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登録者数10万人突破!今、急成長中のサービス「CareerMap」について聞いてみた

こんにちは!グッドニュース採用担当です。本日は「CareerMap」について弊社の代表にインタビューしてみました。「CareerMap誕生の経緯」「CareerMapの社会的な意義」「CareerMapのこれから」について尋ねてきましたので、最後までご覧いただけると嬉しいです!

まずは、なぜ自社プロダクトを創ろうと思ったのですか?

CareerMapを創る以前は、TownWorkやDODAといった求人サイトにご掲載いただく正社員やアルバイト募集の広告制作が主力事業でした。求人広告が好きな仲間が集まってくれて、事業はそれなりに成長していました。ただ、代理店という事業は版元への依存度が高く、サービスの独自性を分かりやすく顧客に伝えることが非常に難しいものでした。

私は、「秀吉会」という様々な業界で活躍する経営者が自身の持つ志をぶつけ合って高め合うハードボイルドなコミュニティに参加しているのですが、多くの経営者と事業について語り合う中で、代理店という事業だけでは「仲間の人生を豊かにする。」というコミットメントを達成し続けることに限界を感じたことがきっかけです。


社員のみなさんの今後を考えられたことがキッカケだったのですね。CareerMap誕生の経緯を教えてください。

他社に依存しない、自社の名前を冠したサービスを創ろうと思って「理念の実現に貢献できるサービスかどうか」「お客様にとって大きな価値があるかどうか」「自分たちがずっと続けたいと思えるかどうか」といった観点で20個以上のプロダクトを考えてみましたが、どれもしっくりこない印象でした。

そのような中で、私にヒントを与えてくださったのは当時のお客様でした。「専門技術職の採用が年々難しくなっていて、本当は専門学校を卒業する新卒を採用したいんだけれど、このままでは高校生を採用して自社で育成するようなことを考えなければならないかも知れない…。」

縁というのは不思議なもので、同じタイミングで当社の相談役として創業時から見守ってくださっていた杉浦さんから専門学校関係者の方をご紹介いただき、18歳人口が減少する中で多くの専門学校が学生募集で苦労されていることを知ったのです。

建設、IT技術者、調理、美容、看護、介護などの専門職採用をお考えの中小企業は、その大半が将来を担う若者の採用難に苦しんでおられます。私たちの手で、日本の未来に必要不可欠なポジションにも関わらず、それらの職業に就こうとする学生が増えないという社会問題を解決できるプロダクトを創ろうと考えて開発に着手したのが「CareerMap」です。


その社会問題を解決する上で、どのような課題があったのですか?

まず、私たちが着目したのは「専門学校」と「企業」のコミュニケーションにすれ違いが起きていることでした。双方に、「採用したい企業がこれだけ多くあるにも関わらず、その職業に就きたいと思う学生が増えないのでしょうか?」と尋ねると全く違う答えが返ってくるのです。

専門学校からは、「企業の職場環境が悪く離職率が高いこと。」という答えが。一方で企業からは、「学校の職業教育が現場と合っていないから離職率が高いこと。」という回答が最も多いものでした。就業後の離職率が高いという課題の認識は同じですが、どちらもその理由は相手方にあるとのことでした。

ただお互いが本音を言ってしまうと、専門学校にとっては学校に届く求人が減るのではないかという懸念が、企業にとっては学生を紹介してもらえなくなるのではないかという心配があって、課題が解決されないままこれまで残されてしまったのだと思っています。


難しい課題ですね。「CareerMap」でどのように解決しようと考えたのですか?

専門学校も企業も「将来、業界で活躍する人物を育成したい。」という想いは同じなので、CareerMapには、より相互理解が深まるような3つの仕組みを創りました。

1つ目は、求人票のDXによって企業が専門学校へタイムリーに詳細な情報を届けることができる仕組みです。専門学校は企業から届く求人情報をスピーディに検索し、不明な点があれば企業へチャットで質問をすることができます。その質問/回答履歴が、求人情報や学校からのアドバイスと合わせて学生に届くので、就職後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

2つ目は、求職票のDXによって専門学校が学生の学習履歴(ポートフォリオ)や自己PRなどを企業へ開示できる仕組みです。企業は面接時の参考にするだけでなく、専門学校ごとにどのような授業が行われているのかを知ることが出来るようにもなります。就業後は、自身が携わった仕事のポートフォリオを登録して、逆に母校へ具体的な業務内容を伝えることも叶うようになりました。

3つ目は、専門学校における職業学習の機会を企業が提供できる仕組みです。専門学校は工業、医療、衛生、商業実務、服飾・家政、教育・社会福祉、農業、文化・教養といった8つの分野に分かれていて、それぞれで専門的な職業に関する教育機会を提供されているのですが、就職先によっては非常にニッチな事業を営んでおられる会社もあります。専門学校ではカバーできない領域の教育を企業からの情報発信によって提供しようとするものです。


素晴らしい仕組みだと思うのですが、マネタイズはどうされたのですか?

CareerMapを導入いただいたすべての専門学校に、職業教育や就職指導、また卒業生のフォローに欠かせないツールとして毎年ご予算をいただいています。教職員の皆様とともに、CareerMapを活用した中途退学率や早期離職率の改善に取り組んでいて、既に目に見える成果も生まれています。

それだけではなく、企業からの協賛も募っています。企業は無料でCareerMapをご利用いただけるのですが、私たちの理念に共感いただき、協賛してくださった企業様には採用活動に効果的な特典をご用意しています。さらにこの輪を広げていきたいですね。


クラファンのようなスキームですね。協賛企業はスグに集まりましたか?

サービスを立ち上げた最初の頃は大変でした。でも、阪急阪神グループ様が日本の職業教育に貢献できるならと手を挙げてくださって、それからは規模を問わず多くの企業がCareerMapへの協賛を検討してくださるようになりました。事業化を図る中で、経済産業省の産官学が連携してこれまでになかった新たな価値を創る「新連携」という認定をいただいたことも大きかったと思います。

ただ、反省すべきことも多々ありました。当時、まだ美容専門学校の導入が3校しかなかった時に、多くの美容室のオーナー様から協賛をいただいてしまったのです。「よい仕組みだから、きっと導入する専門学校は一気に増えるよ!」「このツールを導入しない学校なんて無いんじゃない?」そんな美容室からの期待に私たちは応えることが出来ませんでした。

DXといった言葉も無かった時代、求人倍率が学生にとって圧倒的に有利な状況において就職を希望する学生の就職率は100%近いものでした。それなら、わざわざ新しいツールを使う必要は無いと多くの専門学校で良いお返事がいただけなかったのです。建設業界や飲食業界においては順調に専門学校への導入が進み、協賛いただく企業も増えていった一方で、美容業界の協賛企業の皆様にはCareerMapの特典によるメリットをお届けすることが出来ず、とても心苦しい思いをしました。

まだ美容業界の皆様には当時のご恩をお返しできていないので、近い将来には必ずお役に立てるようにしたいと思っています。


CareerMapが、将来社会や建設、飲食、美容といった業界に貢献できる部分について教えてください。

そうですね。これは、CareerMapという事業というよりもグッドニュースという会社が主語になると思うのですが、私たちはCareerMapを創ることによって専門学校と企業のコミュニケーションにイノベーションを起こすことが出来ました。

今後は、この繋がりを活かしてリスキリングやリカレントといった社会人の方々への学習機会を専門学校の先生方と一緒に創っていきたいと考えています。建設 × ITや、飲食 × 医療といった分野を超えた学びは人生をより豊かにしてくれると思いますし、学生と社会人が年齢という壁を超えてともに学ぶ機会を創ることで、必ず新たな発見や可能性が生まれることにもワクワクします。

また、現時点(2022年9月)では東京と大阪を中心に専門学校生の10%にご利用いただいているだけですので、これからは全国にこのサービスを広げていきます。専門学校の卒業生は大学生と比べて地元への就職率が高いので、専門学校は地域の雇用を支えるという大切な役割を担っておられます。私たちが、CareerMapを全国に広げていくことできっと地方創生にも貢献できるはずです。

学生一人ひとりが自身の持つ可能性を存分に発揮することができる環境を、これからも専門学校や専門職大学の先生方とともに創っていきます!


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