスク管理などのプロジェクト管理を行なっている。
北米、北欧などの海外営業や、オフショア開発などの通常とは異なる条件下での調整を行なっていた。その他、プリセールスとして10年携わりながら、展示会での説明員やセミナー講師など初対面の顧客との対応も行なう。
現在は大手損保会社にて損害保険システムPMOとして参画中。

Mさん:新卒で精密機器を手掛ける国内大手電機メーカーに入社しました。プリンターやスキャナー、プロジェクターといった情報機器関連の購買生産管理、物流、海外営業、事業戦略等を各6年ずつ経験しました。海外ではシンガポールを中心としたアジアパシフィックのサプライチェーンの構築がメイン業務でした。具体的には、当時は物流網が全く出来上がっていなかったため、SAPを導入して在庫を減らし、お客様にオンタイムで届けるためのトータルサプライチェーンを構築するプロジェクトです。

世界でも大手のIT企業さんと一緒にインドネシアやタイ、マレーシア、フィリピン、中国等々、全15カ国ほどを周りシステムを構築しました。海外でシステム導入とオペレーションの両業務を経験したことが、今のコンサル業務に活きています。こうした経験が生かせる仕事を探していたところ、GLナビゲーションと御縁があり入社を決めました。一番大変だったのはインドのプロジェクトで、苦労した経験や失敗も多いので、そういった経験を生かしたいと考えています。

【Mさんのプロフィール】
国内大手電機メーカー部にて、営業・購買・生産管理・事業企画・事業戦略などを担当。シンガポールとフィリピンに計7年間赴任し、国際SCM/セールスの責任者としてアジアPacやインド・欧州エリアを管轄する。
外資系メーカー(産業系Cameraメーカー)の営業部長として、中国を含むAsiaエリアのセールス企画と販売管理を担当。
現在はD365システム移行プロジェクトにコンサルタントとして従事。

Hさん:私はコンサルの経験があるわけではなく、現場業務を経験してきました。そのかたわら、業務のちょっとした不便を解消するために様々なシステム導入をおこなってきました。そのなかでRPAに関わることになり、他にも自分でVBAを使ってEUCを開発したり、納品物に対するレビュー等もおこなってきました。

自身の強みは「ユーザー目線」の経験が豊富な点です。自ら手を動かし、システムを導入する際の現場の業務解像度の高さは今の業務でも役立っています。

【Hさんのプロフィール】
新卒入社した大手金融機関では健康管理システム(パッケージ)導入のPMOを担当。人事部門へ異動後は、17年に渡り、実務を担当しながら、EUC設計・開発・運用、SaaS・RPA導入等を実施。労務・派遣管理・人員管理・eラーニング・PCスキル研修等を担当。
得意分野は、社内業務の効率化(ツール活用:Excel・PowerQuery・Access・VBA・SQL、RPA(UiPath))。その他統計・機械学習・分析等を学んでおり、BIツール(Tableau)・R・Pythonを自学。

##GLナビゲーションの入社理由「スキルが身につく、手を挙げれば挑戦できる」

――(神田)皆さん豊富なキャリアを歩まれてきましたね。そうしたなか、なぜGLナビゲーションに入社したのでしょうか?

Mさん:GLナビゲーションには様々な取引先があり、自分がチャレンジしたいと思える仕事に出会えると思ったことが一番の理由です。前職を退職する際、当時在籍していた会社のセカンドキャリア制度を使いました。そのときに考えていたことが、「会社に頼らず、とにかく自分で生きていけるスキルを身につける」ということでした。

Hさん:前職に在籍していた当時から、機械学習を学ぶために中学数学から勉強を学び直したり、技術を身につけるためにVBAやRPAを学び始めたりしていました。ただ、新しいことを身につけるには会社ではチャンスが少なく、GLナビゲーションであれば良さそうだと感じたことが大きな理由です。例えば直近だと、社内で業務を効率化するGASのPJTに手を挙げたのですが、そうした環境が非常に楽しいと思っています。

Nさん:私はGLナビゲーションと最初に出会ってから入社するまでに他社を経験する等、紆余曲折を経て1年半掛かりました。決め手はコンサルと営業の両方を経験したいという希望が叶いそうだったことです。あとは、GLナビゲーションの社員の方と話すなかで、この会社を応援したいという気持ちが芽生えたからです。一緒に会社を盛り上げたら楽しそうだなと思いました。

##今後のキャリアイメージ「ITスキル、語学力の強化」

――(鈴木)今後のキャリアイメージ、キャリアプランについて教えてください。

Hさん:今はRPAに関わっておりますが、BIツールや機械学習を使いこなせるようになって活躍の領域を広げていきたいです。あと直近だとお正月休みにSalesforceのeラーニングを始めました。「リスキリング」なんて言葉が流行っていますが、どんどん自身をアップデートしていきたいです。

Nさん:IT技術というよりは、コンサル寄りのコミュニケーション力を磨いていきたいです。具体的には、同じシステムを導入するとしても、アメリカ、インド、韓国、中国と国が変わればコミュニケーションも変えていく必要があります。国ごとに導入時に必要なノウハウを提示できるようなコミュニケーションを研究していきたいです。

Mさん:今はシステム導入の勉強をしてるので、足元ではMicrosoft Dynamics 365やMicrosoft Power BI、SAPなどのITツールの勉強をしたいと考えています。

それからNさんとも少し被りますが、システム導入ならマレーシア人、コンサルならインド人と仕事をする事が多いため、各国別に通用する語学力を身につけたいです。同じ単語でも国が異なると発音が全く異なって聞こえるので、そういった違いを楽しみながら、現地の方とコミュニケーションを取っていけるようになりたいです。

私のプライベートの趣味である音楽はコミュニケーションを取る際に言葉が要りません。業務内容はシステム関連やプロジェクトの仕事ですが、各国の言葉を通じてコミュニケーションをとっていくこと自体が私は好きなのでそういう機会を増やしていきたいですね。自分が好きな仕事で起業したいという夢を持っています。

――(鈴木)Mさんの夢の話が素敵ですね。せっかくなので、HさんとNさんの夢も聞かせてください。

Hさん:大それた夢はありませんが、やっぱり人の役に立ち続けたいです。あと好きな現代アート鑑賞やライブを楽しみつつ、仕事関連だとブログやUdemyなどの教育系に関するコンテンツを発信して世の中の役に立ちつつ、ちょっとしたお小遣いが入るようなことをしたいです。

Nさん:プライベートの夢になりますが、大きなホールで自分が作詞作曲した曲を演奏したいです。あともう一つは映画も好きで、昔俳優の駆け出しをちょっとだけやっていたので、シニア俳優として映画に出てみたいです。私は目立ちたがり屋なので、人前に出てキャーキャー騒がれるのが好きなんです(笑)。


##GLナビゲーションに向く人「柔軟性、挑戦マインド、能動的」

――(鈴木)続いて、今後GLナビゲーションをどのように成長させたいですか?

Nさん:時代の変化と共に成長する組織にしていきたいです。GLナビゲーションの現時点での組織の在り方と2年後の在り方が全く異なるようなイメージです。お客様が驚くくらいに進化する必要があると思っています。社員全員、現場コンサルタント全員がそれを考えている必要があります。他の会社のコンサルタントとは何か違う視点で見られるような会社にしたいです。

Mさん:喫緊の課題としては、組織を固めていくことです。そういった意味でお客様のDXコンサルをしつつ、社内の労務面にも関わっていきたいです。会社が成長して仕事が増えれば、その分、管理業務や各部署のコミュニケーション調整業務なども必要になってくると思います。

Hさん:会社が急拡大する過程でみんなの知恵を出し合える環境を作りたいです。例えば社内のコミュニケーションツールとして掲示板的なものを作っても、今は誰も働きかける人がいません。そうなると使われずに人知れず無くなってしまいます。

私は相当おせっかいな性格なので、実はもっとこう変えれば上手くいくのにと心のなかで考えている人の力を借りられるような仕組みを作っていきたいと考えています。

――(鈴木)社内掲示板いいですね。最後に、どのような人がGLナビゲーションに向いてると思いますか?Mさんは実際に毎日オフィスでのコンサルワークですが、なにか気が付いた点等はございますか?

Mさん:出社していると、営業の方たちがかなりの勢いで営業してると思いました。自分のタイミングで、自分がステップアップできるような参画したいプロジェクトを選べるのもその営業メンバーがいるからなのだと実感しました。そう考えると、プロジェクトの変化、仕事をする相手の変化、外部環境の変化に柔軟に合わせることができる人がGLに向いている人だと思います。

Hさん:少し被りますがコンサル系の経験がなくても、新しいことにチャレンジする気持ちが強い人ですね。今だと「よし、リスキリングするか!」と行動できる人です。

Nさん:確かに能動的な人が向いていますね。「私、これが良いと思ったので実際にやってみました!どうですか?」みたいな、荒削りでも良いから行動できるような人が向いているんじゃないかと思います。

――(鈴木)皆さん、ありがとうございました!

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